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08/31/2013 Woman 第9話
ちゃんと反省して償うとしたら、ズバッと言うけどさ、アレよね^^;
夏休みも明日までの小学生の心境ですわ。

この宿題を終えないと出かけられないって~(笑

小春(満島ひかり)は数日間入院することに。
その間、紗千(田中裕子)が望海(鈴木梨央)と
陸(髙橋來)の面倒を見る。子供たちと過ごすうち、
望海の姿に子供のころの小春を重ねる紗千。
彼女は、小春と骨髄が適合するかを調べる検査を受けるために病院へ向かう。
一方、健太郎(小林薫)は紗千から、
小春の病気のことや栞(二階堂ふみ)が信(小栗旬)の死と
深く関わっていることを聞かされた。
そして、ある決意を胸に、家を出ていった栞のもとを訪ねる…。



坂元さんのドラマが好きな人って空想癖の子供時代を過ごしてたって身に覚えありません?

望海ちゃん語録だけでも十分楽しめますし、

更に小春の子供時代のエピも出てくると

忘れていたあのころがよみがえってきますね。


今週は入院した小春に代わって、紗千が遊園地に連れて行ってくれました。

その前に恐竜展を見たようです。

39000年前のユカちゃんという冷凍マンモスが気に入った子供たち。

陸がママに見せたいと連れ帰りたそうにすると、すかさず望海が

このユカちゃんはみんなのアイドルだから、ダメなのとお姉さんぶりを発揮。

マンモスのどこがいいのかよくわからないけれど

ドラえもんの技を使ったかのように時空を超えて

大昔の時代と対話できるのがマジックですよね~。



遊園地で、ハンバーガーをほおばる陸がほげ~っと溶けそうなくらいかわいい~~。

この子供たちをキャスティングした人は本当にナイスよ!

とにかく癒されますね~。

紗千が望海に観覧車は乗らなくていいのかと聞くと、

好きなことは一日一個でいいから、乗らないというのです。

「今日は冷凍マンモスのことだけを考えていたいの」

逆に名残惜しそうに観覧車を見る紗千に乗りたかったかと聞く望海でした。

ふふっと笑う紗千です。

こんな大人びたことを言う望海に

小春そっくりだと相好を崩してしまいます。


紗千が小春の小学生になったばかりのエピを披露してくれました。

入学して3週間で教科書を捨ててきたというのに仰天しますが

それは面白くない読み物だったから。

怖いウーギークックじゃないからまだいいかと思いきや

味気なさと言ったら教科書の右に出るものはないもんね。

賛同しちゃう子供たちは多いはず。

学校もつまらないから世界のどこかにいるもう一人の自分と交代してもらうと

探しに行くと言い出したとか。

めっちゃ興奮しちゃいましたわ。

ココにいるのは自分じゃない自分とか似たようなことをいつも考えていたアタシなわけで

逃避を空想で慰めていたような気がしないでもないですね。

お母さんダメだねと笑う望海は大人びた子。


そんな感じで子供の視線の楽しさとか、不思議な感覚を忘れずに描いている坂元先生は

もしかしたら絵本作家なども才能発揮して売れっ子になりそうです。



病院の澤村先生(高橋一生)と担当じゃない他の先生との対比も面白かった。

そっけない事務的な医者と違い、

なぜ澤村先生はあんなに患者さんに寄り添うことができるのかと思ったら

過去に奥さんを白血病で亡くしていたからでした。

患者側に立ったことがあると言う点で悲しい経験をしたということを

ちゃんと医業にいかしてるわけです。

この先生なら辛い治療もがんばってみようかなと思わせるものが医者としては必要ですからね。


本当なら(入院は)3日だけど2日にサービスしてあげる・・

趣味はなに?と聞いて読書ときいたらすかさず、

同僚の誰だったかのデスクに積読本がたんまりあるからさと

笑いを入れながら明るく時間をつぶせるようにしているのですね。

そういえば紗千が健太郎に持たせた文庫本にはもう一つの趣味だった将棋のタイトルが入っていました。

元夫もつまり小春の父が将棋をしたわけで小春の好きなものを知ってる母の技ですかね。



そして紗千は適合検査を受け、合わないことを宣告され、

事情を知らない健太郎にはこれまでの栞とのことも詳しく話し・・・

ストーリーはラストシーンへと運びます。


健太郎は別名ナマケモノさんという、人がいい優しいお父さん。

あまり売れてないテーラーさんですが、

紗千を幸せの世界に連れてきてくれただけでも救世主のようです。

こんなお父さんがいるのに栞のような子に育つのはなぜでしょう?

