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どっちも良かった「心震える作品賞」と「つっこみドラマ賞」って感じかな~
最後まで涙を絞り取られたドラマでした。

質のいいドラマは後味も良し!

「重版出来! 最終回」

最後は先週の見立て通りタイトルの「重版出来」

中田伯で見られたのは凄いです。

あの絵は癖があるのでどうなるかと思ってただけに嬉しいわ~。


中田(永山)は連載を獲得し、ピーヴ遷移はバイブスで一気に人気を高めました。

それと同時にアシスタントを頼んだようですが、皆辞めていくという事態がありました。

人との関係性が上手く築けない中田。

本人はただ面白いマンガを描ければそれでいいわけで、寝食を忘れ没頭するタイプ。

しかしアシさんをもその道連れにはできませんし。

アシスタントを使うのも仕事のうちと説得し、食事や睡眠の管理をしようとした心(黒木)は

「支配するな」と毛嫌いされてしまうのでした。

天才とは気難しいモノと相場が決まっており、まさにその中田はその典型のようです。

転機はシュートが心のデスクに貼ってある「重版出来」を教えたことと、御蔵山先生のセリフ。

「おにぎりは270リットルの水からできている」というバーチャルウォーターの話。

おにぎりの背景には見えない水がある。

ここから見えない世界を想像することが大事。

それができたら世界は大きく広がる。

中田には御蔵山先生のいう事は素直に響いたようです。

ここで見えてなかった現実の世界を見ようとしたようですね~

自分のためにと動いてくれる人が見えてなかった中田でしたが、

心のためならと現実との折り合いをつけるようになりました。

一日二食は最低食べる。ちゃんと睡眠もとる。長く続けるために。

表紙の件を受け入れ、サイン会もすることになり、

そのサイン会では苦手な絵も練習してつけてくれました。

しかし名前の文字が凄まじかったねえ~爆笑

がんばった中田。

ぼくを拾ってくれた女神のために。

その女神、心の考えた表紙は主人公ユータではなくピーヴがカッコよく描かれていました。



さて、もう一つの動きは近代芸術文化賞のマンガ部門大賞。

御蔵山先生の「ドラゴン急流」に決定!

そのスピーチが「オワコン」返上だった!

皆に揶揄されていたけれどこの賞をもらえたし、次にいくぞ~宣言!

新しいマンガの構想もできてると言うのであっけにとられた会場でした。

天才も凡人も関係ない、面白いマンガを書くのが自分の人生だ。

中田の影響をかなり受けています。

しばらくお口ぽかんとしていた人々が拍手になるまで時間がかかるのが絶妙。


そしてピーブ重版の知らせ。

初版5万部だったのが半分さばけたから重版になったそうです。

早い!

最後は皆で重版ダンス!

***

「重版が黒沢さんの目標ならばかなえてあげたいです」

このドラマ一番の中田のセリフでした!!

心底じわ~っときましたが心にも染み入ったような顔でしたね~

編集者なら言われてみたいって。。

会場にはムロさんが現れてお酒を運んでくれ、結婚の報告で幸せをまきちらしていましたし、

要さんも久しぶりに登場してモテっぷりを発揮。

今までの出演者全員集合して最終回らしい華やかさ。

そういえばサイン会ではユカちゃんも現れ、中田の視線を独り占めしてました。


誰かのために働く、自分のために働く。

何のためでもかまわない、誰かが動けば世界が変わる。

その一歩が誰かを変える。

この心震える瞬間のために人は誰かのために働くのかもしれないね~。

まれにみる素晴らしいドラマでした~~~~!!

続編あるといいなあ~。

スペシャルでも映画でもいいわよ~~!



