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すっかり遅刻してしまいましたが、皆さま、あけましておめでとうございます!!!!!

1月も終わりというこの時期にようやくご挨拶できほっとしています。

ご無沙汰ごめんなさい。

日参してくださった皆さまに再び元気なエントリーをUPできることにも嬉しさがこみあげています。


■事の起こり。

昨年12月に入ったころから体調に違和感を覚えて近くのクリニックに行きましたが

すぐに大病院を紹介されてしまうという怖い予感を抱く出来事が発端でした。

有名人も数々訪れる評判の高い病院だということを知ったのもその後の入院生活で。

あっさりと私にガンの告知をした医師でしたが

予感があったので第三者のような実感もないまま平静な会話になっていました。

忙しそうな顔する私を忖度してか(?)

すぐにスケジュールを組めば最短2週間で仕事に復帰できるというので

お願いしますと頭をさげていました。


ところがオペをすると言うのはただ切ればいいってもんじゃなくて

それはそれは用意周到に準備するわけです。

こっちの検査、あっちの検査とわらわらと降りかかってくるため

仕事の合間を縫って通うというこの上ない面倒くささがありました。

そしてきついな~と感じたその日、検査の途中でショック症状を起こし倒れてしまいました~(汗

まさにオーマイガってところなのでした。



■緊急入院

すでに事柄は私の意思から離れ、医師やスタッフたちで進行し、

オペを予定していた日は延期が決定しました。

今、倒れた原因の方を先に治療ということになったわけです。

この時点で年末に近くなり私はどこに向かってるのかと自分を見失ってしまいました。



■入院生活に突入。

腫瘍外科に入院することになり最初に問われたのは個室と大部屋、どちらにするかという点でした。

実は決まったスペースを機能的に組み上げている大部屋は工夫が楽しくて私の好みにどハマリでした。

寂しがりとしても皆でわいわいできたほうがきっと楽しいに決まってる。

しかしこの病気って人生の一大事なわけです。

えいや~と世界半周旅行したぐらいのつもりで奮発し個室を選択しました。

ところが別の病気が発覚して追加入院となったため

結果として世界一周ぐらいになってしまいました(想定外!)

