今週は少年時代鉄腕アトムに憧れた科学者小池康博さん。専門は「光」。

小池さんは毎年、ノーベル賞候補に挙がるそうです。

ケータイやノートパソコンの薄型ディスプレイの心臓部。

オフィスや家庭を劇的に変える次世代の光ファイバー。

革新的な技術を次々と世に送り出してきた。

光を自在に操ることのできる科学者。企業から共同研究のオファーは引きも切らない。

30代は闇を歩いたという。



「つきつめろ、そしてつきぬけろ」

川崎の郊外にある研究室。小池は慶応大の教授。大学の研究室が狭いためこの場所を借りている。

研究室には学生留学生企業からの出向者などの40人が所属する。

研究費は年間2億円。大学トップレベルの費用。

小池の専門は21世紀のキーテクノロジーといわれる光を操る技術。

高速の光通信から電子機器のディスプレイまで。暮らしを支える新技術。

その光を自在に操る特殊なプラスティックの開発で世界のトップを走る。

不可能と言われていたプラスティック製光ファイバーを実用化したことでその名を轟かせた。

現在主流のガラス製の光ファイバーは細かく曲げたり繋げることが容易ではない。

建物までは使えるが屋内では銅線や無線を使うのが一般的。そこで速度が落ちてしまう。

小池が実用化したプラスティック製は丈夫で自在に曲げられるため屋内の配線に使うことができる。

2時間の映画を数秒でダウンロードできる。

今小池たちは光を操るプラスティックをさらに進化させる研究に取り組んでいる。

現在進行中の研究テーマは30.

ノーベル賞級といわれる小池の研究に企業から共同研究の依頼が相次いでいる。

大手電気メーカー。取り出したのは数センチのプラスティック。これまでの倍の効率で光を導く。

これを使うと液晶テレビの厚さが1センチを切ることができるという。

独占契約をせず、複数の企業と技術が安く広く使われることを目指す。科学者として貫く信念。


「技術=子供」

研究をすることが自分の子供みたいなものだから一研究の対象ではないという。

大学のピアノを弾き、研究のイメージを音にしている即興。作曲もしていて200曲作ったとか。


「心のままに発想する」

大型ディスプレイは液晶などで青い色が抜けていくため電気的に色を補う方法が使われていたが、

小池は違った。青い色が抜ける問題そのものを解決しようとした。

特殊なプラスティックを開発して自然な色彩を再現して世界の科学者を驚かせた。


6月。一つの研究が大詰めを迎えていた。

プラスティックの合成をコンピューター上でシミュレーションするという試み。

これが完成すれば実験しなくてもよくなる。どんな特性を持ったプラスティックが生まれるかを

予測することができる。

担当は博士課程の浅井誠。

浅井自身が発案し1年前にスタートした。

中間報告を聞き終えて、小池は浅井が取り入れた最新理論そのものに疑問を呈し始めた。

大事な研究に向かうとき、絶対にゆるがせにできない流儀がある

「根本をつきつめろ」

研究には色んな要素ブラックボックスがでてくるがそのときは急がば回れじゃないけど基本に戻る

事が大事だという。そして更なる高見を目指す指針を示してやる。

彼はこの高いハードルをきっと越えてくるといっています。


「スタジオin」

楽しそうにしているのが印象的だという茂木さん。

好きだから楽しくできると応えています。

どのようなときに発想が浮かぶか?住吉さん。

机では浮かばず、学会や国際会議の帰り、飛行機にのりブラディマリーを飲むと決まって出てくる。

発想を出すのは「アイドリング」のときだという茂木さん。集中のあとのリラックスが引き出す。

プラスティックが登場。

レーザーをあてると光がくねくね曲がるのが見えました。延伸するとファイバーになる。

もう一つは粒子が入ったもの。レーザーを入れると全体が光る。多重錯乱という。

液晶ディスプレイのバックライトはこれを板にしているという。

黒くて大きな板はプロジェクターを当てると解像度のいいきれいな画像を出せる。

薄い板の中にたくさんの粒子を通って光が散らばっている。散り方のバランスがあって、

精密にコントロールして粒子を作っている。

ファイバートゥザディスプレイ。光ファイバーがディスプレイまで繋がることによって初めて

ハイビジョンの映像が外とフェイストゥフェイスのコミュニケーションができる。

テレビ電話がフルハイビジョンになったようなもの?どこでも窓状態にして病院とのコンタクトにも使える

フロンティア。光の科学の!


鉄腕アトムの漫画がありますが実家のある宝塚の近所に手塚さんが住んでいてもらったのかな?

