大事なのは自分を愛すること。梨花は天使だったのですね~。
最終回「誰のための愛」

2014年2月4日(火) 午後10時~10時48分【総合】


光太に若い恋人がいると知った後も、梨花はその事を告げずに光太との関係を続けていた。

そんな折、正文が上海での単身赴任を終え帰国することが決まった。

もはや正文との生活を想像できない梨花は光太との将来を相談したいと願うが、

若い恋人と一緒にいる光太からは会うことさえ拒否されてしまう。

そして、わかば銀行に監査が入ることが決まった。

10日間の休みを命じられた梨花は、全ての記録を燃やして海外逃亡を企てる…。



終わり方が「蝉」と同じでしたね。

プツンと唐突に切れたという感じ。

本当に見たかったシーンは自分でどうぞってなところでこんな余韻はNHKだからできることですね。


***

梨花が目を覚ました朝4時、隣にいるはずの光太はベランダにいました。

現実を直視できるはずもなく、自分と光太には若い恋人にはない絆があると思い込みながら

自分をだましていた梨花でした。


(失踪してひと月)時間が前後しますが、

正文は光太のところに梨花からの連絡がないかと聞きに行くのでしたが

光太が謝罪し、正文は自分が前に進むために(光太と会うことが)必要だったというのでした。

ひと目見て南国系の光太を梨花のタイプじゃないと判定したか(笑)なぜ君だったのかと。

もちろんわかるはずもないですが誰でもよかったのかもしれません。

アフリカの子供だったのだろうと光太自身がわかっていた点に笑ってしまいました。

梨花がボランティアをしていたころのその対象のアフリカの子。



横領発覚前に戻りますが

正文が上海から戻ることが決定し、梨花はあわてて光太に連絡を取ります。

しかし恋人と一緒だったせいか、つれないのでした。

てか、光太は梨花の存在をその子に知られたくないってことですね。

梨花は光太につぎ込んだこれまでのお金を思い、光太の不実を嘆きますが、

それをそのまま名護(富士真奈美)に愚痴としてこぼしてしまいます。

彼のためにあらゆる資金を与え続けたけれど

その日、会う時間も彼の気持ちも買えなかったと。


名護は梨花は彼を愛してるのだというのですが、それは涼子(娘)だと思ってるからか。

その前に自分を愛せているか問う名護でした。

誰かに愛されることばかりじゃなくて自分が自分を認めて愛してあげることが大事。。

自分を愛せない人は一番不幸。



木綿子の娘(ちかげ)が万引き。

衝撃でした。

盗んだものはマニュキュアやアイシャドウ。

小学生には不必要ですが、友達関係でからかわれたのが発端。

貧乏だと言われてもいいのかという娘をひっぱたいた木綿子でした。

夫は木綿子がお金に振り回されてると言います。

ちかげの教育や将来のために節約とはいえ、今の生活がおざなりになるのは本末転倒だと。

疲れて帰ってきたのにゆっくり風呂も入れず安いスーパーの食事。

つい愚痴った夫にあのレシートを出した木綿子でした。

こっちが一円でも節約しているのに、自分はおいしいものを食べ楽しく映画見ていたと。

つぎ込んだお金を全部返してと詰め寄る木綿子に

夫は呆れ切って去っていきました。

家を出たのでしょうか?