さて、点滴、点滴、点滴と無味乾燥にスタートした入院でしたが、数時間ごとに、

体温、呼吸、血圧の三点チェックの優しい声で目覚めるという素敵なことが繰り返されました。

この病院のナースの皆さんは美人で可愛く、しかもプライドを持って働く素晴らしい方ばかりでした。

その知識の深さは若いのに頼りになるわけで心細く不安をいだいている私などは

すっかり甘えてたくさん相談相手になってもらいました。

入院生活の潤いは彼女たちからもたらされたと言っても過言ではありません。

今振り返ってみても孤独だった私はおしゃべり相手が欲しかった気がしています。

ナースの皆さんが大好きでした。

これが男性患者だったらきっとハートにくるだろうなと想像に難くないのですが、

現にナースと入院患者というカップルが多いのもうなずけるのでした。



■いよいよオペ。

痛みと苦しみの日々から少しずつ回復していき、ついに(本来の)オペの日が決定。

術前カンファレンスでは今現在の病状とオペの様式や麻酔などなど

承諾のサインを要求される事項が多く、他人事のように事務的に記名した私でした。

こんな風に現実味が薄く、はるか遠くの出来事のように思えたのに

いざ当日の朝になってみるとやはりちょっと震えてしまったのは内緒。

それでもオペ室まで歩いて行き、ちゃちゃと麻酔して気づいたらオペが終わっていたという不思議な感覚に

今でもやはり実感が乏しく傷も癒えたこのごろはオペをしたことすら忘れてしまいそうです。



■ICUでの手厚い看護。

オペを終えたその日は全身管が入っていてスパゲティ症候群でした。

もちろん動けなくて肺塞栓予防のポンプマッサージの心地よさにうとうとしていました。

1時間おきぐらいに声をかけてくれ三点チェックや痛みの調整、交換するもの、などなど

かいがいしくお世話してくれたナースの方々には今でも頭がさがります。

朝になってナースから熱いパックタオルで顔を拭いて貰ったのがなんだかおかしくて凄く印象に残ってます。

なんでしょうね。自分でできるんですけど甘えてみたいような感じかな(笑

この時期、最も苦しかったのは次から次と咳が出ること。

全身麻酔の挿管がかなり下まで入っていたので相当喉が傷ついていたわけです。

呼吸が怪しくなるほどせき込みましたが力が入ると術跡に響くのでその加減が難しかったという状況です。

翌日には入院病棟のナースが車いすでお迎えにきてくれ、戻ることになりますが

しっかり動くことができませんでした。

横になっているときは意識もしっかりしていたし元気そのものでおしゃべりしていたのですが

立とうとしたら力が入らず崩れてしまうありさま。

ナースたちがどうにかこうにか車いすに座らせてくれましたが、

これが手術というものだったのかとやや実感した最初の出来事でした。

でも大抵の方は普通に立てるみたいですよ。

私は点滴頼りの状態が続いていて体力がなかったからね。

ICUのナースの方々に感謝の手を振り、ちょっと涙も出て、

病棟のナースに車いすを押してもらいながら自分の部屋に戻りました。



■リハビリ

病棟に戻ってみると、さっそくリハビリ(PT)の方が訪問してくれたのですが

手をかりて立とうとすると、強い吐き気とめまいで凄まじい悪心に襲われてしまいました。

泣きそうなくらいどうしようもなく辛い状況で

ぐらりと傾いた私を彼がさらりと抱き上げてベッドに戻してくれました(ワオ☆)

まるでドラマのようなシーンでしたが

自分がこんな風に抱きかかえて貰ったということに今でも信じられないような気がしています。

このようにオペ翌日はめまいと吐き気で辛い状況でしたが

次の(オペ)二日後は吐き気も無くすんなり起きていました。不思議なものです。

しかし無理はしないほうが良いということでリハビリは病棟半分ぐらいを歩くだけで終了。

術後の回復のために早くから起き上がることは大事と散々言われてましたが、焦らず快復していけばよいとのこと。

そしてその後からリハビリメニューはどんどん増えていき、

退院近くなるころはジムで普通に運動するということになっていきました。

日を追うごとに回復していくというのは我ながら驚きでもありました。

リハビリの方(PT=理学療法士)には入院生活の半分ぐらいお世話になりましたが

私の担当者は優しい方でしかも話が弾むので単調な入院生活の中で楽しみな時間でした。



■信頼できる主治医

私の主治医(執刀医)は若い医師でしたが、腕はかなり良さそうと直感がビビビときてました。

今振り返るにまさにその通りで、オペの後の回復は思ったよりも早くレントゲンも美しい結果だったようです。

主治医は清々しいイケメンで、その上、笑顔がすごく良かった。

先生にニコニコされたら病気もいっぺんに治りそうなくらいの神がかったものがありました。

朝と夕方ほぼ毎日様子を見にきてくれて先生の顔を見るのが一つの日課でしたが、

病気をきっと治すという信念みたいなものがひしひしと伝わってくるので

先生についていけば間違いないと思ったものです。

オペ自体は大成功だったとはいえ、病気は今後も観察を必要とするため

当分先生との関係は続く予定。



■退院

退院の前日、病棟内で顔見知りになったおじさまに別れを告げるとおめでとうと力強く握手が返ってきました。

長い長い入院でしたが他の患者さんとの会話は皆無でしたのでこの一瞬だけが最初にして最後の交流でした。

病棟内を歩くことを推奨されていたためよく会う方とはなんとなく笑顔を交わすようになっていましたが

それならば言葉も交わしておしゃべりすればよかったかなとやや後悔もあります。

退院の朝、ナースの三点セットや主治医の訪問など通常通りに始まりましたが

今日でサヨナラかと思うとしみじみじんわりしてきて誰を見てもうるうるとして涙が止まりませんでした。

ナースセンターの前を通るときは、顔なじみのナースさんがすごく別れを惜しんでくれてまた号泣。

皆さんから大切に手厚くしてもらったという実感で胸いっぱいになりながら退院してきました。

本当にありがとうございました。お世話になりました。

温かく幸せだった入院生活を思い出しふいに涙ぐんだりしています。



■そして今。

命に関わる病気だったと言う覚悟でしたが、退院してみれば元通りの生活でありすぐに職場復帰。

いつもの勘を取り戻しやはり私には仕事が一番だと思うこの頃です。

ガンは二人に一人がかかる時代といいますが、

実際、人間は細胞でできてるので100%必至です。

ただ生きてる間にガンになるかどうかという時間の問題なのです。

なので兆しがあるならば早めに気づいて手当するのが妥当なわけですが

皆さんご自分のメンテナンスを更新させていますか。

今はまだオペや厳しい化学治療が主ですが、

近い将来は、風邪でも治すように軽く薬飲んでおしまいという時代になると思っています。

いえ、きっとそうなってほしいですね。


長くなりましたが

今年は年初から手術を経験しこれで厄は全部落した気分です。

これからは良い事だけが降り積もる予定。

皆さまもどうぞ健康に気をつけて良い年にしてくださいね!

本年もよろしくお願いいたします。




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