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「死なせてくれ」と老人がうじゃうじゃ近寄ってくるラストシーンには某番組が浮かんだ。シュールだったわ。
いや、ホラーというべきか。

このラストシーンが秀逸というか

もやもや感とグレー色の半端無さで

さすがNHKは違うと。


「破裂 第7話(最終回)」



【再放送】総合 2015年11月28日(土)午前0時10分(金曜深夜)
 ※近畿地方では特別編成のため1週間遅れて12月5日(土)午前0時10分の放送となります。

香村(椎名桔平)を命の危険から救ったのは、意外な人物だった。

安楽死法案の国会提出を目前に佐久間(滝藤賢一)の「プロジェクト天寿」が大詰めを迎える中、

ネオ医療センターでは突然死に怯える被験者が出始め、厨(甲本雅裕)ら職員達にも動揺が広がる。

事務次官の林田(佐戸井けん太)は治験の中止を命じようとするが、佐久間に弱みを握られ身動きが取れない。

そんな中、香村は公子(坂井真紀)と共に佐久間の身辺を洗い、官房長・城(佐野史郎)に接近。

最後の勝負に出る。

そしてついに、安楽死法案を推進する超党派の国会議員連盟の集会で、運命の時がやってきた……。



前回は小池清@モロ師岡らが香村を拉致して車に乗せるところで終わったのでしたっけ。

そして穴を掘ったところに落として袋をかぶせた上からスコップで叩こうとしていた瞬間でしたが、

佐久間が助けにくるのでした。指令出した張本人ですが。

なぜ助けたかと言うと警察が小池を探り出しているから。

余波が来る前にヤバイことはせずにしとこうということらしいですが、本音は「相思相愛」(ウソです。


「安楽死関連法案」が提出。

プロジェクト天寿の最終目標だそうですが、香村の研究を悪用したところで100万人減が限度という。

佐久間は本気で老人たちから「死と苦痛の恐怖」から解放するつもりらしい。

そして結果が社会保障の財政に寄与すれば万歳というところなのだが、

どの角度から見ても殺人法案になってるのが惜しい。

だがこの国が救われていく過程を見届けてほしいと本気で言うのでした。

香村はつぶす気満々。ネオ医療センターに復帰しました。

実際、アメリカの研究所では副作用が改善しているという。

その方法なら救えるという自信があるのでした。


厨@甲本は自分の担当する治験者が突然死し始めたあたりからおどおどしていきます。

以前、その現実(老人が次々死亡していく)に耐えられるのかと香村から言われてましたが突っぱねたのでした。

口では強気を装いながらも内心の恐怖に耐えられない様子が伝わってくるのが(甲本さん)上手い。


そして官僚たちも真相を知ります。

治験者たち死亡の秘められた事実。すなわち副作用の結果の心臓破裂であること。

林田は過去に息子の事故を佐久間に隠ぺいしてもらったことがありその件で脅され

もうこのプロジェクト天寿を進めるしかないことを悟ります。

また城@佐野には事務次官のイスをちらつかせ協力させるつもり。

一蓮托生。

佐久間の部下が城に(佐久間の)非礼を謝るのですがそれを「優秀な部下」と評価した城でした。


PPP(ピンピンポックリ)のスローガンが街に流れ、セミナーが開かれ

老人たちにそのムードが広がります。

家族に迷惑をかけないというところは日本人の美意識でもあるかもしれません。

城に接近した香村は林田逮捕とともに事務次官に昇格し今度は(城が)佐久間に操られると忠告しました。


ネオ医療センターでは治験で元気になった老人が死にたくないと厨に訴えます。

治験者に動揺が広がっていきますが不安の患者には「隔離」させるというマニュアルがあるのでした。

そのまま心臓破裂まで閉じ込めると言う方策。恐ろしいですな。

その厨は佐久間から大量の睡眠薬をもらいますが「母に」と言われたけれど自分に投与。

厨母の病室を訪れた香村は異変を察知し電話すると厨の泣き声がするのでした。

厨の車を見つけ出したら治験レポートと映像がのこされてありました。

それを城に見せた香村と坂井弁護士。

「当たり馬券」をやるといい林田の「補助金不正受給」の証拠を渡すのでした。


「自由死法案を推進する超党派国会議員連盟総会」

