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絆が残ればいいなんてつまらん終わり方と思ってたら最後にニヤッとしたから・・ここからがホントの遺産争族か。
「遺産争族 第9話 最終回」

遂に最終回!
 仏壇のろうそくが原因で河村家が火事に…!
 
リビングに閉じ込められてしまった育生(向井理)、楓(榮倉奈々)ら河村家の面々。

火の手もすぐそばに迫る中、恒三(岸部一徳)たちは家の外への脱出を試みる!

 育生も龍太郎(伊東四朗)を背負って部屋を出るが、龍太郎は「部屋にある金庫が気になる」と、

止める育生を振り切って部屋に引き返してしまう…!果たして龍太郎の運命は…!?

 長く続いてきた遺産相続争いも、ついにクライマックス――「金の切れ目が縁の切れ目」とはよく言ったもの。

河村家の面々を待ち受ける衝撃の結末とは?育生と楓、若き夫婦に平穏で幸せな時は訪れるのか、

そして“争族”の果てにあるものとは!?


ろうそくの火って怖いですね!

今はお仏壇のろうそくなど電灯式になってきましたし火事を用心する風潮は高まってるでしょう。

火事の一番の原因はタバコで、次は放火らしいですよ。オットトトト関係ない。

ともあれ、河村家の人々は大騒ぎし、育生は冷静に水をかけた布を用意するのでした。

何とか皆、避難できそうなところに龍太郎は二階へと上がり例の金庫を開けてしまった!あっちゃ~~~~

私の80年がと言う龍太郎・・

大抵の金庫なら耐火だから開けなければ無事だったのに、見る見る燃えちゃいましたね!札束が!!

そういえばお菓子の缶をしっかり持っていた龍太郎でした。

大きな火の粉がふりかかり龍太郎をかばった育生・・

二人ともに結果的には助かり育生は気道熱傷でしたがまずは無事でほっとしました。


テーブルの上に盛られたのは灰になったお札・・

現金2億が灰になったと聞いて怒る面々でした。

金沢弁護士がやってきて別荘や会員権などは1/5以下になり、ニーズに合わず売却は難しいと言います。

遺産は相続税を含めると負債の方が多くなる可能性があると言うのでした。

30年前の火災保険は見直しされてなくて全焼でないため保障はないらしい。

灰になったお金は面積2/5以下なのでこちらも引き換えなしでただの灰!

