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何しろ織田裕二が苦手なもので、あのしゃべり方が特にダメ。

なので「踊る」シリーズは見てなかったのよね。

最近フジで夕方ドラマの再放送してたのを手違い(?)で録画してから

ちょっと見てみるとストーリーが面白い。

ほんと食わず嫌いはもったいないって思いました。

織田裕二は相変わらずダメだけど、(そこが医龍の坂口との違いか?)

映画のスピンオフには織田は一切出てこないの。

いいことよね。


「交渉人 真下正義」&「容疑者 室井慎次」

この2作品どちらも俳優の性格と雰囲気を生かした作品でしたね。

どっちも甲乙つけがたいくらい、すごく面白かったです。


まず「交渉人」から。

スピード感とスリルといったらこちらに軍配です。

地下鉄を縦横無尽に走るクモという一車両だけ試験車のフリーゲージト

レインが爆発物を積んでるかもしれないという第1級テロ危惧のもと、

真下刑事が犯人と交渉しながら腕を発揮するお話。

ユースケサンタマリアのとぼけた風貌とおっとりした対応が

あの緊迫感のなかでうまく対比してました。

長かったけれどあっという間に終わりましたね。

脇線というの、よく推理小説でも使われてますよね。

政府要人の脱出のために、あくまで秘すもののようです。

実在するのよね?

てか、実在を知ってるということはそれこそ公表されない部分の

線路があるということなんですね?

ラストでカエル急便が爆破。

この中に犯人がいたと思っていただけに

犯人が不明のまま終わりを告げたのが心残り。

パート2があるんでしょうね。

映画の題名を次々出し、ボレロのコンサートまで結びつけていくあたり

ほんと面白かった。

この日はクリスマスイブだったのよね。

デート相手の雪乃さんと八千草さんが、コンサート会場の入り口で

待ちぼうけ組として登場。

言葉を交わすけれど接点はない二人でした。

もったいない使い方してますよ、あの八千草さんを・・。

それにしても電車の事故は身近なだけに恐い。

まさに「テロ」を想定して当然なんですね。

古くはサリン事件もありました。

テロではないけど、尼崎の脱線事故は記憶に新しく被害の甚大さも

深刻でした。

東京の地下鉄には司令室があってそこから発令しているみたいですが

膨大な人数を預かるここではほんのわずかな狂いが大きな事故に

結びつくだけに責任度も大きなものですね。



「容疑者」は柳葉さんの持つ重い空気というか

内に溜めている大きなもので作られたような映画。

室井さんが発する言葉って彼があまりにも寡黙なために

一つ一つが重苦しく感じてしまいます。

それを威圧感と受け取る人は多いかもしれないですね。

警視庁と警察庁の不仲とか、いきなりの室井逮捕とか、

目に衝撃的なこともありました。

田中麗奈が新人弁護士役ですがなかなか元気が良かったです。

真相を探ろうとするほどに、探られてはならないものの陰謀の手が

室井にふりかかってくる。

勇気の炎が消えかかってしまう。

室井の学生時代の恋人が自殺してしまった事の真相を語るあたり

涙・・涙です。

こちらは涙で包むエピが満載。

最後の新庄と室井のラストシーンもちょっとした感動で涙ですね。

田中麗奈がお弁当を持って見送りに行くシーンは良かったです。

警察嫌いなのに室井と出会ったことで不信感が消えたなら

この仕事を行ってよかったのですね。

かなり異色だったのは弁護士の灰島@八嶋。

ゲームに夢中の弁護士ですが、その知識は相当なものではあるようです。

ただ、ゲームと同じ感覚で言葉を駆使して遊んでるというのが

見えるので、この人に対しては反感しか持てない作りになっています。

公開法廷に桜井杏子の弁護で現れたときに、

田中麗奈に口で負かされた瞬間があり、その負けのシーンがとても

うまかったです。オタオタするゲーマーですが、真矢姉さんには

「ボク」とまで言われてしまうんですね。

そういう顔を一瞬にして作れる役者さん。

この人の続編もあったんですよね。



「踊る」ファンじゃなかったので今まで全然触れなかったけれど

知らない間に面白いものを見逃してると思うとちょっと悔しい(笑


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