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「咲ちゃん」と小久保が呼んでたわね。そういう仲よしだったなんて今回初めて知った気がする(^^;
てか、Pさんしか見てなかったからね(反省ザルです~~

アルジャーノンの好きだったお菓子箱に入れて埋葬するという小久保にちょっと泣けた。

何よりもアルジャーノンをただひとりの対等の友達と言ってた

咲人@山下の運命を悟った顔つきに圧倒されてまた涙・・どう収めるんでしょ

光に向かって両手を広げる森のシーンは本当にPさん、「神」でしたね!



「アルジャーノンに花束を 第9話」

アルジャーノンの死は予測されていたので

ラス前の衝撃とまでは言えないけれど、どこかうっすらと期待があっただけに悲しいできごとでした。


さて序盤は竹部@花屋社長@萩原ですが秘めた過去を語りました。

檜山@工藤と班長@勝矢のケンカが血走った目で恐ろしい勢いだったのですけど

投げやりになった竹部が二人をさらにけしかけた後に、です。


その内容がびっくり。これがラス前の付箋だったのかしら。

人生を投げていた自分に降りかかった腎不全という大病。

そこに腎臓を提供してくれる人が現れた。

ただ同じ田舎の先輩と後輩という関係だったというのですが。

自分を犠牲にして救ってくれたというその先輩が咲人のパパでした。

以前の説明だと「お世話になった人」とさらりと流してましたが

「お世話」の程度が重すぎて凄すぎて言葉が見つかりません。

家族でもないのに、だいたい適合とかいろんなハードルがあったと思うのですけど

そんな簡単なことなんでしょうか。謎。

で、先輩@咲人父はそれがきっかけで術後が悪化して?亡くなっているわけです。

移植されたハギーはそれにより生き直して更生施設みたいな花屋を開業するのでした。

種をまかれたと言う表現で。

少しでも誰かの希望をと始めたけれど「偽物」だと自嘲気味に笑うのでした。

でもみんなおなかの傷を見てしまってるし笑えません。

柳川@窪田が咲の父親だと気付いたという経緯がありましたが

だから咲人を預かったということに今更のように納得するのでした。

咲人父はその当時から咲人を育てていたとしたらこれは

ただの善意では終わらないだろうと言う点で凄いことでした。

たとえ無償の行為で計算などしてなくても

命を助けてもらった方はそんなものではすまない恩義を感じるものですし

咲人の居場所、生きる道を残したと言う点でパパは頭のいい人でしたね。

保険よりもずっと価値がありました。

結果的にはそうなりますが、

一方でその当時、奥さん@咲人ママに相談したんでしょうか・・

あのお母さんの壊れっぷりを見たらまず咲人を守るのはお父さんのはずなのに

よくそんなことができたな・・とちょっとびっくりでもあります。

どこを向いてどの基準で判断したらいいのか混乱するようなエピソードでした。

無条件で他人を救うと言う美談になっていますがその当時に立ち返っての視点だと

また違う感想になってきます。

まさか、蜂須賀の悪魔の薬に取りこまれるとはそこまで予測は出来なかったですしね。

といいつつ咲人にはハギーのもとで生活できたのは幸せがあったと思います。


さて、咲人と遥香。

以前の咲人の映像をみている咲人ですが

いつも笑顔で人に癒しを与えているのです。

幸せだから笑うのではなく笑うからアドレナリンが分泌され

幸せ感を得るという論調です。

それを本能で知っていたなら彼はまんざらバカではない。

それともそれを教えてくれた人がいるのか。

いるとしたらそれはお父さんのいう「咲人には愛嬌がある」という教えがそれではないか。

「君の勝ちだ」

過去の咲人にふっと笑いかけるのでした。

いつだって無邪気に人を癒してきた笑顔に。

無防備にそれで幸せになれると疑いもせず信じて。


蜂須賀と天才咲Pはいつになく論が同調したと言います。

薬を穏やかなモノではなく劇的に効く方向にすると言う点。


そして遥香は訪ねてきた柳川に咲人の現状を訴えました。

遥香に阻止されて咲人に梨央の病状が届いてませんが

檜山の乱入逮捕で、杉野から事情が咲人に伝わったのでした。

こんこんと眠り続ける梨央をみて父親のDNAが咲人の中で炸裂。

自分のあらゆる知能を梨央の薬開発に注ぎ込むことにしたようです。

遥香は残された咲人の時間を守るためだと言い訳しますが

咲人はそんな遥香の一途さを解析しています。難しい理屈でわかりにくいですけど・・

咲人の繊細な優しさを褒めてくれたのに、友人たちを助けないように仕向けたということで

