08/16/2008 魔王 第7話
絶体絶命の魔王さまを救ったのは姉の機転でした。
領がニセモノだと薄々知っていたけれど、毎週訪れてくれる領を心待ちにしていた姉。

二人の間に芽生えたものがあったのかもしれません。


成瀬領(大野智)は、本当は真中友雄であるという“領の正体”を突き止めた池畑(六平直政)を倉庫で転落死させた。大胆にも死に際に立会い、秘密を録音したボイスレコーダーを回収し、危機を脱した領。駆けつけた芹沢直人(生田斗真)は、池畑に懸命な心臓マッサージを施すが、時はすでに遅かった・・・。池畑のポケットから、赤い封筒と自分に送られたのと同じ「ソードのエース」のタロットカードを見つけ、
「また、俺のせいで・・・」と、三人目の被害者が出てしまったことに、落ち込む直人。直人の脳裏には、"雨野真実"が父・栄作(石坂浩二)を操って池畑を殺させたのでは?という疑念が拭い去れない。
その頃、栄作は池畑の対処を託した大隈(嶋田久作)からの連絡を待っていた。
そこに、直人が飛び込んで来て衝撃の事実を伝える。
「…池畑が死にました。取引すると呼び出して、襲わせたんじゃ?」
愕然とする栄作。金でカタをつけたハズの池畑がなぜ死んだのか?・・・
「父さんに、捜査が及ぶかもしれません・・・」苦悩を滲ませて伝える直人。
「・・・私を逮捕する気か?」と、直人に迫る栄作。
一方、捜査本部は、池畑の死は、外傷も目撃証言もないことから、“事故死”と処理せざるをえないという判断を下そうとしていた。雨野の正体は掴めておらず、証拠もタロットカードのみという現状では、そうするしかなかったのだ。
「雨野を見逃すって言うんですか!?これじゃ雨野の思う壺です!」
本部の方針に納得出来ない直人。
雨野を捕まえる為に、雨野に操られていたのではと疑う栄作に、
「本当の事を話して下さい!」と迫る。
そこに現れたのは、領。顧問弁護士として証言を拒む領に、直人は部外者は黙っていて欲しいとつっぱねるが、栄作は部外者は直人だと領を庇う。傷つく直人。
「…自分の父親も信じられんのか」と言う栄作に、直人は遂に、
「もう、父でも子でもありません」と親子の縁を切り、出ていってしまう・・・。
魔王=領の策略が、親子の絆を引き裂いた瞬間だった。
自分で証拠を掴むしかないと池畑のアパートを調べる直人。しかし、室内は荒らされ、何らかの証拠が隠滅されていた。
「やっぱり池畑は雨野の正体を突き止めていたんだ・・・」
その時、直人の思いに共感し、捜査を続けていた倉田(東根作寿英)が、池畑が殺された倉庫の近くで宅配便の伝票を見つける。
差出人は、池畑。そして、その宛名は、「成瀬真紀子」。中身は、「CD-R」だ。

真紀子に送られたCD-Rの中身。それは、池畑が資材置き場の人間から聞きだした領の正体が英雄の兄・友雄だという秘密を録音したものだった・・・。録音された真実を聞き、衝撃を受ける真紀子。姉・真紀子を訪ねて来た領は、いつもとは違う真紀子の様子に違和感を覚える領。そこへ、直人が訪ねてくる。
「池畑という記者から、CD-Rは届きませんでしたか?」
領はまさかの展開に、激しく動揺し、真紀子を見る。真紀子は真実を知ったのか?自分の正体を警察に明らかにするのか?
「届きました・・・」
領は真紀子のその言葉に、復讐計画が崩壊したと確信する。真紀子に送られてきたというCDを直人が再生する。全ての真実が明らかになってしまう事を覚悟し、観念した領。しかし、…デッキから流れてきたのは、なんと音楽だった――!!真紀子は領を庇ったのだった。

