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07/05/2008 魔王 第1話
中身がぎっしり詰まってましたね。なかなか見ごたえあると思います。
事実関係の把握のため、まずはHPより引用です。ストーリーがかろうじて理解できました。

どんな裁判でも依頼者を有利に持ち込む有能な弁護士・成瀬領(大野智)は、弱者には無償で弁護を引き受け、"天使の弁護士"と呼ばれている。しかしこれは表の顔。彼の真の姿は、11年前、かけがえのない弟を殺した犯人を追い詰めることに人生のすべてをかけた"冷徹な復讐鬼=魔王"だった・・・。一方、芹沢直人(生田斗真)は、渋谷東署で検挙率No,1の熱血刑事。しかし署内では、過剰なまでに悪を憎むあまり、行き過ぎた捜査でトラブルを起こすことでも有名。係長の中西(三宅裕司)からもたしなめられる毎日だ。

ある日、直人の元に宅配便が届いた。差出人欄には「雨野真実」と書いてあり、中には赤い封筒と1枚のタロットカードが入っている。なぜ自分に送られてきたのか、一体誰なのか、さっぱり分からない直人は、首をかしげるばかりだった。 政治家で実業家の父・栄作(石坂浩二)が開いたホームパーティに、兄・典良(劇団ひとり)から呼び出された直人。ことあるごとに反発し合う栄作と直人だが、この日も父の顧問弁護士で、久しぶりに再会した熊田(森下哲夫)の前で言い争いになってしまう。2人の間に横たわる11年に渡る確執…その背景には、11年前に直人が領の弟・英雄(竹内寿)をナイフで殺してしまった事件があった…。
パーティの翌日、熊田の死体が見つかったと直人に連絡が入る。現場に向かうと、そこには、自分に届いたものと同じタロットカードが同じ人物から送られてきた形跡があった。聞くと、凶器に使われたナイフと一緒に入っていたという。混乱しながらも、悔しさを隠せない直人は、早速、熊田の携帯に頻繁に電話をかけてきていた人物を特定するために、捜査を開始する。

 捜査の末、直人と相棒の薫(上原美佐)が、タロットカードの出所であるカフェ『ガランサス』に向かうと、そこには中西の姿が。どうやらこの店でアルバイトをしている咲田しおり(小林涼子)と知り合いで、彼女に捜査協力依頼をしにきたのだとか。実は、しおりはサイコメトリーという特殊能力を持っており、物に残った残像を読み取る事が出来るのだ。中西は凶器として使われたナイフを渡し、見てもらう。すると、熊田がナイフを握って誰かに向けており、もう一人の男性と揉み合っていたという新たな情報を得る事が出来た。しかし、熊田を犯人扱いされた直人は、しおりの能力を信じようとはしなかった。

その頃、領は部屋で小さな宝石箱に入った壊れたハーモニカと、母、弟との写真を見つめながら11年前の出来事を思い出していた。直人にナイフで刺された弟。その弟の死に直面し、遺体にすがりつく母。無罪と判決が下された直人を思い出し、その目は怒りに燃えていた…。

熊田の携帯履歴にあった番号から林邦夫(きたろう)という一人の人物が浮上してきた。林は傷害事件を起こした際に、当時まだ検事だった熊田に、罪の重さに見合わない不当な長さの刑の判決を下され、逆恨みしていたのだ。事件の重要参考人として、直人が林を必ず逮捕してやると決意し、捜査本部を出ようとしたその時…なんと、そこに領が林を伴って現れたのだ。領は、林が自首したいというので連れて来たのだという。

取り調べ室には領も同席し、直人による取調べが始まった。一方的に林に詰め寄る直人に対し、冷静に対処する領。更に領は、林が犯行当日に所持していたというボイスレコーダーを出し、事件の真実を聞かせた。熊田の事務所を訪れた林は、言い争った末、熊田が持ちだしたナイフを自分の胸に向けるという行動に出る。恐怖を感じナイフを引っ込めようとした熊田に対し、林はナイフを放す事はなく、揉み合いになった結果…林の上に熊田が覆いかぶさるような形になり、ナイフが深々と刺さってしまったのだ。全ての真実を聞き終わった時、林の家をガサ入れした薫が「雨野真実」からの手紙を持って入ってきた。

林は刑務所にいる間、この雨野から何通もの手紙を受け取っていたのだ。手紙は罪が重すぎることや、熊田に利用された事など、復讐心を煽るような内容ばかり。林が熊田を呼び出したと思っていた直人だったが、林との会話から雨野が熊田と林を操っていたのだと判明し、困惑する。しかし、この雨野に感謝していると言い放った林に、直人は「大切な家族を奪われた人の気持ちが分からないのか!」と大激怒。すると、領は直人に向け、静かに言った。「罪があってもなくても、人は誰かにとって大切な存在です」。

