「もう言葉が通じないんだ。
俺の言葉が通じないんだ。
信じてもらえないってさ、こういうことだったんだよ」
絞り出すような思いに、胸がふさがれそう、切なく、悲しく、痛い。
どうやって息をしていたのか、硬い空気が周りに漂いはじめ、
凍りついた時間が静かに滑り出していきました。
友達は何人?いないの?畳み掛ける電話に思わず二人と答える修二。
母がチリから永遠に続く友情のブタマスコットを送ってくれるらしい。
とにかく彰と野ブタが浮かんだのね。よかったよかった。
電話から戻るときスエットを何気にズボンに入れている・・・か、かわいい・・
彰に無理やり入れられていたシーンを思い出し萌えてしまいそうではないの。
おなじみの桐谷家の夕食シーンです。
今日は祐翔君も青ゴムちょんまげ。赤ゴムの亀ちゃんとおそろいで、
何とかわいくくすぐったい兄弟でしょうね。おでこ全開には微妙におかしくて。
野ブタとのいきさつを思い出し、修二はベッドで悶々と悩みます。
なぜにその胸を抱えるシーンなのかしら?・・・あらぬ事、考えたでしょう、皆様。
学校で避け続ける野ブタをやっとつかまえ屋上へ。
プロデュース再開を告げる。本当はそうやって三人でいることが大事だと
気付いたのね。そして三人で再開式のクス玉を引っ張る。
・・・・割れないクス玉、落ちる、下まで落ちる、下で割れる。
行く先に暗雲を感じ、広がる不安と、修二の独白が重なり、
それはそうっとしのびよってきました。
信じてもらえないってどんなに辛くせつないことでしょう。
酔っ払いとの絡み。殴ってないと言っても信じてもらえない。
まり子とのお弁当ももう無理となりました。一人寂しくパンを崩す修二。
でも健気なまり子。そっと置いていくところがいじらしいですね。いい子なのね。
突撃コーナーで彰と食べるまり子に沸く教室。タイミング悪く現れる修二には
うそつきのレッテルが。極め付きは、けんかシーンを目撃しても先日のトラウマで
素通りし、それがクラスメートだったこと。見えてなかったと言ってももう誰も
信じてくれません。 挨拶しても無視される修二。
誰もが背を向けてしまう。・・・怖い・・・怖すぎます。辛いです。
それでも信じようとする二人に自分から「話しかけるな」と。
痛いよう。どうしたらいいの。寂しすぎる背中にただ見守るしかできない私達。
帰りの公園。
鳩に石を投げるところを映されてしまう。そしてそれが蒼井だとわかるのでした。
そうだったのね。全部、蒼井だったのね。
予想通りでしたが、なぜそういうことをするのかよくわかりません。
「二人がプロデュースするのと同じだ」と。でも、やっぱりわかりません。
この子があの野ブタさんの写真を持っていることに度肝を抜かれた皆様、
本当に今日は道明寺ならぬ“はらわたが煮っころがって”しまいましたね。
「自殺したくなるほどの絶望を味わってもらう」・・・怖いですね・・・
蒼井は野ブタさんに何か恨みがあったのでしょうか?
修二は野ブタが傷ついてきたことを知っているので止めようとしますが
通じませんでしたね。いったい何があってこれほどの嫌がらせをするのでしょう。
ここでPちゃんの方に目を転じましょう。
この写真、靴箱に入れられて、ラブレターラッキーと思ったら衝撃の写真。
いとおしそうに野ブタさんの頭をなでるPちゃん。これもいじらしくてたまりません。
豆腐屋のおじさんはぬかみそに入れれば何十年後には笑って見れると。
なかなか味のあることを。平山家の代々のぬかみそがたっくさんありました。
いつのまにか発酵して熟してその頃にはきっと甘酸っぱい一頁となってるはず。
もうこれで見なかったことにできたのね。Pちゃん。。。
蒼井の件があった時に、何があっても信じると修二に言い切った彰でした。
そしてその通り、誰にも告げずにいつかこのぬかみそを開ける日まで
自分の胸にしっかり封印した彰。すてきな友情に涙が光りそう。
その頃、キャサリンは野ブタさんに手品をだしながら、
「本当のことなんか誰にもわからないの。信じたい方を信じればいい」と。
なんて含蓄のある言葉でしょうか。もう迷うことはありませんね。
そうこの日です、今日ほど野ブタに救われたと思ったことはなかったですよね。
・・・・帰ろうとする修二の手をつかみ
「信じればどんなことでも解決できる。一緒に信じてください。」
彰もやってきて三人で紐を結び、野ブタさんがいつもの野ブタパワーを。
あら、不思議!見事、つながりました。
こんなステキな手品、いつ覚えたのでしょう。嬉しいです。
・・・・本当にありがとう。野ブタさん。感謝、感謝。
Pちゃんが二人の肩を引き寄せ、しっかり三人の友情を確認し見せてくれました。
振り返る修二にはぎこちないけれど笑顔がもどり、胸をなでおろしたのもつかの間
蒼井の顔がますます冷たくたくらみを見せています。
・・・・・・・次回どうなるの?
信じ続けることって難しいかもしれません。時には友情を壊す何かが忍び寄り
その輪を壊そうとする、黒いものににじり寄られ、寄り切られ、方向を逆向きに
してしまうかもしれません。けれど、この人という大事な人は無条件で信じる。
こんな強さを私達は持ち続けなければならないとメッセージをもらったと思います。
ずっと辛くて細い背中の修二を見続けて最後の最後でやっと息ができ、
凍りついた胸はゆるやかに溶け出し、そして涙となって流れてきました。