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10/19/2007 医龍2 第2話
あの気の弱そうな北洋の院長が不気味に笑ったとき、

胸がすーっとしました。

朝田を放出したのが最大のミスだって。

片岡と野口がぎょっとした顔になっただけで

一矢報いた気分。

それにしても救世主って誰?



オープニングは手術シーンから。

バチスタチームで手術をしていますが、見学しているのは野口と片岡。

チームはいつものようにてきぱきと進行し、手術は無事終了。

その見事さに野口も絶賛です。アートだそうです。

患者がいつのまにか増えた明真。

北洋は明真と提携したために主要な医師はすべて明真に異動。

北洋に残されたのは問題を抱えた医師ばかりのようでした。

患者にしても主治医が異動しては病院への足が不便になったりし、

費用的、時間的にも問題がありすぎます。

患者にお辞儀をしているのが北洋の院長@善田秀樹@志賀。



伊集院@小池徹平らはロビーでその話をしては怒っています。

片岡が計算ずくで妊婦を紹介してきたということから激しい憎悪が

湧いてくるようです。そしてどんな企みがあるのかと解説してくれる

のが藤吉@佐々木蔵之介。

北洋の医師に多額の移籍金を積み明真に異動。

代わりに明真のダメ医師が北洋に異動。

そして治る見込みのない金にならない患者は北洋に回す。

北洋に明真の膿みを押し付けるということ。姥捨て山。


北洋をつぶす気なのかと問い詰める伊集院に片岡は北洋のおかげで

明真は世界屈指の心臓外科病院に生まれ変わるといいます。

伊集院もそのスタッフの一員よ。はぐらかされた伊集院です・・・。


野口は朝田に3年後に完成予定の「メイシンメディカルシティ」の模型を

見せながら構想を語ります。

国が認めた心臓移植病院に認定されれば7番目でありながら、

日本最大の心臓外科病院になる。

このゴッドハンド・・と朝田の腕に触れようとした野口は朝田にかわさ

れてました・・すっかり嫌われたね・・

北洋からも優秀な医師は移籍させた。代わりに明真の医師を放り出してか?

そうだ。オペ実績をあげていかないといけないから。

朝田にハッパかけるものの朝田は冷めていますから野口の口車には

乗ってきません。

でも「腕の悪い医者はノーサンキュー」というのはけっこうキテますね。

朝田がアメリカで移植を学んだのは野口に協力するためでもないし、

明真で教授になるためでもない。バチスタの次を考えてるから。

拍手する野口ですが冷ややかな顔の朝田です。立ち上がった拍子に

模型にコーヒーをひっくり返しました。ハンカチでふきながら、

舌打ちでもしたい気分だったのでしょう、

「僕の構想を邪魔するものは許さない、何人たりとも。」

拍手もしたし、朝田のすることにケチもつけないけど、刃向かったら

やっぱり権力を持っているものの強み発揮と言いたいのね。

もうほんと野口ってば昔と本性は変わってないねえ~~

外にでた朝田は片岡とばったり。ま、外で聞いてたようだけど。

北洋と提携した明真は今後長い付き合いになるからよろしく・・

殊勝にも言い出す片岡の顔をまじまじと見つめ「黄疸はないね」と

それこそはぐらかす朝田でした。片岡、拍子抜け~~


屋上に木原@イケテツと伊集院。この二人仲良しね^^

世界最先端の移植手術をしていくことが野口の野望。

俺たちが世界をひっぱっていくんだとそれはもう大喜びです。

唇を噛み締めるのが伊集院。現実はどうなるのかねえ・・



明真の受付のところで押し問答の老人がいます。病院に閑つぶしにこら

れては困るといわれてますが、西沢老人は以前手術したところが調子が

悪いというのです。離れてみているのが山本裕典@孫のようです。

勝手にクレーマー扱いにされてしまう患者としてもこの痛みをどこに

ぶつけようって感じになりますよねえ。そして北洋に行けとまで言われ

てしまいました。前に手術したから診てほしいと言ってるのですが

それでも受付はけんもほろろな応対です。



そして善田医師は野口のもとを訪れています。

野口は3年で世界有数の病院にし、ホテルライクなサービスをする病院に

すると言ってます。

しかし善田は病人は皆平等であらねばならないというのでした。

地域に根ざした医療こそ大事だという持論です。金で切り捨てる野口を

ばっさりです。もちろん野口だってそれで理解しても現状が現状だけに

自分の考えを変えるつもりはないようです。資本主義だということ。

どちらにも理がある。一見野口は非情ではあるけれど患者としては

選択するだけの話です。ただ交通の便だけがネック?


そして記者会見が始まりました。

3年後のメイシンメディカルシティの設立のことを発表しています。

そこに山本裕典くんが現れて赤いペンキを投げつけぶちまけました。

赤という色からして血のイメージを出したの?

ペンキはちょうどポスターのところにかかってます・・

模型にもコーヒーがかかったしね、これは実現しない事の象徴かな?

朝田を出したかったけれど血管学会に出席と言ってました。

でも医局で寝てましたねえ^^

その朝田のもとにやってきた伊集院は朝田がチーフかと嬉しそう。

冷ややかな朝田です。


新聞にこの件が載っていますが木原は年だから不整脈でもでたのだと

取り合っていません。隣にいる伊集院が木原のいうことを鵜呑みにする

のがちょっと信じられない。今までバチスタチームで行動してるのに

なんでそういう木原を諌めないのでしょう?