皆は龍太郎が大事に持っている缶をもぎ取りますが開けてみると10円硬貨ぐらいで

あとはおもちゃみたいなカギがいくつか。

みんながっかりしています。


楓が病院に行きますが、育生は下手な芝居のせいで皆を引っ掻き回したと落ち込んでいます。

自分のせいで龍太郎に被害があったら大変だったというわけです。

楓はさっぱりと思い切れていますが責任を感じる育生は本気で楓と別れるつもりの様子。

マフラーを返し、さよならといいました。


ご近所のみんなが片付けが遅いと苦情を言っていて

華子と弁護士が応対してると言う状況。

そこに河村の皆がようやく顔をだし謝罪をしました。

てかこういう火事を出した家にはご近所が助け合うと聞いたけど冷たいですね。

河村家では全員そろったところに龍太郎が済まないと頭を下げました。

2億の現金を袋に入れて家族分の7等分していたと龍太郎が説明しています。

皆の助けがあったからできたのに自分が一人で稼いだと思って思い上がっていたと謝るのでした。

恒三はその話を信じるといい助かったのが罰だと言います。

生き永らえるのは苦行だと言いますからね、と言われて深くうなずく龍太郎でした。

楓は育生が自分がこの家にきたせいで家族がもめたからと責任を感じているといい

もう帰ってこないと寂しそうです。

皆は迎えに行くことを当然としますが、恒三は婿なんだから自分から来るべきだと言う持論。


次は会社のクーデター。

いっけいさんが社長解任動議を読み上げました。

過半数の賛成が必要だが最後の一人となった月子は反対。

人としての恒三は嫌いだけどカワムラが大きくなったのは恒三の手腕のおかげだから。


楓は育生と連絡が取れず自棄になっていますが陽子が逆にはっぱをかけました。

いい年をして実家に甘えていたからだと楓は反省しています。

二度目の結婚でまたダメになったらと思うと、帰るところが欲しかったから実家によりかかり、

育生を信じ切れてなかったからだという心境です。

陽子は信じてみたらというのでした。


恒三はいずれ社長を降りる準備をするとクラブで話しています。

そこに正春登場。

火事見舞いを述べて成長の跡が見えます。

恒三は自分の後継に正春を選んだようですが、調理師の学校に通っていると断りました。

育生のおかげで家を出て自分の道を見つけることができたと感謝しているようです。

育生は魔術師だとカードが語っているとか。


当の育生は飲んだくれてつぶれています。

楓は育生の元に行きたいと言うと、恒三は海外でもどこでも行くがいいと後押し。

でも一度はここに戻らないといけないと言うことで皆が一芝居うつのでした。

そしてその役は華子。

河村家が一大事だというのです。

ご近所のクレームがあり家を売ることになった。

龍太郎は老人ホームで楓は一人暮らし、つかみ合いのけんかとか。

真に受けて河村にいくのが育生のいいところ。


いかにもケンカしてる風の河村のひとたち。

荷物をまとめながら葬式はしてもらいたくないとか金の切れ目が縁の切れ目とか。

僕は楓とは別れませんと言い出す育生。

家を売らなくてもいい方法があるはずだと説得に入りますが、そこで

お芝居だとわかり、逆切れした育生。

海外行くより楓を選んだと言う育生ですが、

下手な芝居で浅はかにもほどがある、

自分のせいだから帰れないなどと落ち込むぐらいなら最初からするなと言う恒三でした。

最低女!最低の父!最低の母!最低の老人!

怒鳴りまくり泣く育生はこういう最低な家族が欲しかったというのでした。

恒三は育生が絆を求めている最大の欲張りだと言っています。

そして正春はパエリアとか料理を担当し皆で快気祝い&育生の海外勤務祝い。

いっせいさんが臆面もなく登場するのがスゴイ。

華子と金沢弁護士は二人で飲み会。


龍太郎は会社に戻ろうかと元気を取り戻しています。

和やかになった河村家。

遺産とはお金だけじゃなく、頑張るという生き様だと言う育生を褒める恒三。

争いをしたから言いたいことが言い合える家族になれた、

遺産が無くても残ったものがあり良かったと笑いあう面々。

そんなところで龍太郎の缶のカギが話題に。

倉庫とか埋蔵金とか楽しそうですが当の龍太郎は返事がなくて・・・・

そっと近づいた育生は龍太郎を見てこと切れていたのかどうか・・

そしてその顔は次第に笑みにかわりました。

***


まさかの「絆」が遺産だったなんてシャレにもならないというか

最悪の終わり方でがっかりもいいところ・・・

でも、最後の最後で育生の顔にやや笑みが見えたので

もしかしたらこれは?と思わせるものがあり・・でしたから良しとしましょうか。

あのおもちゃみたいなカギが次作(?)の争点になるのかも(笑


幸せを絵に描いたような一家なのに「遺産」という化け物を見てしまったために

狂いだし、争いになり、最後はまた元に戻りました。

河村の家は残ったし、

会社は一応順調に存続できそうだし、

とりあえずみんな健康だし、

人並み以上の収入もありそうだし良かったというべきでしょう。

目に見えるものだけじゃなくて

正春の自立や、育生と楓の人生の目標や、そういった見えない生き方がしっかりと見えた点でも

本当はこちらのほうがよほどいいことなんでしょうね。


娘たちがいがみ合う姿はあまりいいものじゃなかったのですが

育生が遺産をうまい具合に手にするということを無意識に望んでいたので

この結末はちょっと残念でした。


まあ・・最後のニヤリが後を引くということでいいことにしますか(笑


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