翌朝、熊田の事務所で、現場検証が行われた。林の代理人として領も立ち合う事になり、腑に落ちない直人。熊田役になった直人が、林が話す通りに動いていくと…その状況は11年前に自分が経験した事件と類似しており、次第に当時を思い出して動揺が隠せなくなる。脂汗をかき動揺している直人に向かって、領は熊田が先にナイフを手にしたための正当防衛による無罪を主張。その言葉は、11年前に熊田が直人の事件の際に言った台詞そのままだったのだ。ハッとなる直人。冷ややかに直人を見る領。
ようやく領の復讐劇は幕を開けた…。


しおりがこどもたちに説明しています。ルシファーという天使が神の怒りのもとに天国を追い出され

行く場を無くしたルシファーはサタンと名をかえて地獄にいき魔王になった・・と。

そこにハアハアと手を伸ばした少年がいます。ナイフで刺されて倒れたのね。

そして領@大野智が花束を持って捧げました。この弟を刺した相手に復讐する魔王。


主文、被告人を無罪にする。領が担当した案件は無罪になりました。

感謝する被告人。そして詰め掛けるマスコミ。


直人@生田斗真は熱血刑事。屋上まで犯人を追いつめ落ちるところまでおいやって自白を促しています。

荒っぽいやり方が署でも難で、上司@三宅裕司もさすがにやりすぎだと怒っています。


領のマンションの奥には赤いライトの灯る復讐部屋がありこの部屋に入り、日々あの時の気持ちを忘れ

ないと誓っているようです。ナイフ、タロットカード。直人の写真。他の仲間たちの写真・・・関係者・・



直人のところに宗田が逮捕されてやってきた。昔のワル仲間といった風体です。中学の同級生。

取り調べは上司に交替。友人が取り調べると有利に導いたりすることもあるしね。


そして復讐の幕が切って下ろされました。手始めに直人のところに送られてきたタロットカード。

宗田の弁護士ということで領が現れます。意味深に笑っていますがもちろん直人にはわかりません。

初対面だと思って宗田のために頭を下げる直人でした。



しおりは姉のピアスがどこにあるかを残像で分かる能力を持っています。片方のピアスに手をあてて

目を閉じ意識集中。揺れ動いたと思ったら、棚の下にあることを言い当てました。

かなりエネルギーを使うから疲れるようです。


しおりは図書館で働く人みたい。そこに領が建築関係の本を選んでほしいと言っています。

以前どこかでお会いしました?としおりに聞かれぎくっとした顔ですが気のせいということになりました。


正義を守るにもルールがある。手が滑って落ちたらどうする?三宅上司に怒られた直人。

領は天使の弁護士とマスコミが名づけられているようです。依頼人からも感謝の手紙が届いています。


取り立て屋をやっている直人の同級生がいました。ぜんそくの薬を吸入していた・・

宗田も今回は実刑かもと言っています。

直人の家は名門のようで何かのパーティガ開かれています。兄が劇団ひとり。その奥さんが吉瀬さん。

父親は直人の働きを認めないようです。弁護士の熊田の前で、高卒の一兵卒とバカにしきっています。

父と子には深い溝と確執。

親子の前で困っている熊田弁護士のところに電話してきたのが領。

兄の劇団ひとりは父@石坂浩二が本当は直人に任せたい気持ちがあるのだと言っています。

わざわざ辛い道を選んでるのはなぜだと。たまにはかえってきて麻里の手料理でもと言ってくれますが

その麻里はただいま、兄の秘書と浮気してましたわ~~@@@@吉瀬さん・・ああ・・・


そして熊田弁護士が刺されました。

タロットカードとナイフが宅配で送られてきていた。それは雨野真実。

先日直人のところにも同じものが送られたばかり。警察なら熊田弁護士と直人の接点をまず疑うよね。


教会にいる領ですが、手前にしおりがいます。しおりは両親が亡くなり教会で育ったと話しました。

子供達が出てきてしおりに抱きつきます。みんなの頭をなでている様子に領がなごみました。


しおりのもとにやってきた直人たちご一行。三宅上司はしおりを知っていました。

このカードは「過去への償い」今まで避けてきた過去の罪を償うことを意味しているとのこと。

そして熊田弁護士を指したナイフを透視しています。残像がみえるとか。熊田弁護士がナイフを出して誰

かに向けていた。もう一人の男ともみ合っていた。相手は誰かわからない。

しおりはサイコメトラー。残像が読み取れるという。時効寸前の事件も解決したことがあったとか。


オーバーザレインボウの音楽。オルゴールの中には壊れたハーモニカと写真。

弟の遺体に取りすがって泣く母親。「芹沢直人は正当防衛による無罪を主張する」という熊田弁護士。

そして無罪になった直人。この事件を思い出している領。再び固く復讐を決意したようです。

次のシーンでは誰かに傘を差し向けました。


