桃太郎のようにポンとはじけるのかと想像したけど、きちんとした真面目なものでした。
テーマが恐ろしくシリアスな内容だからちゃんと向き合ったのですね。

推定5歳の子がエア出産に付きあい、

産声をあげるというあっと驚くスタイルを作り上げました。


「はじめまして、愛しています。 第4話」

推定5歳ですが実際はもっといってるのかもしれない。

栄養状態が悪けりゃ小さかったりするでしょうからね。


なぜかっていったら、5歳にしては賢いような雰囲気あるので。

まあこの子役の歩君が賢いからなのでしょうけど。


梅田夫妻に養子として試運転中のハジメちゃんは前回、試し行動を卒業しました。

次にはじまったのが「赤ちゃん返り」で美奈に抱きついたまま一時も離れません。

子育て真っ最中ならば(0~2歳ぐらいか?)まだ軽いのですが、

なんせハジメは5歳児相当の体格だから重さはたいそうなもの。

美奈(尾野)は腰痛に悩み、トイレすらも行けず相当な制約のなかで生活しています。

ようやく理解が追い付いてきましたが、(一般的)子供が誕生してからこの日までたどる成長の過程を

ちゃんと送れなかったことで、今親になってくれた梅田夫妻のもとで

遅れてやってきた赤ちゃん時代を過ごしているということなんですね。

速足で駆け抜けて行ってると言う感じでしょうか。

ハジメはもう大きいので傍から見れば変に思うのでしょうが、

本人がそれを意識してるのかどうかはわかりません。

養子になったどの子も同じようにするみたいだから、本能でそうしてるのかもしれない。

本来、子供ってのは成長する間にいろんな悪戯や悪さして親を困らせ、てこずらせて、

たくさん抱っこしてもらってようやく親から離れていけるという土台が出来上がるのでしょうね。

こうして愛情たっぷりもらって大きくなれば案外ケロッと自分の道をいくものかもしれない。

子供自身はベビー時代の記憶ってないのにね。面白いものです。

しかし、美奈はそういった過程を経験しないでいきなり親になり大きな子が来たものだから

戸惑いは隠せず、ついついと愚痴が出てしまうというところです。

実の親だって子育て鬱になるくらいなんだから、そりゃ当然です。

堂本(余)に聞くと「思う存分赤ちゃんとして扱ってあげてほしい」ということで

本人のしたいようにさせていると言う状況。

そこに、信次(江口)の妹春代(坂井)がやってきて

「叱った方がいい」とか「(二人は親子として)やっていけない」とか

余計な口をはさむなんてウザったいというかなんていうか。

ほっといてほしいよね(^^;

ともかくおんぶひもを貸してもらったことで、手を使えるようになりました。

外に出るときもおんぶでしたけどベビーカーは小さいしね。おんぶしかないか。

スーパーで知人の赤ちゃんが使っていたおしゃぶりを奪って使い、

ミルクやおむつなども買わされた様子(笑

オノマチさん、ご苦労様。

一方外で目撃した信次は仕事とはいえ若い女性を案内していて、

それが楽しそうに見えた美奈は嫌味が出てしまうのでした。

信次はピアノを弾いたらいいのではと勧めてきます。

実際、ハジメは以前に教えたドレミの曲も弾けていて一度美奈が弾くとすぐにできているし、

指使いもちゃんと送り指をしていたし、きっとこの子、

昔の母か誰かに手ほどきを受けてると言う気がしました。

しかし、そこでトイレにこもったことでハジメは仕返しのおもらし。あはは

こんなところにに指揮者の父親、追川がオーディオセットを送ってきて

最高の音楽を聞かせたいというのでした。

父もハジメの才能を見抜いていた様子。

だが、物で満たそうと言うのが嫌だと反発する美奈でした。送り返すらしい。

美奈自身がまだ父親からの愛情を信じられてないのでした。


信次が帰ってきて八つ当たりする美奈です。

ハジメをおんぶしながらガーガー言いますが、ハジメのせいであれこれできないと大騒ぎ。

背中で聞いてるよ・・・

そんな状態で心配したのか信次は美奈のところに堂本を派遣し助言を頼んだようです。

後に信次からの依頼だとバラしましたが、ともかく堂本は話を聞いてくれました。

アニーが好きだという美奈に

「ノーと言うのはイエスと言うのが怖いからよ」という劇中のセリフも引用して激励。

自分が愛されていると信じるのが怖くて今葛藤しているのだとハジメの気持ちを代弁しています。

赤ちゃんが生まれてから5歳までに愛情を浴びないと信じる勇気が湧かないと言う解説がありました。

だから美奈は自分が母親だと証明していくしかないのだと理解したようです。


その夜、信次はキグルミで現れましたが、ハジメは興味無さそうで(信次は)がっくり。

でもなぜか美奈は感動して本物のお父さんだと褒めています。

そして、「疑似出産」することになるのでした。

よその例で出産ごっこして本当の親子になれたという研修時の話を披露しました。

それに乗った信次。

美奈はベッドに横たわり、ハジメはベビーの出生のように丸くなった状態で

本物の出産のように生まれてきました。

はじめまして。愛しています。今日が誕生日だという信次。

初めて泣いたハジメ。

とっても不思議な印象がありましたが、ハジメの泣き顔にはつい涙がでていました。

お座りし、タッチし歩き、背を刻みし、赤ちゃんの成長とおなじように過ごした毎日。

そしてその日がやってきました。

お母さん・・お父さん・・(涙

***

ハジメに親だと認めて貰ったこの日は本当の家族になれた日。

ついつい大泣きしていました。

子役ちゃんの切なさの雰囲気が上手すぎて・・まったくもって天才です。


梅田夫妻はこれからはどんな子に育てるかを決める次の段階に入ったのでした。

子育てはこれからなのです。

どこの家庭でも子供ってのは嵐をよびますから大変なのは同じはず。

でもなんせ血が通わないという意識があると遠慮があったり、逆に行き過ぎがあったり

なかなか心情的に難しいような気がするわけで、

鬼と呼ばれる脚本家がそこをどう見せてくれるかがポイントなのですね。

お手柔らかにとつい願ってしまいます(^^;


それにしても、信次の弟、もこみちのサイドストーリーは余計ですよね。

子供ができたのに結婚には向いてないとかなんとか・・どうするんだいってところよ。

しかも妹(坂井)もうざったいし、

母親(浅茅)もアル中で施設にはいってるわけですし、

信次だけ情の深い感じに育ってるのが不思議なくらいです。まあ救いと言えればいえるけど。

美奈も父親の愛情を信じられず大人になってしまったという経緯もありました。


とにかく梅田夫妻には周りに理想とする親子関係もファミリーもないわけで

自分たちで手探りで子育てしていくという事実だけが厳然と目の前にあるのでした。

次回もきっと嵐の後の涙なんでしょうね。



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