二人きりになると、真紀子は領に静かに話し始める。助かる見込みがない病気を患い、生きていて良かったなんて思ったことは一度もなかった。
「でも、私にはあなたがいてくれた。あなたが、私の希望だった」と語る。
真紀子は、誰かが領と入れ替わった事に気付いていたが、領が本当の姉として気遣い、精一杯「領」でいてくれようとした領をいつしか本当の弟のように感じていたという。真紀子の気持ちを知り、涙が溢れ出て止まらない領。最後に真紀子は、領に言う。
「私はあなたを信じてる…亡くなった領が信じたように。お誕生日おめでとう…領」
溢れ出る涙を流しながらも、領は答える。
「ありがとう…姉さん」これが10年に及んだ姉弟の最後の会話となった・・・。
典良(劇団ひとり)が妻・麻里(吉瀬美智子)と食事をしている所へ、宗田(忍成修吾)がやってくる。宗田に葛西(田中圭)との不倫の関係を知られてしまった麻里は、典良に送るよう言われて来た葛西に、別れ話を切り出す。全てを捨てて麻里と生きていってもいいと話す葛西に「私は…そんなつもりないから」と足早に去っていってしまう。突然の事に呆然と立ち尽くす葛西だったが、次第に宗田への怒りが込み上げる。自分の元に麻里と抱き合っている写真を送ってきたのが宗田だと思っているのだ。葛西の不倫を掴んだ宗田は、秘密をバラされたくなければ、ホテルの支配人として雇ってくれれと言う。無理な注文を言う宗田に葛西は激怒。馬乗りになって宗田を押さえつけ「今度彼女に近づいたら殺すぞ」と、麻里との関係を壊した友人を心底恨み、怒りをぶつけるのだった…。まさか、典良の元にも赤い封筒が届き、葛西と麻里の密会写真が送られてきていたことは誰も知る由がなかった・・・。
直人は、中西(三宅裕二)らとこれまでの捜査資料を前に、池畑が掴んでいた真犯人について考え込んでいた。その時、ふと池畑の言葉を思い出す。
「死んだ奴が相手じゃ捕まえらんねえわな」
この言葉から、直人は真中友雄がまだ生きているのではという疑念が生まれる。

領は、復讐の為とはいえ、大切な人を欺いてまで、なぜ生きているのかという苦しみの中にいた。そんな領に、もしかして復讐を迷っているのかと問い質す山野。
事務所へ戻ると、事務長の堂島(松澤一之)らと一緒にしおり(小林涼子)が待っていた。今日が領の誕生日だということで、みんなでお祝いをするために集まってくれたのだ。領という偽者を心から祝ってくれる仲間たち。そして、空(大野百花)が描いた自分の絵を見たとき、罪悪感で一杯になる。苦悩の表情を浮かべる領を心配したしおりは、思わず言う。
「何を悩んでいるのか分かりませんけど、力になれることがあれば言ってください。私じゃ、成瀬さんの天使になれませんか?」
しおりの優しさと健気さに心打たれた領は、思わず気持ちが溢れ出し、
突然しおりを抱き寄せた――!!そして、しおりを抱きしめながら声を殺して泣くのだった…。

復讐に迷い始めた領は・・・?!
しおりの淡い恋心は領に届くのか・・・?!
直人は雨野の正体に辿り着くのか・・・?!


とっくに息絶えていたのに心臓マッサージのダメだし。直人はポケットに赤い封筒を見つけ、

それが自分に送られたのと同じソードのエースだと知ると愕然とした顔。

池畑も狙われてた。狙われるから守ると言ったはずなのに守れなかったね直ちゃん。


池畑が死んだことで芹沢も何がどうなってるか分からない模様。自分の名が出るのは許さん、て。

いや、許さなくても勝手に出るのがこの世界(笑

大隈も手下から聞いたことによると倉庫に追いつめるようにといわれた通りのことをしたまでで

その後に転落死を想定していたというその判断に舌をまくばかり。

つまり依頼者(魔王様?)に利用されたということを今更のように思うのでした。


赤い復讐部屋では池畑の写真に×。次は葛西と麻里の写真を赤い封筒に入れました。

誰におくるんだろう?