そして亜紀は不倫相手(長谷川)からいまだに買い物依存症が治ってないことを指摘されてます。

クローゼットに隠していた大量の服やバッグを出されてうろたえるばかり。


梨花は光太に夫が上海から帰国することを話します。

夫とはもう暮らせないから光太との将来を・・というわけです。

しかし光太はここから出ていきたいというのでした。

ここから・・出して。・・お願い・・・

ここってどこ?とつい聞いてしまう梨花でした。それは檻だったのか。


そして亜紀の娘、沙織。

やはり、金づると思って母親に電話してきたようで、洋服の試着をしては悦に入りますが

亜紀は買えないから着替えてくるように言いました。

友達と遊ぶために着ていきたいから何でもいいから買ってくれと叫ぶ娘を抱きしめ

カード破産寸前までいったことを告白。

ダメな母だけどあなたのお母さんでいたかったと正直に言いました。

しかしこの母の気持ちは娘には伝わらず不機嫌で帰っていきました。

いつかこの子にもわかる日がくるでしょう。


いよいよXデーです。

行内監査があるので10日間の休暇を命じられる梨花でした。

単にリフレッシュ休暇のように見せて実は調査があるなんて・・

同僚が教えてくれなかったら

梨花は無防備に休むところでした。

とにかく準備しなくては・・心が急いてしまいます。


正文が帰国し夫婦二人の生活が始まりましたが、

梨花がシンガポールの友達のところに行くと切り出します。

四日なら休みがとれるから前後どちらか一緒に南の島へ旅行し、そこから二手に別行動にしようかという

正文の提案に戸惑いつつ了解した梨花でした。

子供がいない二人の生活をこのように楽しめばよかったということに今更気づいた二人です。

しかしもう遅いのでした。


そして平林と名護には密かにお別れ。

今でもスーパーゴールドに預金してくれるという老人は本当に梨花には神のような人。

名護には老人ホームの契約書をどうにか残すことができたようです。

詳細を記したノートは焼いて証拠を消しました。



成田で母にお別れの電話。

お父さんと仲良くねというのが今生の別れみたいで切ないのでした。

そして光太にも。

マンションを早く出るようにと促し、誰かに自分のことを聞かれても知らないと答えるように言います。

ついなぜかと疑問が出た光太ですが、そこは何とかごまかしました。

ありがとうと光太が言ったとき、涙になった梨花です。

正文との最後の4日間を過ごすことになってますが、梨花があげたあの時計をしてきた夫でした。

俺は自分がいないと梨花が生きていけないと思うことで自分を支えていた。

梨花を失うかもしれないと思って初めて自分の身勝手さに気づいた。

初めて梨花が必要だと言った正文です。

梨花もずっと感謝していたのにそれを伝えてこなかったことがいけなかったと謝ります。

本当にありがとう。

二人の時間はもうあとわずか。



南の島から帰った正文が横領の事実を告げられて愕然としたのはそのあと。

弁償すると簡単に言いますが1億と聞いて言葉を失いました。

つい、立ち上がり、梨花を無事に連れ戻さないといけないことに気づきました。

銀行側は内部で処理しようとしますが、

その夜、過去の梨花の言葉を思い出し、正文はやはり交番に走りました。


ニュースは大きく報じ、平林にも取材。

金ならいくらでもあげたと梨花のことをかばいます。

また老人ホームにいる名護は梨花を天使だとうっとりするのでした。

自宅にもおしかけたマスコミですが、正文は一緒に罪を償うと宣言。

それを見た光太はテレビを消しました。



梨花は国境にきていますが、イミグレーションに向かうかどうか迷っています。

そこに雷雨。


木綿子と亜紀が梨花の話をしていましたが帰宅してみるとちかげがオムレツを作ってくれてました。

パパ、ママとケチャップで絵を描いてかわいい。

思わず抱きしめて娘に謝る木綿子でした。

亜紀にも電話してくれる人(長谷川)がいますが

自分は一人になるのが怖くて買い物依存に陥ったということです。


イミグレーションではすでに国際手配されてることが明白でした。

梨花を指して、書類の写真を見ている二人の係員。

しかし、梨花は逃げるのではなく自分を愛そうと決意してまっすぐに進みました。

パスポートを差し出し、梅沢梨花だと言いました。


***


初回、冒頭のシーンで終わったのですね。

自分を愛するから逮捕されるかというのも変ですが

ちゃんと自分と向き合う時間が必要だということだったのですね。


どのようないきさつでばれるのかと思ったら、他の行員の使い込み発覚から全行員調査ということで

他人のとばっちりだったのが受けました。

しかし、逃げられないと観念(?)してからは名護の老人ホームを用意できたし

ぎりぎり、間に合ったのは不幸中の幸い。


幸せを買おうとお金に翻弄された三人組。

木綿子は娘の万引きと夫の反乱で現実に目覚めました。

お父さんは呆れて出ていったようですが、帰ってきたのでしょうか?

一円でも節約といっても度を越すようでは目も当てられません。

現実に無くて無い袖がふれないならある意味同情も納得もありますが

節約が目的となってしまうとこれは一種の病気ですもんね。

娘のオムレツは夫婦の仲直りにも一役買いそうですね。

やはり子は鎹かな・・。

亜紀は寂しさや孤独の不安を消すために買いまくったようでした。

こちらも目をかけてくれる人がいるので立ち直れたようです。

娘の沙織にも正直に話せたことは偉かったですね。

あの子にもいつか母の気持ちがわかるときがくるでしょう。


そして梨花は自分を必要とされたいがために必死にお金をつかって光太を取り込んだのでした。

ここから出してと光太が言ったとき、ようやく自分のしてきたことのむなしさを感じたようでしたが。

光太も身勝手とはいえ、高級マンションでの暮らしが自分を縛る檻に感じてきたのは、

他に恋人ができ本当の幸せとは何かと言うことが分かったからでしょう。


モラハラパワハラ満載の夫でしたが、最終回で立派に男を上げました。

去られるという不安を覚えたからこそ、もっと大事にするべきだったと気づいたのでした。

梨花の犯罪が大きくなりすぎた後で遅かったですけれど

出所を待ち二人で頑張って償うという言葉は頼もしかったですね。

でも「償う」目標ができたのはある意味、人生の幸せかもしれませんよ。

そういう意味では長谷川(初範)さんもいい方向に見えてきました。

亜紀と言う人間を知った上でのアドバイスができる人が身近にいることはありがたいですね。

最後までクズに見えたのが光太ですか、やっぱり・・。

梨花に責任があったかもしれないけれど、若いはしゃぎがここまで梨花の犯罪を増長させたということに

気づいてもよかったですね。

テレビで夫が一緒に罪を償うと言ってた時、敗北感を持ったから消したのですね。

最後は自嘲気味に自分を(ボラ対象の)アフリカの子だと言ったのは爆笑でしたが

そこをわきまえてるだけましでしたか。

でも消え去った日々ですが確かに楽しく輝いていたとも思えるし思い出は残りますね。


真の幸せはお金で買えないことに気づいた人々。

平林なんてお金なんていくらでもあげたのにと言ってましたが

梨花がきてくれて寂しい暮らしの中につかの間の幸せを感じていたのでしょうね。

誰かに求められたい、役に立ちたいと願い続けた梨花でしたけれど

ちゃんと役にたっていたことにもっと早く気付けばよかったのに。

パートなんかじゃなくて最初から老人相手に話を聞くボランティアなどしていたら

全然違う方向に行ったのでは。

幸せは個人の概念なので、他人が計ることはできないけれど

何かが不足した時にようやく知る機会があるという点では

このたびの梨花の横領事件はたくさんの意味をのこしました。

そして、空港での最後の夫婦の対峙が良かったです。

今までちゃんと言えなかったことがなぜか旅行前に二人が感謝の意を表してるのは

第六勘が知らせたのか不思議でしたね。

自分の思いをきちんと言うことは大事だと今更わかりました。


最終回、面白かったです。


***

映画ですが、梨花に宮沢りえでしたが

正文に「藤木直人」だって!

この前のNHKのドラマ「神様のボート」と同じコンビですね。



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