行き場所のない迷える人たちに傘となって休める場所を提供するのが美和子さんの遺志でした。
第7回「おだやかなクレーマー」

「ブランジェリークレバヤシ」にまた新たな珍客が現れた。「美作(みまさか)」というその中年の男(植草克秀)は、店をいぶかしげに見ながら、なぜ昼間に営業しないのか、と暮林(滝沢秀明)と弘基(桐山照史)に問いかける。
一方、こだま(藤野大輝)の母・織絵(前田亜季)の動きがおかしい。こだまに何でも好きなものを買ってあげ、食べさせてあげるというのだ。斑目(六角精児)を始めとする常連客たちは不思議がるが、やがて意外な事実が判明する――。



ジャニーズ三人そろい踏みでしたね。

先輩後輩の角度で見ると、演技だか素だかわからなくなりそう(笑


***

以下つづき。

しかし、死ぬ前の思い出においしいものをおなか一杯って・・

斑目さんてばよくまあそんな不吉なことを考えたもんだわ。

だいたい、このこだまくん母子は生活に窮してるわけでもないので心中の理由がないでしょ。


そのころ、ハンバーグを食べて幸せそうなこだまくんはパンを食べたら

弘基のパン・ド・ミのほうがおいしいと言うのでした。



しかし(その張本人である謎の客)美作は少し早めに来店しましたが

それは夜中は来られないからだと言ってました。

そしてパン・ド・ミ(食パン)を食べてやわらかすぎるとクレームをつけるのでした。

すご~くやわらかくてふわふわで・・日本人好みの表現はどうやらダメらしいです。

本場パリでは固いのがいいとか?