しおりは領に忙しいと拒まれたことに思い悩みますが江里が励ましています。


捜査本部は池畑は転落死という事故に済まそうとしますが、直人はそれはダメだと飛び出します。

根拠がタロットカードじゃ笑いものにされるだけ。

しかし独走気味の直人はチームにももてあまされてるようで上層部が外すと言い出します。

三宅上司がかばってくれましたが、今度は三宅上司に地方へ異動危機。全く直人のせいだよぉ・・。



直人は父親を事情聴取で同行したいようだがそこに領がやってきました。

池畑殺人事件のために証言してほしいと直人が言うと領はしかるべき手続きを踏まえるように言う。

部外者は黙ってくれ。部外者はお前の方だ。直人は父親の信頼は領にあることを知り愕然とするのみ。

実の父親も信じられないのか。愚かなやつだ!もう父でも子でもありません。

次は令状をもって出直してこい・・これで直人と芹沢の関係は断絶してしまいました。


劇団ひとりは葛西に信じてたといいますが、今回の池畑の事件と麻里との二重の意味がありましたね。

池畑の部屋を捜索する直人ですがとっくに荒らされてました。やられた、だって。遅いよ。

そこに送り状を発見。池畑がCD-Rを送ったのは領の姉の真紀子。すぐに向かう直人。

同じ頃、誕生日の領に電話をかけて顔を見せてと電話している真紀子でした。すごいタイミング。

そして送られてきたCD-Rを聞いてしまう真紀子でした。僕の名前は領です。

今まで薄々と感じていたことがはっきりわかった瞬間。ショックな顔。


そこに領が到着。具合悪いの?真紀子のショックはまだ尾を引いていたようです。

そんなところに直人までやってきました。池畑から宅配便が届いてませんか?・・届きました・・。

デッキの中に入っているという真紀子。すぐに直人がチェックしています。オンにしました。

苦渋の顔の領。本当にこの瞬間、僕の名は領です・・と言い出すと思ってました。

でも再生されたのは音楽!全部音楽だったみたい。どこかに暗号でも?直人ならその辺りを考えるか?

池畑が真紀子のところに来たのは以前、領のことで取材を受けたから。クビをかしげながらも

そのCD-Rを証拠にもっていく直人。それに池畑の指紋がついてなかったら変だよ。どうするつもり?


領・・日が暮れる。私の目でも夜が少しずつ近付いているのがわかるの。明日もその次の日も。

こうして少しずつ死が近付いてくる。昔はね死ぬことなんて怖くなかった。両親はいない。弟とも離れ離

れ。友達は楽しい事がいっぱいなのに私は病室にとじこもって、何も見えないままひとりぼっち。

助かる見込みがないんだもん。いつ死んでもいいって思ってた。

生きてて良かったことなんて一度もなかった。でもね、領。私にはあなたがいてくれた。

この10年あなたが週に1度きてくれるのが待ち遠しかった。お話を聞けるのが嬉しかった。

生きてればこんなに楽しい時間があるんだって。ひとりぼっちじゃない。私には領がいるんだって思うだけ

でもっと生きたいと思ったの。あなたは私の希望だった。

領は涙が次々とこぼれて止まりません。ごめん・・ずっと・・・。

ずっと前からわかってた。でもあなたが本当に優しかったから。本当の姉として気遣ってくれた。

精一杯領でいてくれようとしてくれた。男の子が泣いちゃだめでしょう。領は小さい頃から泣き虫だから。

真紀子は枕の下に隠していたCD-Rを領に渡しました。危険を察知して交換してたとは!!