アトムにあこがれ科学者の道を志した。出口の見えないものだったという。

科学で人の役にたちたいと思っていた。

高速通信ファイバーと出会ったのが運命の出会い。

21歳の時にプラスティックを使った光ファイバーの研究に取り組み始めた。

これが長いどん底生活の始まり。

プラスティックの光ファイバーで送った光は直進したり反射したりときちんと通信できない。

ファイバーの中心に不純物を入れ、直進する光野速度を遅らせる。

反射していた光は蛇行させ出口で光をそろえる。新しいファイバーを作り光を通してみた。

光は急速に衰え消えてしまった実験を続けた。6年立っても使い物にならず6mしか光は届かなかった。

その間にガラス製のファイバーが高速通信に成功。プラスティック製は見向きもされなくなった。

研究を始めて7年目、アメリカの大学から誘いがあった。知識をレンズの開発に活かさないかと。

「潮時かもしれない」

受け入れたが迷いが生じた。くすぶる思い。アインシュタインの光に関する数式。

やり方を変えればできるのではと思った。結局日本に残り、大学の助手をしながら夜は研究。

光が消える原因は何か。こつこつと調べ始めた。「光とは何か」根本まで調べた。

2年後。

基本的数式を見てふと思った。光の動きはぶつかる不純物が大きさや形などで変る。

プラスティックにいれた不純物に問題があったのではないか。

特殊な方法で不純物をこれまでの1/100、1ナノメートルにして光を通した。

光は消えることなく1気に100M先まで届いた。

研究を始めて14年要約長い迷路から抜け出せた。

スタジオin[

孤独は感じなかったか?住吉さん。

誰も助けてくれないし孤独だったという。日曜も研究室に通った。独身だったからできた無茶苦茶なくらし

土曜はジャズ喫茶に行き、悩みを解決しようとジャズを聞いていたころを思い出す。

100メートル光が通った瞬間。4/1のエイプリルフールの日。

良かったと思う前に次のことを考えている。でもその夜は寝られなかったそうです。

ブラックボックスがあることを知らないからそこを避けて通る人もいる。

14年間諦めずに研究を続けられたのはなぜ?好きだから。それにつきる。

逆境が不幸かというとそんなことじゃない。


勝負のプロジェクト。

プラスティック製光ファイバーの新素材。化学メーカーが生産体制の共同開発。

これの担当が博士課程の小池康太郎。名前が3文字同じ。息子かと聞かれたが偶然。

ニューヨークに留学し最新技術を学んできた若手の研究者。

近くの食堂に学生を誘い話をする。


6/16化学メーカー研究所によばれる。

光ファイバーの新しい生産設備ができていた。

問題が勃発。ファイバーの内部に穴があいてしまう。ストロー状態。

コストの関係で高温にするとその熱でプラスティックの内部に気泡ができる。

熱に耐える素材を開発すると約束。康太郎がアイディアを出した。小池は疑問を出す。

康太郎は素材の組み合わせ次第で透明なものができると力説。実験が始まった。

加戸貴洋とタッグを組んだ。異なる二つのプラスティックの組み合わせの割合。

1つのプラスティックに1週間かかる膨大な実験。

小池が康太郎を認めたのは若い学生が出す斬新なアイディアは革新的技術を生むから。

7/22 実験の報告。

耐熱データ。数値を見てすごいといってます。熱に強いプラスティックができた様子。

しかし外側が白く濁っていた。このままでは光が通らない。

康太郎はメーカーが最新設備を使えばできると主張した。

急ぐ康太郎を諌めた。根本に立ち返ってみる。

「科学者の責任」

我々が自信を持って示さなくてはならない。ブラックボックスのない状態で。

それが科学者の責任だと教えた。

悩みつつ持ち帰った康太郎。


プロフェッショナルとは

誠実に一歩一歩未来を作っていく。

未来を予測するだけじゃなく未来を作っていける人がプロフェッショナル。

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すっかりおなじみな光ファイバーでしたが、ガラス製をプラスティック製が取って代わったことや

それの実用化のことなどすごく興味深かった。

長いトンネルからの脱出には本当によかったと声がでます。

専門用語が飛び交ってよくわからないのが残念でした。


科学者として必要な責任のあり方。

安く広く誰にでも利用できるようにしてくれたおかげで低価格にできるということですね。

すばらしい信念です!


鉄腕アトムに憧れて科学者として人の役に立ちたいと願ったその心が貴く、

小池教授を慕う学生に恵まれたのも凄いと思いました。


次は 水泳コーチ 平井伯昌 45歳





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