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藍沢先生の手が白石の肩に。クールな藍沢先生が・・・。
「切れ、藍沢」「分かりました」帰還した藍沢@山下智久たちがすぐに処置。オペ室に入ります。

白石はショックのためか嘔吐。すぐに接合に向かう黒田ですが森本先生が必ず繋ぐと宣言。

上腕動脈の挫滅がひどい。健常部まで切除して伏在静脈を使って再建しよう・・ハイ・・・

藤川は白石を気遣いますが、脱水がひどく点滴を受けてるとか。

オペは抹消の血流は改善され、次は神経と腱の縫合。いくつも縫合の跡があります。

まずはくっつきました。ヘパリン投与、抗生剤で経過観察。

白石は黒田先生の家族への連絡を聞きますが、離婚したから家族はいないと三井が言います。


黒田が目覚めました。

プロスタグランディン静注してます。

まず熱傷の患者を心配しました。そして自分のこと。油断した俺のミスだといいました。

森本がムンテラ(説明)。右腕は断端の軟部組織の挫滅がひどかったけれど何とか接合できた。

大幅な機能回復は望めない・・・2週間後リハビリ開始。3~6ヶ月かかって機能回復がなければ

また筋肉、腱の剥離手術を行う。回復する確率は10%以下。メスは握れないだろう・・。

藍沢の判断はベストでした。上腕での鋭的切断は術後の機能回復を最優先に考えたのだと

思います。残念です。黒田の私物。仕事のできない俺に電話がかかってくることはもうない・・。

同じことを三井から聞いてるフェローたちは一様に「そんな・・・」と。

そして藍沢が黒田先生が手術に立つことはもうない・・・。と、手をかんでいます。



医療事故安全管理委員会。

誰が切断したのか?「私です」と藍沢が立ちますが「あなたシニアですか?」と問われます。

フェローが切った?ここに質問の意図がありました。状況は100Kの鉄骨が落ちてきていたため

循環が悪く病院に運んで救命することを選択したと回答しますが、それはフェローで腕が未熟だと

ということなのでした。かなりむかつく委員の言い方です。

すぐに森本がすぐに立ち上がり、シニアでも切断しか方法がなかったといいます。

しかしシニアだけが行っていればこんな事故は起こらなかった。という委員。

フェローが同乗していた理由を尋ねられ育成のためだと田所がこたえました。

次は白石へ厳しく問われますが

あなたがエースの黒田先生の外科医の腕をもぎ取ったと思いませんか?