林邦夫が容疑者として浮上しましたが、熊田の弁護で12年の実刑を受け出所したばかりという。

その林が領に連れられてやってきました。自首するといいます。

林が持っていたボイスレコーダー。検事をやめて弁護士になったときに金を稼ぐために俺を利用したと

林が言うと逆に威圧するようにいう熊田弁護士。すぐにナイフを取り出し出て行けと脅しています。

刺せよ!という声が入っています。どっちがナイフを持っていたか明快にでました。

領は熊田弁護士がナイフをもっていたと断言。いつかのしおりもそういっていました。


林の家をガサ入れしたら大量の赤い封筒があらわれました。その中身は林に不当判決だったと

知らしめています。その判決は熊田弁護士がただ自分の利益のために林を利用しただけだといいます。

直人が直情的に叫ぶのがなんとも頭の弱そうなイメージです。弱い犬ほど吠えるというのとそっくり。

そして冷静に筋道を辿るのが領。その対比は見事です。


人を殺しておいて何を言ってるんだ・・熊田さんには愛する奥さんも子供さんもいたんですよ。

大切な家族を奪われた人の気持ちがあなたにはわからないのですか?

「それは熊田さんに限りません。罪があってもなくても豊かでも貧しくても人は誰かにとって大切な

存在です。わたしもあなたも・・・」静かにぞっとするような目で言いました。怯む直人。

すぐに走り出す直人は今度は赤い封筒をしおりに見てほしいと言います。

それを見たところ、パソコンを打つ男性の手。黒い革の手袋をしている。封筒にいれていた。

ただこの人には心がないみたいに感じるというしおり。それだけでした。顔が見えればね。


領はハーモニカを出しています。お誕生日おめでとう。誕生日に弟にプレゼントしたハーモニカ。

このオーバーザレインボーは復讐のテーマ曲のようです。コレを聞くと脳みそに復讐のスイッチが入る。

次の行動に移ります。


熊田の息子@二宮和也がやってきました。天使の弁護士だって?ガンを飛ばしていますがなめると殺す

とかなりすごんでいます。オヤジが殺したと言ってることに対して怒っています。見ていてください。

真実は一つしかありません。静かに不気味に言う領に手を離した息子でした。

豪華嵐対決でしたね・・友情出演か・・今回限り?



そして現場検証。領が同席するといいます。直人は嫌がってるけどね。三宅はOK出しました。

被害者になった直人は箱からナイフを取り出します。そして甦りました。中学の事件。汗が噴出しています。

自分が差し出したナイフですがその手を林がつかんだといい、実況しています。

しかしそれは中学の時と同じ状況だったようで、あの時の事件と今回がほぼ被っています。

直人はボロボロ。その様子を冷たく見ている領。

倒れた直人は「腹にナイフだ」といわれますが震えています・・・

事件がまざまざと甦ってきたのでした。そして倒れた領の弟が記憶にでてきます。

林が殺すつもりがなかったと言います。領が引き受けてボイスレコーダーと同じだといい

「正当防衛による無罪を主張します」と言いました。

あの時の法廷で熊田が「正当防衛による無罪を主張します」と言った一言一句同じく。

そして直人にいいます。依頼人はウソをついていません。

「真実は捻じ曲げられないということです」

直人はかなり追いつめられました。体中汗ですが走っては自転車に当たり、叫びます。



赤い復讐部屋。たくさんの写真が並ぶなかで最後に見たのは直人の父親でした。

次回のターゲットは父親か?

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とにかくテンポが速くて中身がぎっしり。

ぼんやりしてると意味がわからなくなっていきます。

復讐の魔王になることにした領が直人を追いつめていく様がなかなか面白い。


ワルだった子供のころがあるから今の警察の道を選んだのでしょうかねえ。

その割には犯人の落とし方も直情的であんまり上手いとは思えないです。検挙率1位だそうですが。


熊田には愛する家族がいたと叫ぶ直人にそれはどんな人も愛し愛される存在だと返した領がよかった。

アンタが昔殺した弟にも愛する家族がいたんだと言外に匂わせています。

そして、熊田の主張した「正当防衛」もここで殺されても正当防衛だから仕方ないのだと。

あの時、正当防衛で罪にもならなかったんだから・・。

この頭脳に舌をまきます。ぞくぞくするほど面白かった。

次回も楽しみです。

しかしみんなこれ、レビューするのかな?



大野君、生田君、そしてゲストに二宮くんと豪華でしたね。

毎回ゲストに嵐の誰かが招かれたら面白いネ。

しかし、大野君のドラマは初めてだそうですがこの冷たい魔王の仮面をよくぞ演じきってくれました。


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