11/25/2007 海峡 最終話
昨日は「眞島秀和」さんの検索で来られた方が多かったです。

早くもブレイクしそうな予感ですね。
この俳優さんは初めて見るお方でしたが、純粋な目の力強さが印象的でした。

過去の映画で製薬会社の研究員役を演じたことがあったそうで、

今回の「うがい薬」の闇流しともリンクしていますね。

そういう切れ味な役がお似合いなのね。

ラストの昨夜は最後にようやく出演。

長い年月を経て再会。深く考えさせられるドラマとなりました。



朝鮮に強制送還させられた俊二@眞島秀和を心配して朋子は一生懸命に探します。

ツテを求めたり、手紙を書いたり。でも返事はきません。

全くの音信不通。行方不明となってしまいました。きっと日本に戻ってくる。

俊二の言葉がいつまでも残ってしまいます。

そんなところに、朝鮮時代の伯父の会社で上司だった橋爪さんが朋子を職場に誘ってくれます。

お給料も出るという労働組合の事務員でした。おかげで朋子は伊藤の家を出ることができます。

長い間、伊藤にはお世話になりました。感謝してもし切れないぐらいの恩があります。

伊藤の奥さんは結婚指輪をはずすように忠告してくれてました。


新しい生活を始めた朋子。その労働組合には新聞記者の野中@上川隆也が出入りしています。

野中は朋子が俊二を探していることを知り、行方を捜すのを手伝ってくれます。

ただし朝鮮人ということで新聞の人捜しの欄には載せられないとは言っていました。

朝鮮のツテがあり記者仲間に聞いたところ、俊二は実家には帰っていない様子。

朋子は思いつめ、遂には朝鮮に行こうと列車に飛び乗りました。

博多で密航船を探しますが、ここは売春婦たちも入り混じり、何がなにやらわかりません。

そこに警察の手入れが入り、どさくさで逮捕されてしまうのでした。朋子は隠し通す気でいた

もののすぐに見破られます。しかし女一人で密航なんて見ぐるみはがされて海に沈むだけ。

取り調べの刑事さんに言われてみればその通りの無謀なことだったのでした。

すぐに釈放となりますがここに野中が迎えに来てくれていたのです。

心細い今、懐かしさと人恋しさと父親への思慕みたいな気持ちが交錯する朋子。

そんな朋子に何年でも待つと、野中はプロポーズしてくれるのでした。

朋子は俊二を忘れられないものの、手紙を出しても返事はなく行方はつかめません。

最後の手紙と決め、「半年だけ待ちます」と半年経っても連絡がなければの中と結婚すると

したためました。

やがて朝鮮は激しい南北戦争となります。

俊二からの連絡は全くありませんでした。

釜山女学校の友人清美も後妻に納まったと言い、人生の第2幕に入るべきだと勧めます。


朋子はとうとう野中の求婚を受け入れ、母親と会うことになります。

まるで朋子を詮索するような質問ばかりの母親でしたが、すべて野中が話し切り抜けていきます。

自分の世話も要らないし、ご飯だけでいいとものわかりのよさそうな母親。

そこに帰ってきた先妻の子@ひとみが、朋子を見ても逃げていくのでした。前途多難。


こうして新しい生活が始まったのですが、ひとみはなつかずあんた呼ばわり。

そして山崎紡績の労働組合に勤める前はどこに居たかということが問題になってきます。

姑が親戚たちと一緒の集まりで朋子の京都時代を知っている人から噂が飛んできたのでした。

相手が朝鮮人というだけで過剰な反応をします。野中が帰宅すると今度は息子に当たる姑。

この性格のきつさが前の奥さんを追い出したのかもしれません。

昔の人はなにかと朝鮮という言い方で見下した風ですが、野中も一つ一つその理由をあげて

説明しているのに、これがまた朋子が野中を洗脳したという見方をするのでした。

さすがに震えが止まらず朋子も憤りが高まりますが、この野中という夫が非常によくできた人

で朋子には、ちゃんと頭を下げて謝るのです。


そこに伊藤から電話がかかってきます。

俊二の行方がわかったというのです。若い女と貿易会社を始めたと言っています。

その状況は分かりませんが、俊二が無事にいて仕事を始めたという事実だけは伝わりました。

