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あんなことやこんなことのてんこ盛り~な今週話。
第6回「抱擁」

総合 2013年10月8日(火)よる10時放送
【再放送】総合 2013年10月15日(火)午前1時25分放送(月曜深夜)


仁志(斎藤工)との思いが通じたパーティーの翌朝、黎(井川遥)は何も告げずに仁志のもとを去る。黎は、一成(藤本隆宏)には、見知らぬ人と関係を持ったと嘘をつき、家を出て行く。仁志と一成は、それぞれに黎を探そうとするが見つけられない。一方、菜々美(梅舟惟永)は、黎と澁澤家の男性たちとの関係をモデルとした小説を新聞に連載。霞ヶ関で大きな話題を呼ぶ。ようやく、一成は黎を見つけ出すが、そのとき仁志も・・・。


パーティ会場から二人で逃げた夜、

仁志と黎は成り行きに任せた展開となりました。

で、朝、お坊ちゃまが気づいたらとっくに黎は消えていました。

仁志と一緒にパーティを抜け出た時はサンダルだけ持っていたようですが

いつのまにかタクシーに乗れるぐらいの準備はできていたみたい^^;


ゴールドの片方のサンダルを仁志のマンションに残したまま一旦、家に戻り

ひたすら待っていた夫に「身も心も裏切った」と、荷物を持って家を出たのでした。

追う仁志ですがとうとう黎には会えず、二人の前からこつ然と姿を消した黎です。



相手の男は誰だと問われたとき誰とは言わなかった黎ですが、

自分はお金や地位も名誉も縁がなかったし、貧乏も平気だということで

知らない誰かを印象づけます。

なぜこれまで嫉妬し続けた息子だと思わないのか不思議なお父さん。

いや、そこだけは信じたいのか。

自分はだらしない女なのだとしおらしく謝り出て行ったのでした。

こんなふうに誰もを傷つけるなら、もっと早く家を出たらよかったのに。

夢をみさせてもらったと言う通り、

いい家の奥さんでいる自分を演出したかったのでしょうか。

ていうか、黎自身が自分のことでこういう展開になることを予想もしてなかったってことですか。

なんとなく同情してしまうけれど、良識を重んじる家庭に嫁いだ以上

もう少し覚悟が必要だったのではとやはり苦言がでてしまいます。

コチラ一成のところへもゴールドのサンダルを片方残していた黎でした。

関係した男の元にサンダル片方ずつって童話ですか。

澁澤家には一年暮らしたのでした。


駅のホームには一成の元愛人の尾中(菊池桃子)がいましたが二人並ぶと綺麗どころの対比が面白い。

尾中の方が見た感じは清楚だし「奥さん」だったら間違いなかったかもしれないですね。

艶っぽさのほとばしる黎は、むしろ愛人タイプだったと言えれば言えるか。

尾中は黎に対して長い旅行に出るのかと比喩表現をしていますが家出だとわかっているようです。

女二人の応酬が火花のように飛び交いました。


黎は、歩きながらこれまでの仁志を思い出していてさようならと何度も何度も繰り返しています。

本当に好きだったのはやはり仁志の方のようです。

出会いの順番を間違うとこんな悲劇になるという典型なのですね。



一成は医療費の高齢者負担を2割に上げると職員の前で宣言しました。

ちゃんと時事問題も取り入れてるこのドラマ(笑

仁志は珍しく遅刻のようで注目を浴びていました。

そして一成は離婚届を不受理のように手配しています。

仁志は仁志で、黎の遠い親戚を当たってますが、連絡は「仁志」にと念を押しています。

澁澤といったら父もいるからね。

そういうこの親子ですがすれ違う時、父親が息子を「澁澤」と呼んだのは笑ってしまった。

「黎ちゃん」の呼び方もまた笑えますが、「行方を突き止めなさい」と命令口調が相変わらず支配の人。


憲司が家事を引き受けていますが、一成は助かったと笑いました。

でもやはり一人になると黎の面影をなぞっています。

一方で、仁志を訪ねていった憲司はサンダルを見て黎の痕跡を悟り

オヤジを傷つけたと仁志を責めるのでした。

仁志は黎が澁澤の家に来たばかりの頃は無邪気で楽しそうだったのに

父親の支配のせいで萎縮してきたのがたまらなかったと言います。

だから自分が守ろうとしたと。

しかし、憲司が守ってないじゃんと反撃したことで