帰っていく領に「お誕生日おめでとう」「ありがとう姉さん」号泣のお別れでした。

警察が何を調べ、領が何をしようとしてるのか聞かないと信じきってくれた姉でした。


領は涙も乾かないところですが直人が待ち伏せしていたのに驚きます。直人は直人でCD-Rが音楽と

いうのが解せないという疑問でいっぱいです。すりかえたのではという直人にカチンときた領。

二度と姉に近付かないでくださいと語気荒くいうのでした。その剣幕は領には珍しくちょっとひるむ直人。


典良@劇団ひとりと麻里は食事のところ。久しぶりの二人のデートですがそこに宗田が現れました。

葛西とのカンケイを知られてるだけに麻里は気が気ではありません。

典良は葛西に麻里を送らせますが、麻里は途中で車から降り、二人の関係をやめると言うのでした。

葛西は静かに顔を上げますがその目は怨みがこもりかなり恐い。

家に帰った葛西ですが宗田が勝手に入っていました。何が望みだ。ホテルに支配人クラスでいれてくれ

無理に決まってるという葛西ですが、バラすぞと脅す宗田。

怒りが湧いた葛西は殴りつけ馬乗りになり、ビール瓶を持ちました。殴られる・・・・!

しかし打ったのは床で瓶は粉々になって割れました。次に彼女に近付いたら殺すぞ!


典良は直人を呼び出し、池畑の事件は親父は関係ないと言いました。

実際に裏取引する段取りはあったものの、現場に来なかったという。

息子に疑われた親父の気持ちを考えろ。お前も辛かっただろうと同情さえしてくれる兄。

直人は仕事ですぐに出て行きましたが、その後、典良が取り出したのは葛西と麻里の写真。

どの段階で送られてきていたの?麻里を葛西に送らせた時点でとっくに把握していたわけよね?

最初に葛西に自分に相談しろと言ったのも・・・。


いつものように山野と領は背中合わせで情報交換。池畑の部屋を荒らしたのは山野でした。

あのCD-Rを探したのですがとっくに真紀子のところに送っていたのは誤算だったという。

そして真紀子も利用されていたのに勝手にかばってくれたと嘲笑う。

そういう山野も知りすぎたという点で危ないよ。

ただ領はかなり落ち込みがあります。

自分は誰で、なぜ生きてるのか。大切な人を欺いて・・・。

もしかして迷ってるんですか?


池畑がつかんだ真犯人は誰なんだ?捜査本部では未だに疑問。そこで直人が思い出す。

死んだ奴が相手では捕まえられない・・・。真中友雄は生きてる!


領が事務所に帰ると皆が誕生日を祝ってくれました。しおりも来ています。

それぞれがプレゼントを用意し、しおりは手作りのクッキー。

そして空ちゃんからも「りょうおにいちゃん、おたんじょうび おめでとう」と色とりどりのクレヨンで

文字を書いてくれた領の似顔絵でした。泣きそうになる領・・・

一日皆の愛情に触れてすっかり揺れています。復讐を敢行する強い意志が崩れていきそうな予感。

帰り道、しおりを送ると天使の弁護士と言い出され、

「僕は天使なんかじゃありません」と重苦しい顔です。

しおりは

天使とは美しい花を与えるものではなく悩んでる人のために努めるもののことだって。

私じゃ成瀬さんの天使になれませんか?


領は、しおりを抱きしめました。今にも泣きそうな顔をしています・・。

****************


直人はとうとう友雄が生きてることを確信しました。

領にたどり着くのはもうすぐですね。

でもその前に領が手を打ってしまうかもしれません。

今はまだ領の方に分があります・・


しかし、今週は山野がうざかった。

領にとって真紀子は利用する相手ではなかったはず。

欺いて来てはいたけれど、本当の姉のように慕う部分もあったと思う。

そんな二人の複雑な10年を笑って切れるほど単純ではありません。

それこそ山野はこれだけのことを知った以上、自分の身を真剣に考えたほうがいいでしょう。


領は、誕生日でたくさんの人に祝福され愛されるということの意味を知りました。

復讐に徹するにはぐらつくものがあります。

それでも、きっちりと復讐を果たしてほしいと思ってしまうのは

タイトルが魔王だからか(笑




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