「縛った」という表現になり、それによって遥香自身も優しさを閉じ込めたということです。

すべては愛ゆえの短絡的な行動でしたが悲しい愛だと言うのでした。

号泣の遥香ですが、咲人自身もその言葉で涙である決意をするのでした。

それはALGβの投与。

梨央のために動物実験を待たずに自ら行ったのでした。


前後しますが、アルジャーノンが死にました。

研究のために解剖という進行になっていきますが

小久保がそれを拒否して逃げます。

それを助けるのが咲人でした。

赤いスポーツカーで森の奥までいきましたがかなり神秘的な場所。

樹の根元を掘り、遺伝子操作によって本来作られない種を一緒に埋めました。

アルジャーノンと咲人の出会いはカードで自分の名前を教えてくれたということでした。

それは小久保が餌をカードにおいて覚えさせたというのです。

100万回とか・・えええそれは・・長い時間かかったのでは?単純に薬じゃなくて・・・あとはもごもご。

でも小久保にとってアルジャーノンはただ一人の友達ということで号泣です。

合掌。さようなら。涙・・涙・・

小久保は首になると言いますが、おそらく咲人が梨央の薬開発に推薦してくれるのでしょう。

咲くちゃんは怖くないの?

アルジャーノンのように・・・

恐怖や不安はある。

だけど鋭利なガラスの破片のようなそうした不安や恐怖が瞬時に潜在レベルで分析され

論理的に砕かれてしまう。

ただ舞い降りるだけなんだよ。

両手を広げ、天を仰ぐ咲人はまるで神が舞い降りたようだ。

広大な宇宙エネルギーとつながっている。

偶然ではなく必然で。

もはや恐れはない僕も救われるのだから。

もはや神がかった言動に一視聴者もつい手を合わせてしまうじゃないですか~~!!


ラボに帰ると蜂須賀がいますが、アルジャーノンαを作る動物実験は無駄だと咲人はいいました。

仮説は間違いで、βを試しても退行は始まりいずれ起点に戻ると。

梨央の治療薬にしても、医者と科学者は違う視点で仮説を立てると言いました。

時間がないから梨央をとったという咲人です。

見て見ぬふりはできない。

誰かのためにこの知能を使わないとアルジャーノンと自分の存在が無意味になるという咲人です。

蜂須賀は単純に咲人を失いたくないだけというのでした。・・本当にそれだけ?


遥香は咲人母のところにきました。

本来、もっていた咲人への愛を訴え、梨央よりも自分の残された時間を優先すべきだと言います。

咲人を引き留めてほしいとママならできるとお願いするのでした。

その肩に手をおいたママ。


ゆっくりと梨央は目覚めました。

病院にやってきた檜山と柳川。

笑顔になると幸せになる・・

そう思いながら檜山と抱き合う咲人にはあの神のような微笑みがありました。

ラボの廊下を歩きながらふと現れてははじけように消える父の幻覚に

咲人は残された時間を考えずにはいられません。

***

種をまかれたとハギーが言いましたが

優しさのタネ、笑顔のタネをたくさん持っていた咲人でした。

それは紛れもなくお父さんから譲り受けたものだったのですね。

見て見ぬふりはできない・・

お父さんはいきなり赤の他人に腎臓提供という恐ろしく極端でしたけれど、

咲人も極端ながら、でも、これは先の先まで計算し、見通したおそらく冷静な判断なのでしょう。

辛い決断だったと思います。涙・・涙・・

あの森の光を浴びながらもう神のような凄い咲人Pさんを見てしまったら

とても抗えないようなそんな強い意志を感じました。


一方で遥香は、残された時間が少ないから

それならば時間を自分のために使ってほしいという女性らしい発想がありました。

だから母親まで動員ということになっています。

お母さん・・次はきっと・・・。


しかし、今週の咲人のセリフは本当に何かの新興宗教の教祖様みたいで

よくわからないような印象がありました。

これが悟りの境地というものなのかもしれませんね。

その知能の高さでもっともっと救いたかったでしょうし、

救われたい人もたくさんいるのにね。


でも、笑顔でいることで幸せがやってくるというセリフは

Pさんの持つ美しいキラキラ感から発する

無垢さ天使さがそう言わせているとこれだけは言えると思います。

本当に、すべてのセリフがまずPさんであることを前提にできていると感じた今週話でした。


次回、最終回、号泣か笑顔か。

今週のキーワード「笑顔」の付箋を

ぜひ活かして欲しいと期待を込めています。



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