犯罪が起きると親の育て方とか環境とかが重視される場合もあるわけですが

大方は親と子は別物というまさにその通りなんですよね。


栞は一面では繊細でまじめで傷つきやすいからいじめに遭ってたというクラスメート評がありました。

しかし、真希のまえでは、親の監視(?)から逃れられたということを言ってたわけです。


この二面性は異常かというと、別に普通じゃないでしょうか。

人間は一面じゃないですし、単純な人なんてまずいません。

優しいいい人だったり腹黒く計算高かったりいろんな面があるのは当たり前。

だからといって見た目からして不気味な栞をいい子だと手放しではかわいがれませんが。

すべてを知った健太郎は栞の良心に訴えようとしてビリーブの曲を持たせたりしますが

川に投げるという健太郎の知らない一面を発揮した栞でした。

償うということ、謝罪すると言うことを訴えても響かず関係ない話をする栞です。

脳の底では認めていても人には覗かせない部分なのかもしれません。

だけれど、見える部分しか人には伝わりませんからね。

どんなに心で懺悔していようと態度に見えなければただの無法者。

まだ栞を慮っていた視聴者をも敵に回したという瞬間でした。

こんなモンスター栞を見た後でも、

一生懸命に人の道を説く健太郎は池に落ちてしまいました。


***

家を売って小春に渡すと言ってた健太郎です。

凄く現実的な考えができることにまず驚いてしまいました。

だって今現在、健太郎は仕事をしないで紗千の稼ぎで食べてますから。

それならもっと早く外に勤めるような夫でも良かったのよね。

まあ、このお父さんがいたから小春も望海も陸も植杉家に入り易かったという

中和材みたいなクッション的役割では大活躍でしたけど。

そういう点では紗千は前夫もモノ書きを目指していたので

経済的に支えていたのでしたよね。

人間のタイプは逆でも同じような生活を選ぶというのが紗千の性なんでしょうか。

でも紗千は健太郎がいてくれて幸せなのは間違いないのです。

そして健太郎がいるからこそ植杉家は回ってるのも道理なのです。

予告では健太郎は救急車にのせられていましたが大丈夫よね?・・ね?



今週、目を引いたのは生活保護の申請が通らなかった件。

役所の砂川が申請者は80歳の母親の誕生日の花を買っただけと言ってました。

一方、近所の人の通報があったから(見せしめのように申請をカットした)という上司でした。

いきなりキレて花瓶の花をぶちまけた砂川でした。

生活保護って買ってはいけないものがあるんですね。

保護を受ける以上、生活に直結したものとかいうんでしょうか?

そういえば冷房がダメと言われてはずされた女性が体調くずした話もありましたもんね。

あれには驚きました。

受け取る金額にもよるけれど、自分の裁量でいいんじゃないでしょうか。

どうにもやりきれない話でした。


そして今週の母子。

あやとりをしたり、一緒に豆をむいたり。

長い間できなかったことをした紗千と小春。

初めて二人は心から向き合い対決をします。

きっかけは望海ちゃんに教えたもう一人の自分のエピですが、

小春は今はそんな人がいないのはわかってると慟哭です。

母も栞も許せない。

そんな母を頼らなければならない自分がもっと許せない。

星になんて絶対になりたくない。

助けてほしいと

母の肩をたたきながら二人は抱き合い泣くのでした。(号泣)

こんな小春に望海は何かを感じ、

お母さん、病気なの?と不安そうに聞いてきました。

勘のいいこの子をごまかさずに話せるでしょうか?


命の重大さを見てようやく雪解けのような和解をした母娘。

あとは健太郎の容体に安心させてもらい、

そして栞のアレを期待・・ですね。




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