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誰にでも起こり得る貧困へのスパイラル。救助を阻むプライドをどう解凍するかがカギですね。
【第3回】最後の幸せ

総合 2014年4月22日(火) 午後10時から

【再放送】総合 2014年4月29日(火) 午前1時25分から(月曜深夜)

ホームレスの木下和男(大地康雄)が、家賃滞納で追い出された元の住居へ不法侵入。涼は生活保護を受けて病院に行くよう説得するが、かたくなに応じない。だが木下は公園で吐血し、余命僅かとわかる。木下は優秀な左官だったが、けががきっかけで社会からこぼれ落ち、唯一の肉親である妹(結城しのぶ)ともあえて縁を絶っていた。妹の昔の手紙を取りに不法侵入したと知った涼は、何とか妹と連絡をとらせようとする



今週は木下和男(大地)さんが貧困の主です。

腕のいい左官工だった木下はけがをしたことから仕事ができなくなり

家賃を払えずホームレスとなってしまいました。

ここで誰かにヘルプ信号をだしていたらまた違ったのでしょうが

自らのプライドがそれをさせずに吐血し、

とうとう余命宣告という事態まで追い込まれてしまったのでした。


きっかけは以前住んでいたアパートへの不法侵入の一報が涼(深田恭子)にもたらされたことでした。

後にわかったことですが妹の手紙を取りにきたということだったようです。


ホームレスになるには、ちゃんとそのポリシーがあり

自分の身の始末のためだったり、世捨て人だったりさまざまなのでしょうけれど

共通するのは貧困とプライドでしょうか。

そのために生活保護申請をすすめたり施設を斡旋しても出て行ってしまうという例は後をたたないようです。


木下には過去に涼が世話をしたという記憶(記録)があるようですが

それには感謝しつつも、やはりほっといてほしいの答えが出ています。

また住民側ではホームレスは街のイメージダウンとなるために苦情が区にもたらされています。

さらに若者たちが自らの優位を誇示するように威嚇している図もあり不快でした。

「人生捨てたんなら人に甘えるな」

「家族がないてるぞ~」

「俺たちこんなに必死に働いてるのに・・」

「公園は住む所じゃない・・」


以前新聞の投稿欄か何かで

ホームレスの人がふらっとやってきておにぎりをねだったから

ジャーに残っていたご飯を全部握ってあげたと書いてあったのを思い出しました。

私のご近所さんですが、夜に出かけたがる子供に対して

公園にホームレスがいて襲ってくるとかいう話をしていたのを思い出します。

親の反応が子供に植え付けるものって大きいですね。

前者の子はきっと優しい子に育って困ってる人を助けるようになるでしょうし

後者の子が公園に行ってドラマのシーンのように威嚇するのかもしれません。


涼は木下にかかわったことで、出口を探して寄り添う方向を模索したのでしょう。

食料支援もその一つかもしれません。

しかし、山倉課長(北村)は

無尽蔵に使えるほど愛も予算もこの世に存在しないと切り捨てようとしています。

しかしかつてはこの山倉こそが涼と同じような人だったということです。

過去に担当したホームレスを亡くしたことで今の(冷たい)山倉ができあがったとか。


ある日、涼が木下のもとにやってきたときにその若者たちのいじめがあり

怒って喧嘩になりかかったところにたまたま山倉がやってきたのと、

木下の吐血があったのが全部そろってしまいました。

おかげで本人が拒絶できる意識もなく病院送り。

しかし入院できたことは幸いだったようです。

涼がもはや会えない弟を思い、会えるうちに会ったほうがいいと木下に訴え、

新潟まで行って妹(結城しのぶ)を探し出してきたのですから。

それは大家が木下の探した手紙を涼に託したことから始まります。

仕事をなくし体をこわし、落ちた境遇からはいあがれない情けない男だと卑下する木下。

たった一人の妹には迷惑を掛けられないということから、頑なに救助を拒んでいたのでした。

じゃあ伝えてくれ、

「安心しろ。わしはもうすぐ死ねる」

しかし、この妹が涼から伝言を聞いて、兄の意をすぐに汲んでいます。

会いたくても、おそらくは兄の境遇を知り、プライドの高い兄を見舞うことはしませんでした。

「兄さんのおかげで和歌子は幸せにしております」

その通りに伝言を聞いた兄はうれしそうな顔をしました。



山倉課長は言います。

寄り添い支援というのは一人の人生に深入りするのとは違う。

君にいったい何ができる?

しかし涼の気持ちは変わりません。

東京の成長を支えてきた木下が一度道から外れたことで救えなかった。

だからこそ最後の今、木下らしい人生の誇りを感じてほしいのだと涼は訴えたのでした。

結果として涼の気持ちは通じ木下は支援を受け取る方向に傾いたようです。

山倉は他人に見えない幸せも絆もあるわけで、その時福祉はどうかかわれるかが課題だということを言いました。

そして木下の退院後のNPOの活動を授けてくれたのでした。

過去にホームレスに幸せの形を押し付けたことで死なれた傷を抱える山倉。

涼はだからこそ本当に望む形の幸せを一緒に考えていきたいとポリシーは変わりません。

これに反応したのかホームレスのシェルターの費用計上するように部長にかけあうことにした山倉でした。



その後に、支援グループが木下の部屋を借りてくれて生活が立ち行くようにしたようです。

引越しの日、木下は涼にありがとうの笑顔と

その日が来るまでちゃんと生きるという約束をしてくれました。

ですが、妹は下まで来たけれど兄には会わず帰っていきました。

通りの向こうから深いお辞儀をして。


***


涼のおじいちゃんはクリーニング店を営んでいますが

なじみのお客さんがコートを受け取りに来ないと心配していました。

この寒空にコートがなかったら外出もままならないから

あとで届けてあげようかと言うのです。


このおじいちゃんを見てきたからこそ涼は一人一人に対応する優しさを身につけたのかもしれません。

一番身近にいる人が他人を思う優しさを示してくれたというのが

涼にはもっとも良い導き手となって見えたと思えます。

そして弟を亡くした悲しみがそのエネルギーを支えていることは言うまでもありませんが。


しかし、過去の傷を抱えてきた者同士ですが

涼の影響をうけたように山倉課長がまた昔の自分に立ち返ろうとしています。

無尽蔵に使えるほど愛も予算もないと言っていながら

シェルター費用を計上するとは素早くも素晴らしい動きでした。


人の心の壁にどこまで関われるか。

過去3話分ともに共通した課題がこれにつきるようです。

行政を頼ればいいと迷惑をこうむる方は区に訴えたりしますが

逆の立場では支援を受け取ることさえ拒否するわけですから

簡単なことではありません。


その一人一人に寄り添うこと自体が愛も予算も足りなさそうですが

もしも逆の立場になったとき一度行政を頼って、

そこから巻き返しを図ることもいいのかもしれないと

そういう空気を作ることも大事だと思って見てしまいました。


しかし、今週の深キョンは困った顔がとってもキュートでかわいくて

ますますキャスティングの妙を見た思いです^^


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