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今週のプロフェッショナルは映画監督の堤幸彦さん。Pちゃまの「STAND UP」もこの方です。
「池袋ウエストゲートパーク」も。一般的といったら「トリック」がそうですか?

必ず全部がヒットとは言わないけれど、独自の映し方というかポリシーがありますよね。

ファンはもう切望するくらいこの監督の作品を見たがるみたいです。


オープニングは堤監督のお誕生日のところでした。

この方は52歳ですが髪はふさふさです。

しかも金髪です。

「トリック劇場版」を出してくれましたが、この映像が堤マジックと呼ばれる斬新さに満ちています。

竹中直人さんは声かけてくれたら、たとえワンシーンでも飛んでくると言いました。

吉永小百合さんは構えずに演技に入ることができたと言います。


~気負わずおごらず立ち止まらず~

監督は俳優が来る2H前には現場に到着し朝ごはん。ゆでたまごとおにぎりだって。定番らしい。

そして台本チェックし、映像をイメージする作業を開始している様子。

台本を前に土下座し「よろしくお願いします」


今取り組んでいるのが実話の「まぼろしの邪馬台国」

邪馬台国を探す学者で全盲役が竹中直人でその妻が吉永小百合。

監督は吉永さん相手にガチンコ勝負だということです。。

演技指導も細かいですね。そばにつきっきりで一緒に動いています。

しかし、本番が始まると撮影ブースにこもってモニター映像を通してマイクで指示するようです。

このやり方は珍しいのだそうです。

そして撮影した映像をその場で編集しているとのこと。これもなかなかできないことでは。

「金田一少年の事件簿」・・じっちゃんの名にかけて~というあれです。

「トリック」「ケイゾク」仲間ちゃんが主演です。

「明日の記憶」

ちょっとずつ映像を出してくれました。


再び「まぼろしの邪馬台国」

映画作りは予算、時間、天候という制約がありさらに俳優の体調も考えねばならない。

そのぎりぎりまで粘り続けている。

大雨・嵐を作り、吉永さんが夫を探すシーンを作ってました。

これの作業に3日かかったそうでこのシーンが終わったのが深夜1時。

でも並行して「スシ王子」と「20世紀少年」も撮っているそうで時間と身体がもっと欲しい状態?


スタジオinで茂木さんと会話です。

吉永さんを相手に撮影することで家族からは大丈夫かと心配されたとか。

向こうは110本の映画に出演した大女優でびびったという感じになったそうです。

しかしそういうものを感じさせない魔力をもった方で感動したという話です。

プロフェッショナルの道具。

カバンですがこの濃紺のバッグは有名ですよね。雑誌でも見たことがあります。

ここには七つ道具みたいですが薬がしっかりと入っています。体温計も。

そして分厚い台本がいくつか。

革表紙のカバーは20世紀少年出演の渡辺謙さんからのプレゼントだとか。

台本には×がいくつも書かれてますがこれは終わったあとにばってん!という風に書いてるみたい。

もう考えなくていい~という感じですっきりするとか。気持ちわかるな~(笑

ブースの中で指示するのは生の直接の演技を見てしまうと感動しちゃって

全部すばらしいと思いダメダシを出せないから。

NGを出すためにはやはり距離を置くのが大事。客観的であり続けようと思った。



ロック、音楽に携わる仕事がしたかったので入ったのが映像制作会社。

音楽ビデオを作る仕事がしたかった。

最初はバラエティのアシスタントディレクター・いわゆるAD.