佐久間が演説しますが「自由死法案」と名付け

生と死の自由を国が保障することが究極の福祉だと論じるのでした。

そこに不正受給で林田逮捕の一報が入り、皆、出て行きます。

金の流れが追及されるという一点が佐久間にひっかかりました。

城を凝視しますが目をそらされた佐久間。

佐久間は自分がこの国を憂い、自分が泥をかぶって自由死の法案までたどり着いたのだと力説。

本気でこの国を救うのだと思っているのでした。

城たちが出ていくとき佐久間の部下を見つめますがその部下も(城に)ついていきました。

そして誰もいなくなったというわけです。残ったのは香村一人。相思相愛だから(^^;)

そこに佐久間へも事情聴取の波が押し寄せました。

あまりのショックか、脳卒中で倒れた佐久間です。スローで鮮やかなシーンでした。

香村は慣れた風で救急車、AEDとてきぱきと処理。


坂井弁護士はネオ医療センター訴訟の弁護団になり、再び香村とは敵対することに。

香村は副作用の改善研究も分解酵素の運びで良好なわけで光明が見えるという時。

坂井を労わる香村でした。


映画「ノガミ」は父の遺作なので香村と息子、嫁のキムラさんと三人で。

戦後、立ち上がろうとする子供たちを励ます涙の映画でした。

香村と息子は感動し手を握り合います。


目が覚めた佐久間のところを訪れた香村。

脳卒中でも半身どころか、全身動かないようです。

ただ意識だけはあり話せるのはまだ良かったのか。

香村は100万人だけは救えるというのでした。

麻痺の回復は見込めないと診断で「殺してくれ」という佐久間。

香村「頭を使え」と言います。

目と耳が大丈夫だから最後まで見届けてほしいと言うのでした。


そして医療センターに老人たちが詰めかけます。

スタッフを集め、治療の方針を総出で行おうとしますが

1人の女性が裾をつかみました。

「死なせて」

ゆっくりと後ろを見たら、後光を受けた老人たちが手を合わせ、うなずき香村を仰ぐのでした。

ぎょっと目を見開く香村の顔・・・

***

おお~~~~怖かった(ドキドキ

大量に押しかけた老人たちの最初の人たちは自力で動ける人たちで「治療」による「生」を望み、

後ろの人たちは車いすに乗り人の手を借りていると言う様子が見えるわけで

「安楽死」を求めていたという印象です。

皆が皆、長生きを求めるわけでもなく、また早死にしたいわけでもない。

日本人には人に迷惑をかけまいとする美意識が根付いているので

誰かに世話してもらうようになるとどうしてもそういう方向に行くのでしょう。


そういう意味では「自由死」というのは意外と画期的だったかもしれません。

ただ、佐久間は「泥」をかぶる仕方が強引すぎたし

小池や厨など協力者の人選も間違っていたと言う印象。

最後は部下にも裏切られたわけで・・・。

頭を使えと最後には言われてました。自力で死ぬこともできないのですね。

順調に(?)自由死法案通していたら自分に安楽死の遺言のこしていたでしょうにね。

現実は脳死の時だけ延命維持を止めることができるのみなので、

本人の意志とは関係なく生かされるということになりそうです。

頭を使ってどうなるのか見続けるしかないようです。

でも香村に何らかの助言もしくは洗脳(?)はできますよね。

そのうち香村も同じような考えになるかもしれないし・・言葉次第かもよ。(^^;


ただ現実には助からないなら「楽」にしてほしい願いが多い気がするので

いつか「自由死」は法案が認められるかもしれませんね。

私もその時にならないとわからないけれど「苦痛」だけは避けたいと思うので。


しかしドラマの言葉を借りると10年後には老人爆発で

医療費と老人ケアなどの社会保障費が膨らむという現実は目前であり

ただでさえ税金にあえぐ国民の反発爆発もありそうです。

ドラマは老人殺人で解決しようとしていましたけど

ぜひとも「頭を使って」皆がウインウインでいられる策を編み出してほしいものです。


医療ものだけれど、男三世代の絆の見どころがあり、つい取り上げたくなる

NHKらしい至高のドラマでした。

面白かったです。




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