だからもう俊二のことはふっきり、野中と幸せになればいいと言うのでした。

川べりで俊二との結婚写真を焼いた朋子。

そこにご近所の奥さんが現れ、姑が朋子の悪口を言いふらしていると聞きます。

さらに帰宅した朋子に、昔俊二に対して書いた手紙が戻ってきていました。

誤解ですが朝鮮ギライな姑にはますます朋子が嫌なヨメになったようです。

しかし朋子も反撃「嫁の素性を知ったらびっくりする」と近所に触れ回っているということを

突きつけました。その通りじゃないか。朝鮮人と繋がって匂いがぷんぷんする・・

大変言葉のきつい姑で「出て行きなさい」とまで怒鳴るのでした。そこにひとみが飛び込んで

きて祖母を止めに入るのですが、さすがに朋子も出て行ってしまいます。

駅で呆然とした風の朋子のもとに、ひとみが現れ、ようやくこの母子は心が通じ合いました。

ひとみのおかげです。夜になり家に帰った朋子。姑も気が気じゃなかったのでしょう。

堪忍やでと一言。でもこれで和解できたかもしれません。


しかし姑は寝たきりになり、介護の日々がやってきました。

それでも部屋から出て行く嫁に「朝鮮」と叫ぶ姑。

7年ぐらい介護したことになるでしょうか・・


そして新幹線が開通した日。

野中は韓国に出張した記者から手紙をさずかってきました。

俊二は末期肝臓ガンで余命わずか。韓国に来て会ってほしいというものでした。

長い間の憤懣が積もっていた朋子は会わないと即返事をするのですが翌朝は気が変わり

やはり会いたいと思うようになっていました。快く送り出す野中。懐の大きいだんなさまです。


そして朋子は海峡をわたりました。空港まで奥さんが迎えにきています。

再会した俊二は年をとり白髪で具合も悪そうです。杖でやっと立っています。

ベッドに横になり、現在の二人のことを報告しあいます。

かささぎのブローチがあったから強い気持ちで待つことができたのかもしれません。

いつか二人をかささぎの架け橋が渡してくれると。

翌日は限界灘が見える丘を案内。

この海を私たちは何度渡ったでしょう・・・。

そして強制送還された後の俊二の話が出てきました。

朝鮮に送り返された俊二は米軍に取調べを受け、投獄。

半年後に日本に密航を企てて逮捕。今度はスパイ容疑。昔の憲兵時代が尾をひいたようです。

2年間獄中生活をしたといいます。

ようやく解放されると実家の母が思い病気で寝込んでいたといいます。

後で知ったことですが、朋子の書いた手紙は日本に送り返されたというのでした。

日本に戻っても朋子を不幸にするだけかもしれないと思い始めたといいます。

そして朝鮮戦争の勃発。

前線に駆りだされようやく戻ったら、今度は朋子が結婚するという

手紙が届いていたのでした。

戦争が二人の歯車を狂わせ、二人をひき裂いたのでした。

何十年も経ってお互いにささやかな幸せを見つけての再会。

様々な思いは全て穏やかなものに昇華してしまいました。

「もう私の夢には出ないでください」

朋子の最後のお願いにはわかりました。そうします・・

こうして涙の再会は終わりました。




半年後、俊二は他界し、その3年後に野中も同じ肝臓ガンで亡くなったそうです。

戦争に翻弄された人生を歩まれた野中さん。

もしも手紙が届いていたら、もしも密航が成功していたら。

運命というにはあまりにも酷い運命に弄ばれた二人でした。

平和になり、国交もあり、そして親しくできる韓国の友人がいる幸せ。

今の時代には想像もできない困難な時代に愛を貫くとは本当に難しいことでした。

もう戦争はこりごりですね。

テーマがあまりにも大きすぎましたが、言葉もないほどの感動がありました。


眞島秀和さん、ラストでは回想シーンがでてきましたが

やはり存在感がありますね。

最後はお年を召した風でこちらもよく出ていました。

本当、良かったです。

Secret

TrackBackURL
→http://eri0309.blog98.fc2.com/tb.php/236-2f67910f