しかし不器用で失敗ばかりしていてついたあだ名が「電信柱」立ってるだけで動かない考えない・・。

挫折感があった堤に3年後に音楽番組のディレクターの仕事が舞い込んだ。

アシスタントのAの部分が抜けるもんね。まだましかと引き受けたのが最初のステップアップ。

スーパーや商店街などで観客を集め、素人の歌を生放送。観客はお年寄り。

自分の仕事が嫌だったそうです。でも喜んでいる観客の姿を見て考えが変わっていった。

人を喜ばせるものを作ろう・・・。

そうした決心が沸いたところで奥さんの病が発覚。年間数百万の治療費が必要になった。

それを捻出するために必死に働いたそうです。会社とは別に仕事をしたこともあったとか。

しかし2年半の闘病の末、奥さんは亡くなったそうです。

その後も人を楽しませるものを作ろうと思い、一生懸命に仕事を続けてきたといいます。

そして転機が訪れました。40歳の時に作ったのが「金田一少年の事件簿(堂本剛)」これが大評判。

バラエティ番組、音楽ビデオと多様な制作をしてきたことが実となって結ばれた作品。

大胆なカメラワークが堤監督の特徴ですね。

ビートルズがやってくるヤァヤァヤァを見ると泣けるといいます。女の子たちがギャーッとなってる絵を

見るとなぜか泣ける。それと同じようにカラオケで誰かが熱唱しているのを見ておじいちゃんたちが

一生懸命に見て口ずさんでる姿があった。ビートルズと同じだと言うことに気づいた。

ここに「人を楽しませる」という真髄を見たのでした。そこで意識改革できたというのが監督なのですね。

コピーすらも満足にできない不器用さで挫折感に埋もれた自分がこの怒っている相手といつか対等に

なるんだという気持ちがあった。その一本の気概を持っていたから今の監督がある。

これから撮りたい映画は?

僕は・・皆に喜んでもらえ、経済的映像的に楽しめる作品を作るという使命感があるが

その一方で自分が本音でとりたいものを一本撮りたい。それをしないと死ねないな・・・と思う。


そして奇才VS大女優

言い過ぎるとダメだし言わないと伝わらない。相撲みたいな間合いを考えてしまう。

でも吉永さんにはあまりモノを言わないようにしていたという。

前半の最大の見所を撮るシーンもブースで指示しています。


学者にプロポーズされるシーン。

吉永さんは大粒の涙を流したそうです。

監督は微妙だと言っています。

もしかしたら泣かないほうがいいかも?

いや~こういうシーン一つ一つ迷うでしょうね・・・監督業って凄いですね。

自分の代表作を作りたい・・焦っている監督の姿も映りました。


最後のシーンは亡くなった夫を偲んで吉永が思い出の場所を訪れるシーン。

吉永さんは島原の子守唄を歌いながら泣きました。

このシーンは絶対に観客に泣いて欲しいところ。

監督には違和感があったそうです。

主人公が泣けば観客も泣くに違いないけれど・・・。

そして決断しました。

このシーンは涙を流さない方針でいきたいと説明。

楽しかった・・ありがとうという雰囲気で。

そして撮り直したシーンでは

吉永さんは微笑んでいました。

これが吉か凶かは分からないという勝負にでたということです。


プロフェッショナルとは?

どんな逆境でも楽しめる人がプロフェッショナル。

僕自身も楽しみ続けたいし、楽しみを見つけたい。




映画のシーンを一足早く見せてもらったんですね。

最高の宣伝になったのではないですか?

「感動」を作るというのは実は計算されてしまうと逆に冷めてしまうんですよね。

今まで見たものも、あんまり周りから煽られると逆に引いてしまうことが多かったかも。

ラストシーンを微笑みに変えたのは良かったんじゃないでしょうか?

少なくともやらせの涙は慣れてしまってる映画通には通じません。

この「まぼろしの邪馬台国」を見に行きたくなりましたね(笑


堤監督を慕う人は大勢いて、

ブログが炎上したこともあったんでは?

「下北サンデーズ」をレビューしてましたが、

あの時は数字が悪くて気の毒なくらいでした。

堤さんのすることに反対する人はいなかったような気がします。

通に愛されてるのですね。

監督の流儀は「楽しむこと」にあったようですね。

ドラマや映画を愛する人に楽しんでもらいたいというサービスの心が

この人を大きくしてくれたのですね。


そしてPちゃま出演の「STAND UP」はそのオンエア時は知らなかったけど

後に見てすっごい面白くて宝物のようになってしまったドラマです。

脚本も出演者も全部良かった。

けどPファンになってなければこの良さは分からなかったと思う。

ここが難しいところですね・・。

でも堤監督といったらエリは「STAND UP」を推します!!




次は弁護士「鈴木利廣」

あの肝炎の和解シーンが出ました。

これも見なくてはね!!



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