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ノブレスオブリージュの思想に見えて実は違った夏樹@間宮。
だからそんなに私たちがうらやましいの?と反撃したツバメ@広瀬すず。

久しぶりに見た学校のカイダンでしたが面白さが深くなっていました~♪

「学校のカイダン 第6話」

もう6話だったのね。

しばらく見たり見なかったりでストーリーは抜けてますが、

初期に感じた親に捨てられたプラチナ8という偏見的考えは今も健在で(すいませぬ)

それは当たらずとも遠からずで近い感覚でした。


今回登場したものさしは他者との比較に使用するという意味でしたが

なかなか上手い小道具でしたね。ちょっとうなりましたわ。

なぜ親たちが子供をこの学校にいれたのかといえば

その行き先に小石があればどけてあげるために。

そして、高いところから他人を見おろし見下し

自分の高さを実感するために。


しかしそれが子供たちを縛り付けていることに

気付かない愚かさをツバメは訴えるのでした。


子供たち自らが高い塔にいたところで自由に飛べないことに気付き

ようやくツバメの言いたいことが理解でき、

そして親が自分たちを牢獄に閉じ込めていた件について実感したということになります。

そこで、この縛りを解き放てるか否かがツバメの賭けとなりました。

子供たちは親に対して独立を宣言し、自由をもらえるかの瀬戸際ですが

今週話の限りでは、自分の道を宣言するものや、反抗するものもあり

いいところまで達成していました。

特サ枠を解除する契約をサインするところまで来ていたのですが

まずは夏樹が破いたのでなんとか存続できそうです。


***


丘の上にあるこの学校はスクールバスだったり、

食堂があったりと、便利さも合わせ持つわけですが

それはプラチナの親たちの寄付で成り立っていたわけで

もしもそれが消えたらもしかしたらバスは動かなくなるかも?

親に力があれば、運転手つきの車で学校に通えても

そうでない子は自分でひいこら歩いて通わなければならなくなるわけです。

だからこそ、プラチナのおかげでバスに乗れることを知っている庶民の子は

そのプラチナ達が優先的に横暴を奮っても、

ひたすらガマンだと言い聞かせた諦念感でもってやり過ごしてきたのですよね?


しかし夏樹は持てる者が持たないものに与えていると言ったわけで

一瞬、例のフランスの「ノブレスオブリージュ」のように聞こえたけれど

だから下々のモノは自分たちに従うべきだという違う発想です。

ペイすることで見返りを期待する方向にいくわけです。

生まれながらに持っている貴族たちがいざという時には下々を守るために

率先して戦に出たのとは本流からして違う。

まず日本には成り立たない思想です。

何しろ日本は上も下もない皆平等の世界観ですから。

しかし、たまたま人より多く持つことができたこの親たちが

「おかげさまで」の感謝の発想から、無償の寄付をし、

その子供たちが平等な学校生活をできて初めて

向こうの思想に近づけるのかもしれません。

実際に有り余る家に生まれた子は幸せかというと

ドラマの中のように親の支配が強く自由を奪われ

歪んだ人間になる可能性の方が大きいかもですね。

そこは親の考え方と誘導次第という気がします。


ともかくツバサは「子供の戦いに親が入るな」と叫ぶところから始まり

一瞬で場を自分に向けさせた点でうまかったです。

慧@神木が目次を作っていて

どのように話せばいいかという枠が組み立てられていたからできたのですが

しかし、その言葉はツバメの中から飛び出しているわけで

きちんと調査したうえでの言葉がでているというのが共感でした。

今週はそれが夏樹のタワーマンション最上階の生活でしたが

しかし窮屈に感じたというそこに夏樹の寂しさを嗅ぎ取ったのでした

そういう、きちんと相手を見据えたことを言えるのがツバサの人間力ですね。

今週もいいお話でした。

でも、次回は慧の作ったスピーチだとばれてしまうのですよね?

ツバメ、ピンチ・・!



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