野口は既に選考を始めている。これはチャンスだという木原。

でもアイスはハズレでした^^;伊集院は当たり。

そこで藤吉が西沢老人とともに歩いているのを見た伊集院。


片岡の構想は北洋をつぶした後に年収3000万以上の富裕層をあてこん

だ人間ドックの病院を作ることだそうです。そしてそこで問題が見つかった

患者は明真に送り込む。これでこそ業務提携なんです。



藤吉は西沢老人を診察。あんなことをしたのに何で診てくれるのかと

孫の裕典くんがいいますが「関係ない、おれには」と。

そして伊集院は木原の助言どおりに藤吉に忠告にきました。

クレーマーを見ることで移植チームに加われないと・・・。

何であのクレーマーを診るのか?

そこで疑問返しの藤吉。何で診るのかだって?患者だからだ。

その気持ちには一分のズレもないですね。昔の藤吉のままです。

何も診ないでクレーマーだと決め付ける伊集院に医者である資格はないと

厳しく糾弾しました。そしてカルテを出します。以前僧帽弁の手術を

していた西沢は状態が悪化したようです。機能不全だという藤吉は

朝田を呼べといいました。目が飛び出そうな伊集院。


そのころ、片岡は野口に朝田は「諸刃の剣」だと言っています。

頼りになるけれどコントロールできなければ新たな障害となる。

朝田以上の腕をもち、野口の構想に理解ある医師を探してくると

片岡はすぐに飛びました。人材をスカウトするのは外資の得意技だそうです。


朝田は西沢の手術をすることにしたようですね。それを野口に報告にき

たのが木原。外資企業のセオリーは『決断は早く』だそうです。

そして片岡は救世主を見つけたようです。


西沢老人のカルテと状況を見ている朝田は過去の執刀医師まで聞きます

どうも手術に不手際があったという印象ですが・・。老人だから薬物療

法がいいのではという伊集院に手術をしないといけないという朝田。



野口を先頭する教授の行列に対抗するように向かい合った朝田3人組。

西沢から手を引くように最後通告を受けますが手術をするか否かは

自分で決めるという朝田です。目の前に苦しむ患者がいる以上、助ける

のが医者。オレは医者だ。そして野口の横をすり抜けていきました。

藤吉も当然。伊集院はかなり考えこみましたが朝田を追いました。



そして人事異動。朝田、藤吉、伊集院と三人ともに北洋に異動。

荒瀬とミキは残したというのが野口。チームばらばらという目的。

片岡は朝田に徹底的に潰れてもらうというのですが・・・なぜ?

理念があるからというのが解せない。命を救ってもらっておいて変。

朝田に代わる明真のエースがやってきたけれど見えなかった・・。



バチスタチームがばらばらになったことで五人は悲痛な顔です。

しかしどこにいても医者は医者。患者を診ることを実践するだけ。

外にも北洋に異動の医師が四人。

血管外科の外山誠二。麻酔科の小高七海。

消化器外科の松平幸太郎、臨床工学技師の野村博人が北洋に異動。

ガムをくっつけたり破いたり精神破綻している医師として使い物に

ならないような医師たちというレッテルをはられています。

これからよろしくと善田に片岡は嘲わらって言いました。



北洋に移った朝田たち3人に今後の治療方針は自分に従うように言う片岡。

医局をのぞいてみると寝ている人、チョコレートを食べる小高。

屋上で話し込む三人ですが、患者を診てる人を明真ではあの年まで

働くなんて考えられないという伊集院。しかしその人は善田院長でした。

驚く朝田。話を聞いてみるとわずかな融資話に乗ったおかげで乗っ取られて

しまったということ。経営悪化させた自分が悪いと自らを責めている

善田ですが、共感してくれた医師を守れなかったことと患者を守れなか

ったことが悔しいというのでした。その言葉に朝田は激しく反応。

「守りますよ」

ここに来た患者は俺たちが守ります。

朝田ほどの人物なら世界引くてあまた。なのになぜ北洋に来たのか?

朝田はチームを作りたかったからだといいました。

患者のための最強のチームを作ります。



片岡が西沢の手術をすることになったと報告にきました。

北洋の事は北洋だから干渉しない方針のようです、でも・・・

「そのオペは必ず失敗する」と断言したのです。

それは、何か隠れた病気があるのか、それとも片岡に「失敗するように

工作しろ」と言ってるのかどちらにも聞こえます。



背中で聞いていた善田院長は北洋をつぶす気ですねと二人に聞きました。

まあ、結果的にはそうなるかもしれないが・・。

小さな犠牲で大きなものができるのは「自然の摂理」というのでした。

しかし善田は負けませんでした。

不意に笑い出します。

「彼を朝田先生を放り出したのはお二人の最大のミスでした。

あの男は全てを変える。泣きをみるのはあなた方の方です」

わお~最高!!!


朝田がレントゲンの一部を凝視してるころ、

西沢老人は救急車で運ばれてきています。


そして、新たな明真のエースが現れました・・・


                  

今回の手術シーンはアクシデントもなくさらりと通過でしたね(笑

異動した北洋で北洋を生まれ変わらせるという朝田の手腕が

楽しみになってきました。

手術を行う腕で、北洋の名を広げ明真に対抗するようになるのね。

もう、医療チームという枠を超えたドラマになっていますね。

しかし、朝田を敵に回したらまずいと本能で知っていた野口なのに

美女の言葉には弱くてすぐに異動させちゃったね。

その判断のまずさが以前、タイに左遷されたことを忘れてるねえ。


やっぱり志賀さんが笑い出した時に一番溜飲がさがりました。

次回は西沢老人の手術ですよね。

以前の手術に問題があったということに見えるんですけど・・。


そして北洋に異動になったほか4名の医師たち。

頭脳はあるわけだから、あとはその勘をとりもどすだけよね。

朝田の指導のもとに生まれ変わる事を期待したい。

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