オープニングの記者会見を見て違和感がぬぐえなかったというのが第一印象でした。
いじめ自殺でも学校の管理責任を問われるという時代、生徒を引率していった学校が全員無事に

連れ帰るのは絶対なことであるはず。そうでなければ学校の行事に安心して子供を差し出せません。

それが子供がいうことを聞かないで勝手に荒海に入ったから自分には何の責任もないとか

その発想は日本的ではないです。ここはアメリカではないし戦う相手は企業でもない。

ただ子供を亡くしてうちひしがれている親がいるだけです。

管理責任を問えないという設定に持ってこようと死人に口無し状態で、全てを子供に被せていたが

やはり子供が勝手に海に入ったとしても制し切れなかった学校の管理を問われると思う。それに

たとえ裏の顔では舌を出していたとしても事情をきちんと説明して、学校としては精一杯の対処をした

と誠意ある印象を見せるのが普通の学校のあり方です。どうみても学校の冷たさしか感じられない。

「青葉第一学園の中等部」こういう名称であることは公立ではなく私立ですよね。

この学校に入れたくないと思う保護者は大勢出てくると思うし、こういう強気の姿勢は次年度の募集

にも差し支えるんじゃないの?

弁護士として遺族に付け入る隙を与えないという発想は間違っていないのでしょうが、

やり方が間違ってるとは思いました。子供を持つ親御さんはどう感じたでしょうか?

でも堂本灯が正しいとかそういう意味ではありません。



荒海のため予定していた遠泳を「海に入ること自体を禁じました」担任の先生は会見でそう語りました。

普通はこういう詳しいことも会見では言わないですよね。いかにも生徒が悪いという言葉をだすのは

学校としてはまずい対応だと思います。もうちょっと優しい言い方をしますよね。

しかし灯@上戸彩は「人の命より大切にするものがあるなんて・・・」とつぶやき工藤怜子@りょうに

その弁護方針は正しいのかと疑問を投げつけました。


灯にその協力依頼があったのは灯が亡くなった少年、布田と同じ学校の出身だったから。

先週工藤に助けてもらった灯は学校側とパイプがあるということで簡単に引き受けていました。

杉崎に報告すると「簡単に引き受けやがって」バカといわんばかり。でも「弁護士とはどういう生き物で

あるかを工藤に教わってこい」って嫌味まで言われてました。

そして青葉学園に工藤、片瀬@加藤成亮、灯の三人で事情聴取に向かいます。

校門のところではかつての担任、大塚が出迎えて懐かしそうです。


会議室では、教職員が出揃い、担任の大塚が説明しています。

遠泳を予定していたがまだ波が高いからもう少し待つように生徒に指示を出していたと説明。

それから一時間後に布田がいないことに気づき、必死に探したけれど見つからずその後溺死体で

見つかったということでした。

職員たちには「対応マニュアル」を渡す工藤です。そこには赤い文字が並び注意事項も満載。

事実関係が明らかになるまで遺族と責任の交渉は一切しないこと。

「申し訳ありません」などの謝罪のことばは禁句。

代わりに「遺憾に思う」「残念です」「現在調査中」というように指導。

学園側は責任を認めません。謝りません。負けません。

顔を背ける大塚に「遠泳は禁止した」という言い方に変え、勝手に海に入って溺れたことにしてしまい

ました。これがりょうの方針でした。さすがに大塚は抵抗しますが学校にはさからえません。

学校に乗りこんできた布田武史の父親は警備員に息子の死の説明を求めていますが校長が出て

きてつかみかからんばかりの強さに校長までも冷たい対応です。ただ調査中を繰り返すだけ。

灯はお父さんの姿をみて片瀬に何も感じなかったのか?と聞きますが工藤を適切な対応だと評した

片瀬としては親が学校に乗り込んできたら学校もタイヘンだと学園側に立つ姿勢です。

灯は親として当然だというのでこの時点で自分の立場がどういうものかわかっていません。

非常に厳しい位置にいるのが灯。情では父親に沿ってしまうが立場は学校側・・・。

犯罪を隠蔽しているわけではなく事実関係からいうならばこれは溺死事故。

弱者救済ではなく学園の利益を守るのが仕事。こんこんと諭されている灯ですが納得していません。

そのころ工藤は灯を夢と理想に燃えた弁護士だと森岡に報告してました。かつての杉崎みたいだと。


布田くんと最後に一緒にいたのは4人。それを調査するという灯。片瀬は反対してますが結局灯が

一人で調査するのを認めた形になりました。

葬式に行くときは香典を持たないように助言する片瀬。

そのお葬式には生徒の姿は一人も見えません。不自然だと灯が言いますが本当に変です。

普通ならかん口令を敷きつつ葬式には絶対に行かせるでしょう?それが優しさの演出となって映りますし。

グループの二人を発見した灯ですが「武史のほうから海に入ろうと言ってきた」という二人。普段から

単独行動が多かったから泳いでる途中で見えなくなってもそんなものかと気にとめず戻ったとか。


生徒から聞いたとしたうえで先生の禁止を振り切って荒海に入っていったからという説明をする

片瀬と灯。しかし父親は一人も葬式に来なかったから生徒のいうことなど信じないといいます。

偶発的水難事故。よって、誰にも責任は生じず賠償補償金は発生しないという片瀬。

灯が止めますが、「どうかご理解を」と片瀬は続けます。父親の感情を徹底的に逆なでしたようです。

そりゃそうだよね・・・

「どうしてあなた方は武史が死んで当然だと決め付けるのですか?」

学園は責任はないと一言の謝罪もない。賠償金の話をしているのではない。命の話をしているんだ。

涙ながらに語る父親には灯は大分感化されています。片瀬は影響をうけてないようです。

企業相手に感情の入らない訴訟ならそれでいいけれど、親子の関係にはそれは通用しないのでは。

でも「偽善者ぶんなよ」結局金しかないことはわかってるはず。俺達は学園側の人間なんだ。

(注意:ここは善人顔するなよの意味ですね。「偽善者」は間違いです・キッドじいやの指摘です!)