「僕のヤバい妻 最終回」

刺されたマリア(木村)は瀕死の息でしたがどこで間違ったのか?と考えていました。

ドラマ初回から最終回までたったの10日間のできごとだったと言うので唖然。

こうなることを予感して木暮(佐々木)にメッセージを託したと。

確かに蔵さんのところに自分に何かあったら幸平(伊藤)に全部話して欲しいとメモがありました。


さて、マリアを誘拐で脅迫がありましたが幸平は全く信じません。

むしろ指輪を投げ捨てて怒り真っ最中。

最終回は皆からバカバカと言われ放題の幸平にちょっと同情~(爆)

この指輪を見て自宅だとわかったり、靴の謎かけでちゃんと消化器を理解してましたけどね~。

でもそれを生かせなかったわね。

話もどして、

部屋で怒っていると一生さんのナイフで脅され本当にマリア誘拐なのかと現実に返るのでした。

2億は杏南のところだと確信し、貸してくれることを懇願。

木暮からも非通知で電話がありますが、金があるのかと言う幸平で、本当に馬鹿だと言われてました(あはは


鯨井夫婦(レンタル含む)はマリアを本人の自宅に移していましたが、

そこに捨てられた指輪を発見したマリアでした。

その後に鯨井ユキ(緑子さん)との対決。

互いに夫を愛していたかどうかを確認しあうのですが、

鯨井夫婦のほうは間違いなく相手を思う行動にでていたようでした。

そこに愛はあったようです。

で、マリアはどうかというと嘘っぽいのは明らか。

真相はラストに判明しました。

緑子さんは灯油をまき散らして火をつける寸前でしたが、そこにお互いの夫が登場。

杏南から2億を奪った和樹と、それを奪い取れなかった幸平。

ギリギリの攻防で刺したり、火をつけたりし、救急車で運ばれるマリアだけが映されました。


それからしばらくして杖を使うマリアと無事に快復した幸平は実家のクリーニング店で手伝いをし

平凡ながらも幸せをかみしめた生活をしていたころ。

・・・そこに保険屋さんが登場し全てがはっきりと解説されるのでした。


マリア高校生の時のカテキョ、木暮の勧めで留学したわけですが

両親の心配は大きく「誘拐保険」に加入されていたのでした。

それが更新され、受取人はマリアの結婚相手ということだそうです。

金額は16億!

だから2億を杏南にさらっとあげちゃうこともできたってこと。

マリアは、20年間構想をあたためてきたのでしょうねえ~。

結婚するならバカ夫がいいとか思いながら(笑

そして今回、保険が適用され16億は伊藤の手にあるのでした。

ラストは結婚記念日のレストラン。

相変わらず疑心暗鬼の幸平。

オーダーは例のワインとアクアパッツアにスペアリブ。

爆笑よね。

一つ食べるたびに相手の顔をうかがう。

ぞくぞくしながら晩さん会は続くのでした。

***

木暮とその奥さんに憧れていたマリアは小暮とは恋人関係ではなかったらしい。

でも、誘拐保険のことを知っている木暮はやはり狙ってると思えてなりません。

N31は店の名前とみせかけて保険証書の番号でしたしね。

何よりも不敵そうなあの笑み。

更に幸平の事を馬鹿と言ってしまったしね~。

マリアを幸平と結婚させたのは木暮かもしれない・・

次の手を出してくるのかなと。


あの灯油をまいた日、幸平を刺した緑子さんに

マリアは救急車を要請し、

自分たち二人を玄関まで運んだら火をつけて、2億とともに逃げてと言ったのでした。

鯨井夫婦は家の中にいることを(警察に)証言するからと。

その通りにして、逃げた鯨井夫婦は地方でひっそりと幸せそうに暮らしていたようですが

佐藤たちがこの地域まで追ってきていました。

あわてて荷物を詰めて逃げる準備していた二人。

逃げおおせたのかはわかりません・・・

なんとなく逃げていたらいいな~と思える二人でした。


グングン上りつめ、急降下し、恐ろしいほどのアップダウンのドラマでしたが

伊藤さんにかなり笑いをもらい、毎回、がははは~と楽しみました。

面白かったです!


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