720円が良心的だというのはまあ納得。

帰り際に、どうして真夜中に営業してるのかと聞くのでした。

せっかく繁盛しているならなおさら昼間に営業すべきだという忠告です。

この時、暮林はそういう店があってもいいのではという思い付きということにして答えました。

真相は美和子さんの遺志で、開店の構想図のなかに営業はPM11:00~AM5:00と書いてありました。


なぜかソフィアの店に行っている美作は、斑目さんとかソフィアさんとか知っていました。

それはのちにわかるのですが、調査会社で調べてもらった名が出てきたってところでしょうか。


ブランジェリークレバヤシは大繁盛するようになり開店前は行列ができますが

このところ、連日ともさかさん(希実の母親)が並んでいます。

しかし、お店の中に入ることはなく、遠くで希実を見ては帰っていく毎日です。


美作の件があり、暮林はこの店を出店するにあたって美和子さんの遺志を尊重したという

ことを希実と弘基の三人で確認しあいます。

その作るパンや店の雰囲気などイメージは弘基がいてくれたからその通りに実現できたと功績を感謝しました。

ただ営業時間についてはこれまで謎だったようで、今ようやくわかってきたといいます。

この辺りは夜11時になると暗くてひっそりしているわけで、

この時間に帰る人もいれば出かける人もいて、中には行くあてのない人もいるかもしれない。

だからそういう人たちにさしかけてあげられる夜中の傘みたいな場所を作りたかったのではと。

だから義理の妹の希実も受け入れようと決心していたと言います。

そういう美和子の残した思いを全部かなえてあげたいのだと。

それに対して一瞬反発を覚えたか

希実は「償いとかそばにいてあげられなかった罪滅ぼしなのか」と言いました。

釈然としないまま、開店してしまったわけで希実はずっと引っかかった顔です。

勉強していても先日の母親と医師の写真を見ては手につかない希実でした。

それは翌朝まで響いたようで口もきかなかったというわけで、弘基がその理由をさぐるのでした。


希実は暮林が美和子さんの遺志だけでで生きているというのが解せない様子です。

希実の母親と美和子さんが義理の妹だという関係も嘘だと思っていると告白すると

弘基もそれは知っていただけに、同調してしまいました。

そこで希実も、嘘の関係で全く他人なのに引き受けてもらったということになるわけで

ますます混乱していくようです。

美和子さんは、暮林が海外赴任でいつ帰ってくるなどあてにせず

たった一人で生きていこうとこの店を始めたというのに

暮林が美和子さんのために殉じるように生きていくのが変だというのでした。

そして母親が好き勝手に生きていて、希実が邪魔になったから

美和子さんに押し付けたというのがまた希実を傷つけるのでした。

モノのように押し付けられる自分。

引き受ける美和子さん。

そして、その遺志を継いで、同じように受け入れる暮林。

希実は、自分に注がれる愛を確認したいのかもしれません。

言いたい放題のように希実に言われたままですが、暮林は黙って飲み込みました。

弘基も何も言えません。


そのまま登校していった希実ですが、いつもの涼香の取り巻きがやってきて

涼香は孤立したままだとやけに親しく希実にすり寄るのです。

しかし、希実自身がそれを受け付けません。

人はみんな結局は一人だっていいかげん気づけよ・・と激しく怒りを表すのでした。


店では弘基は暮林に、今はこの店は暮林のものだからと

その遺志を越えていいのだと励ましています。

そこにソフィアがやってきて、希実に届いた手紙の中身を暴露してしまいました。

以前、母親に恋人ができてツーショットの写真を送りつけてきた手紙です。

さすがに希実のショックを知った二人です。

そこに希実が帰ってきて、これは自分のことだから関係ない人は黙っていてと取りつく島なし。

弘基も母親の居場所を探したのかとしつこく聞きますがもちろん知らないわけです。


そんなところに、例の美作が斑目さんとやってきました。

ソフィアと三人、意気投合したという話です。

自己紹介では医者であり、経営の手腕もあるとか。

住民の分析、景気など調査した結果、ブランジェリークレバヤシも三年で黒字になるという予測がでました。

ただし、想定外もあり、予想以上に急激に人気が高まってるそうです。

みんなニコニコしているところにこだま君と織絵ママが登場。

ここのパンは「すご~くやわらかくてふわふわで・・」と禁句?を言ったこだまくんですが

美作は頭をなでてここのパンが大好きだというのでした。

喜んだこだまくんはお勧めを三品持ってきましたがその中に織絵さんの好きな「チョココルネ」があり

思わず織絵に「君の大好物だ」という美作。

なぜ知ってるんだ・・

こだま、この人はね、こだまのお父さんなの・・・。

衝撃が走りましたが、こだまを連れて二階に避難した弘基でした。

よりが戻ったというわけではなく、こだま君の周りの人たちを調査したという美作です。

そして、子供がいないのでこだま君を引き取りたいというのでした。

織絵ママは母親として自信を持てなくてこだまのために美作のほうが幸せなのではないかと

そう思って連絡を入れたらしいのでした。

希実はつい自分と重ねてしまうのでしょう。激しく詰ります。

ダメな母親を思い知るのが嫌なだけでしょ。怖いのでしょう。

相手に伝わらない埋め合わせとか償いとか。

そんなのただの自己満足だよ。

自分がかわいいだけで自分の気持ちを楽にしたいだけじゃん。

そしてこだまを連れてきて、子供の本当の気持ちを知るべきだと言いました。

大きな家に住んでいてお金もたくさんある美作のこどもになるかと

こだまに問いかけます。

もちろんこだまは二つ返事。大きい家に住むのに断ることはありません。

しかし、どんな場合でも織絵ママは一緒なのでした。

つまりそれが子供の気持ちなのです。

大きな家に行くことは楽しいことであっても、織絵と自分はどんな場合でも二人でワンセット。

それさえわかればなにもかも問題はないのでした。


結局、美作はこだまをあきらめたのか、陰ながら見守るということでこの話はおしまい。

あの二人はこの店に来たことで再び歩きだせるようになったという美作でした。

真夜中の傘だからという弘基でした。

見送る四人を陰から見つめるともさかさんがいます。


***

今週は希実の気持ちが炸裂していました。


母親の奔放な生活でどれだけ傷ついてきたのかと思われる発言の数々です。

いつも恋人ができるたびに一人放っておかれたのでしょう。

「結局人間は一人」だという言葉は長い間の孤独から生まれたのでしょうね。

美和子さんだって、「一人で生きていく決意があった」と推察が行ったのも

この置き去りにされてきた寂しさが言わせたのでしょう。

母親と二人で楽しく暮らしたかったに違いないのですが

その母は自分よりも恋人をとったということがどれほど希実を絶望に落としたか

想像に余りあります。

そして、自分を受け入れてくれた暮林に、ついきつく本音を語ったのは

ある種の甘えもあったかもしれません。

赤の他人だと知っていながら受け入れてくれた暮林。

身の置き所のないような気持ちさえしてきますし、

ありがたいけれど複雑なこの心境・・誰に訴えたらいいのか・・

暮林なら本当にそのまま受け止めてくれそうなものがありますもんね。

そしてその通りになりましたけど。

とりあえず、衣食住は確保できたし将来を考えて今は勉強できる環境だし

置き去りにされた割にはいい時間を過ごせているというのが実感ではないでしょうか。

でもそれは希実は絶対に口にはしないでしょうけれど。


それにしても、あの手紙のともさかママは自分の手紙がどれほど娘を絶望させたか

わからないのでしょうかね・・。

ただ、今週は何度も店の中を見守るように希実をみていました。

恋人と別れてまた一緒に暮らそうってことはないでしょうか?

それは甘いかな・・。


そして、こだまくんの件はこれにて綺麗に解決。

あの織絵ママは情緒不安定な様子がありましたが、あのあともずっと引きずっていたのですね。

自分が楽になりたいだけでしょうと希実にズバリ言われてましたが

自分よりも美作のほうがこだまは幸せになれるって妙な妄想が取りついていたのでした。

こだまくんの母親大好きの気持ちを知ればもう変な発想は出てこないでしょう。

とりあえず、良かったという方向でOK?


そんなわけで次回、最終回。

やはり、希実の親子の件が気になりますしどんな解決が待ってるのか楽しみです。

それにしても、毎週毎週おいしそうなパンに困りに困っていました。

次回はクリスマスイブなので

事前にケーキぐらいは食べて負けないようにしておきますわ(笑



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