そういわれたら灯だって一言もありません。どうしたらいいのか?模索です・・・。

灯は父親を亡くして傷みを知っている人間だということがあるのかもね。



その頃、杉崎は富田に出会います。

僕がこんなことになったのも杉崎先生が助けてくれたからじゃないですか。

先生、また助けてくれますよね?

ぎくっとした顔で何かしたのか?と聞くと何もしてないという富田でした。

そのまま雑踏に消えたけど、杉崎には苦い顔が残っています。

依頼者が悪人でも依頼された以上弁護し守らないといけなかったという過去でしょうか。


そしてオープニングの記者会見に繋がります。



会見しているとき、布田の父親が灯に会いたいとやってきましたが代わりに応対したのが杉崎。

もっと詳しく灯の話を聞きたいという父親ですが、杉崎は笑顔で営業中(笑

そして学校を訴えたらどうかと勧めています。いい弁護士を紹介すると。

それは灯でしょうか?でも同じ弁護士事務所同士でこれは扱わないですよね。街の弁護士?


灯は会見にいたたまれず会場から出て布田のクラスに入ります。

そして花の生けてある机から汚れた辞書を見つけました。

汚ね、超ウゼ、バカと書かれた辞書。いじめの証拠を見つけました。


そして生徒に問い詰めますがみんな逃げるばかり。

そこにグループだった「折本」がいました。

布田が死んで悲しむやつなんか一人もいない。

そんなに嫌われてたんだ・・・。


辞書を持って灯は工藤に疑問をぶつけます。

記者会見を開いて間違いだったと思います。

いじめられていたから・・単なる水難事故とは違う・・

証拠はこれだけ?生徒の証言が何もないことが逆に証言です。

人が死んでるのに本当にこれでいいのかと聞く灯に答えはイエスだという工藤。

弱者というのは?世間でいう弱者を勝手に決め付けているのが灯だと言う。

それが弁護士として最大の欠陥だと。

依頼人のためならどんな手段でも使うのが弁護士の正義だという工藤でした。


そして灯は元担任の大塚から余計なことはしないで欲しいと頭を下げられます。


どうしたらいいかわからなくなっている灯。

その辞書を破った片瀬はお前のためだ・・・というのでした。

***************************************

学校の責任を認めたらおしまいというけれど人が死んだ以上これは責任があるかどうかではなく

学校が加入している共済みたいなものが適用されるのでは?

学校で怪我したら共済が治療費負担するのと同じ感覚でいいのではないでしょうか?

でもそれは単純な事故扱いの場合だけなの?ややこしいね。

ただ責任に対する訴訟は事故でなければ億単位になるでしょうから弁護士同士が争う訴訟に対

しては徹底的に強い態度にでるというのが正しいのでしょう。



灯はたぶん初歩の段階の情を感じて父親に合わせてしまったのね。

で、工藤は最初からアメリカ式の訴訟を見越しているという態度だったわけね。

始まりの時から歩幅が違うというのがありますが

最初にもっと柔らかい態度でいたら父親も軟化したのでは。

下手な小細工が却って感情を逆なでした気がしないでもない。

でも、「責任」という言葉をもとに訴訟する入れ知恵をもらえば悲しい親の立場から

学校と闘って一歩も引かない強い親に豹変するかもしれない。

そこまで想定してマニュアルで対応している工藤と感情のみで動く灯は経験の差があるところ。

でも、灯としてはこのように感じる気持ちは、少なくともお茶の間レベルでは間違っていないだけに、

会社の立場というものとのジレンマに悩むことになるのね。

灯は弁護士を残酷だと言っていましたが、本当に残酷ですね。

自分の思う気持ちとは違う対応をしなければいけないという点でも辛いでしょう。

そういう灯ですが工藤はちゃんと評価してました。

しかしこれを書きながらもどっちがどっちなんだか、

トップに書いたのとはまた違う意識が出てきて、かなり混乱してグダグダでもあります。



というかようやくわかってきたんですが

学校には管理責任があることを重々承知しているけれどそれを認め、

賠償するわけにはいかないから、弁護士に頼み強気でいるのですね。

そして依頼された以上はきっちりと工藤は仕事をするわけです。アメリカ式に。企業と同じように。

でもここでの対応の仕方が間違ってたということなのね。

相手は子供を亡くした親だということをわかっていたらもう少し違うやり方をするはず。

以前に聞いた私立学校の話ですが、

それはもう親の気持ちに一生懸命に沿って学校の管理だとか責任だとか一言も出さなかった。

まず子を亡くした親の気持ちを一番に考えていました。

私立学校に通わせる以上、死んだ子の賠償金で儲けようなど考える人もいないでしょうけれど

そういう学校の真摯な誠実な態度があってこそ、訴訟に向かわせないものがあるのではないですか。




杉崎は自分の首を絞めたような弁護をせざるを得なかった過去があったのですね。

ああいう犯罪を繰り返す人を守った以上、どこまでも守りきらないといけないのも辛いところ。

杉崎が仕事をしなくなった原因が見えてきましたね。



で、布田君の父親は誰を頼るでしょうかね?

そういえば折本という少年は「バッテリー」でもいじめをする先輩役。

同じような役を演じて本人はいやだったでしょうねぇ~。

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