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毎週見てたのですが取り上げるには気後ればかりしていました。
障害を扱うというテーマは下手すると傷つく人が多くなりすぎます。

でものんびり見るというほど気楽でもなく

どこにでもある光景がけっこう熱かったりするときがあるので未だに見ています。


柚子@香里奈の熱演には頭が下がります。

そしてこの役を引き受けて彼女にとっていいことがあるんだろうかとずっと思ってました。

でもこれも新境地ですよね。これが転機になり大きく羽ばたいて欲しいもの。

今期、新境地開拓のタレントさんが多いです。


設定ですが8歳の知能の女性が子供を産むということがまずありえなさそうで無謀。

8歳というけれど8歳の子の方がむしろ可能性があるだけにそれが障害の悔しさなのね。

身近にいないということで理解がおよばない人に啓蒙する意味でもドラマに扱うのは

いい事だと思いますが、このドラマは正しく描けているでしょうか?ものすっごく甘くない?


これまでの大意は、子供が授かり、出産を決意。夫@草ちゃんは事故で死亡。

出産した子@ひまわりを施設に預けるというのを阻止し自分で子育て。

そして保育園に預けることになり、新しいお友達@MEGUMIができました。

今週は、ひまわりのおむつはずしトレーニングと柚子の仕事。


保育園は働くお母さんの子供を預かるところ。

0歳児から扱うというのが幼稚園と違うのですね。

近年、幼稚園と保育園をミックスしたり、入園時期を柔軟に対応したり、新規販売マンションに

付帯していたり、会社に設備していたりとその性格・状況は様々ですが、

働く女性のための一助として機能していく動きがみられるのはいいことですよね。

さて、柚子は働いてなかったのですがひまわりを預かってもらえてました。

そこは障害者特例みたいなものがあるんでしょうか?詳しく説明がなかったのがまず残念。

それに保育園はどこも満杯で空きがないというのが東京の現状ですが、

ひまわりのために探し回ったときはたくさんの保育園がありました。それも都合がよすぎ。


まずはひまわりを預け慣らしていくことが大事なわけですが、一方で母親の柚子も

保育園の方針に慣れていくことも大事です。

柚子にとって子育てを肩代わりしてもらい、その時間を自分の中で整理することが必要と

視聴者は判断しますよね。

ところが今週はなんと働くことになったのでした。

柚子の母@岸本加世子は娘を尊重する母。それはいいことなのですがズレがありすぎなの

ではないですか。ドラマだから誇張は必要ですけど、在りえない甘さが多いね。


保育園には柚子を快く思わない母親3人組が登場。あからさまにイジワルな顔です。

これも在りえない設定。一般的に人間は自分を無意識によく見せたいもの。

本人にわかるように悪口を言ったり否定するようなことは普通しません。

少なくとも表面はニコヤカに接するけど、決して深入りせずほんとうに表面だけのいい顔。

あたり触らず関係ない人。これが普通の人間です。

そして心の奥底ではバカにしていたり、裏では悪口をということじゃないですか。

現実とはかけ離れた描き方には違和感です。善と悪の分かりやすい対立は必要ですが

もうちょっと工夫したほうがいいかも。だから柚子に友人ができたりするというのもまずないだ

けにドラマはかなり大甘なんじゃないかと思ってしまうのです。



こんな大甘だらけのドラマにさらに甘いのが弟蓮@平岡祐太。

自分の音楽のチャンスがあったというのに「犬のおまわりさん」を弾いた前回。

恋人にはまだ姉の障害を打ち明けてません。

蓮の屈託が姉の障害にあるのは明白なので今後が見所ですが今までをみていると

詰めが弱くて期待できないという状況です。


さて、ひまわりのトイレトレーニングは周囲の圧力を感じて進まないどころかとうとう体調を

崩してしまいます。柚子はコンビニで働きますが、熱でお迎えのお知らせが入り、

動揺し何もかも放り出して保育園にお迎えに行くのでした。

お目付け役の琴音@福田沙紀が一瞬目を離したときの出来事でこちらも不可抗力。

自分の無力さで泣く琴音でしたが蓮が慰めるシーンは世間に対する悔しさもある?

仕事も覚え一生懸命に頑張っていたと言えた琴音はもうすっかりいい義妹。

でも世の中そんな都合よくないんだということもここで焼付けられてしまうのです。

そういう意味では琴音も草ちゃんの妹だし、高校卒業したばかりの幼さもあるわけですね。



そしてラストはイジワル3母の一人が改心するというもの。

ひまわりを褒めて育てたいという一心の柚子と対照的なのがこの母親。

お漏らしした自分の子は一番早くオムツももとれて優秀だったことを誇示。

それなのに今失敗したからと叱り飛ばす母親。

同じようにひまわりはトイレを教えた後にお漏らしするが、柚子はひまわりが

教えてくれたというのでめった褒め。

そのバカバカしいくらいの褒め方のあとに保育園中が笑顔になるという展開。

すべては対比なのでそうくるのは読めてしまうのですが、つまらないですね。


そして福祉バザーの開催。

例の3母の一人が現れました。

この母が改心して理解者側に回るということになった模様。

まさに理想の展開ですが、ドラマだからこれでいい?

こういう現実に直結した素材を扱うからこそ真実を反映するべきではないかと思うのですが。




以前レビューした自閉症を演じた草薙さんの「僕の歩く道」のドラマは

その点、かなり厳しく崇高ささえ感じさせられたものでした。

ドラマとして目指す高さの違いなのかな。

せっかくのいい素材が生かされてないと思うのはわがままでしょうか。

もっと厳しさと目の高さを変えたほうがいいと思うのですがいかがですか。

同じ障害を持つ人たちを泣かせたくないがためにユートピアの仲良しドラマにするつもりでしょうか?

こうした方がいいという提案は何も出てきませんが

残念でもったいなくて、しかも見ていてむずがゆいというのは視聴者の共通した感想だと思います。


次にこの「だいすき!!」を取り上げたいと思う日が来るでしょうか・・・



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