確かに黎を守れていなかった自分を振り返り、悔しさがにじむようです。

憲司は黎を許さない、サンダルも捨てろと出て行きました。


帰ってみれば父親はサンダルをゴミ箱に捨てて一人でワイン。

憲司も付き合いますが「総理」からもらったワインだと聞いて父親の位置がわかったというところ。


黎が宅配の仕事をしたがっていたことを思い出した一成は興信所に依頼し、

また、仁志も黎の宅配で働く姿を目撃し、運送会社を当たり探しまくっています。

黎ってば宅配になにか思い出とか関係したものがあるんでしょうか。


「ガラスの家」の連載が霞が関で超受けている後藤菜々美。

あくまでフィクションで澁澤の名誉は傷つけないなどと嘯くのです。

でも、エロい後妻が入ったとかあまり美しくはない小説ですね。

しかし暖炉があるってことまで書いたらダメでしょう。

仁志は同僚から問われて無言でいるしかありません。

憲司は後藤菜々美に、振られたことでの兄への復讐なのかと聞きますが

作家の性質だと応えてうやむやにしました。

で、二人は酔った勢いでキスしようかなどと戯れるわけで、

みんな勢いで過ちを犯すけど、過ちが真実へと導くことだってあるのよね。

憲司のような癒しの子に対して後藤菜々美は一癖もふた癖もありそうで似合わない気がする・・。

てか、嫌だ(笑


黎は何を見ても思っても右上に仁志が見えると思いが沸騰しているようです。

当の仁志も同じく黎を思っているわけで、神様はイジワルですね。

仁志自身も黎に出合ったことで父と対立する勇気をもらったというところです。

そうでなかったらうやむやにして流していたと自分でも認めています。


そしてとうとう一成は黎の居場所を突き止めました。

部屋にあがり、戻ってほしいと頭を下げました。

黎のいない人生は空しいとわかったし、もう支配もしないしやり直したいと言います。

黎を傷つけたとひたすら低姿勢です。

男のことはもういいと勝手に自分で妄想して始末をつけてるところなどは受けました。

飛行機事故で大切な人を失った同士という絆があるということで

もう一度やり直して今度こそ生まれ変わり、いたわり合って暮らしたいとすがりつくのでした。


そんな二人のところに「黎さん」と仁志の声が響きます。

黎の男とは「仁志」だったのか?と疑惑がもたげた一成は一転、険しい顔つきに変わります。


*****

三人、ついに顔を合わせるのか??

修羅場になるのか??

一成もこれまで息子だと思わなかったなんてのどかすぎますが

仁志も一成へのライバル心が黎への気持ちとなって、勘違いなのではないですか。

まあ・・恋愛なんて勘違いから始まるものだし、

父の妻なんて障害はあまりにも大きくて、もう絶対に乗り越えたくなるような気がしますもんね。

世間的には抹殺されるくらいの不道徳ですけど。

と勝手に面白がっていますが、ドラマだから笑えるけれどこれが現実に起こったら

ウゲ~ってな感じで吐きそうな嫌悪に違いないことなのです。

憲司の感覚が正しかったのは良かったですがまさかの後藤菜々美とのあのシーンは

もう、誰もかれも・・がっくりでしたわ。


それにしても後藤菜々美のあの連載はまずいでしょう。

過去に、モデルがもろにバレる小説を書いて裁判沙汰ということはありましたよね。

確か作家が負けています。

モデルにする場合は、全く別設定にしないと。

ていうか、後藤菜々美みたいな軽薄な作家なんてありえない気がしますけど。


今週のサブタイトルの「抱擁」って、序盤で仁志が背中から抱きしめるシーンなのか

終盤の一成がすがりつくそれなのかわからなかったですね。

でも二人ともに心で黎を抱擁していたのは間違いないようです。


次回は黎は仁志への愛も断ち切って別れる強い姿勢を出していました。

きつい言葉を言われてかわいそうなおぼっちゃまですが

これでひるむのか、愛を突き進むのか見ものです。


黎は魔物と言われる通り、また家庭を崩壊させたという経歴を作っただけなのか?

金と名誉はいらないけれど愛はどうするんでしょう?

相変わらず次回が気になります。



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