という言い方にはかなり腹が悪意が感じられます。

さすがに梶が立ち上がりました。

毎日死に掛けた患者を相手にして奮闘している。その場その場が勝負の時、後からとやかくいうことな

どできないという。誰も責められない。それがプロだといいますが言葉尻をつかまえられ、

ヘリを何千回と操縦した梶が一度も事故を起こしてないことこそ「プロ」だと、やぶへびになっています。

「攻めの医療の結果がこれですか?田所さん!」所長が一番苦しい立場でした・・。

ドクターヘリの存続そのものが危なくなりそう・・・


その日のヘリは白石。いつもどおりのローテーションでいこうと森本が言う。

藤川は白石を気遣い、事務長はヘリから撤退したがってるから難癖だと励ましています。

ヘリ担当頑張れという。いつもなら自分が替わると言いそうだけど本当に気遣ってますね。

冴島は藍沢に、先生のおかげで黒田先生は死なずに済んだと、正しい判断だったというのでした。



黒田は夢の中?うわごとで手術の話。かというと「俺の腕どこだ?」といったり譫妄だそうです。

落ち込む白石を緋山はさりげに慰めています。

自分も同じ事をしたし、腕を切断したのがアンタじゃなくて良かったと思ってる・・・。

藍沢は森本に、自分のした事は正しかったのかと問いかけてみました。

「わかんないよ、そんなこと。俺にもわからない」

即、大丈夫だ!と言ってくれなかったところに森本なりの苦悩が見えます。

もしもあのとき現場に森本先生がいたら黒田先生は切断しなくて済んだかも・・。

救命の世界にもしもはないんだ。あのとき現場にはお前がいた。それがすべてた。

最後は藍沢を肯定してくれたようです。


そこにヘリの要請です。白石の当番でした。みんな走ってきますが、突然、白石が立ち止まり、

そこにうずくまってしまいます。はあはあと呼吸困難な状態。冴島が誰かを呼ぶといい、

藍沢が自分が代わりにヘリに乗るといいました。


患者は11歳男子。成田空港でエスカレーターより転落。全身強打してショック状態。

何を言ってるの怪我なんて・・母親が責めまくっていた相手。それは黒田先生でした。

この子は黒田先生の息子でした。

腹腔内出血がある。肝損傷か腎損傷の可能性あり。頭は打ってない。

三井が習慣で「黒田先生呼んできて」と言ってしまい全員が沈黙するシーンも。

白石が母親に手術同意のサインを求めます。そこに黒田がやってきました。

おなかの手術はあなたの専門でしょ?何やってるのこんなとき。健一、今、死にかけてるの。

切断したんだ。すまん・・・母親が絶句しています。

白石から腹腔内の出血と聞いて、自分の手をじっと見つめてしまった黒田でした。

でも医者の場合、身内のオペはしないと聞きますからどっちにしてもできないですよね。

出血量が多く、オペは難航してる様子。

黒田と奥さんは10年ぶりに会ったようです。

そこに藍沢たちが出てきました。手術は無事終わりました。ほっとしました。


田所と話をする母親です。

10年前ドクターヘリを立ち上げるにあたって黒田の腕がどうしても必要で誘ったのだそうです。

その時黒田は大学病院で上司に嫌われ医局で干され、死んでいた。あのエゴイスティックな性格で。

だから田所は立ち直させてくれた恩人なのでした。でもまた仕事に夢中になり同じくらい恨みもある。

結果として離婚してますからね。出産も誕生日も不在。患者優先といわれたら黙るしかない。

黒田先生はドクターヘリを軌道にのせてくれたのに外科医としての腕をうばい、家庭を壊してしまった。

田所も謝罪しています。


白石がママに電話。珍しいことです。

親の勘で声が変だから何かあったとわかっています。

何かと気を遣う子に育ててしまったことで反省してるというのでした。

「いいのよ、たまには迷惑かけたって。疲れたら帰っておいで。クリームシチュー用意しておくから」

親は子供の好物をいつだって用意するもの。



藍沢に声をかける梶ですが、逆に「ヘリに乗れなくなったらどうするか」と聞かれています。

俺今この腕なくしたらたぶん生きていけない。

黒田先生の命より大切なもの奪ったんじゃないでしょうか・・・

「生きててなんぼだよ、人間は。生きてなきゃ何も始まらないと俺は思ってる。

あんたのしたことは何にも間違っちゃいない」

梶さん、今日も人生の案内人。。どうもありがとう~~!


健一の転倒時に意識がなかったと聞く西条。

MRIをとってみたら、腫瘍が見つかった。

「オペ助かるのか?」保証はできないという西条に我を忘れてつかみかかる黒田。

こちらも父親です・・・。

母親も今まで何もかも犠牲にしてきたのに肝心の時に助けられないと黒田を責めるのでした。

しかし一番辛いのは黒田。

白石が黒田先生のところにやってきますが、体調を聞いて大丈夫だと応えて普通の会話。

でもそのあと

「俺は元に戻らないらしい。お前たちに出会わなきゃよかったな・・・」


白石は雨の中、飛び出して行きました。追いかける藍沢。辛いのはお前だけじゃ・・・

ポケットの中のもの全部投げ出しています。

いつも周囲に気を遣って周りの空気だけを読んで、みんなの期待に応えなきゃと、ここにきた。

別に来たくて来たわけじゃない。そんな人間は来ちゃいけなかったんだ。

ただ周りに流されて・・・。私が黒田先生の人生をめちゃめちゃにしたの・・・

黙って聞いてる藍沢。

私はここに来ちゃいけなかった・・泣き崩れる白石の高さにしゃがんでその手を肩に置きました。

雨が激しく二人を打っています。

***********

ああ~藍沢先生のその手がむっちゃ優しいじゃないですか・・。

白石のミスと切断した藍沢。

二人は同じ苦しみを共有してるのですね。

それをふりきるように藍沢は黒田の穴を埋めようと必死に働いていますが

白石の精神的ショックは体調不良となって表れていて、

ここに意志の強さの差がでてくるようです。

実際、強い覚悟があってやってきたのではなく優等生を続けた延長にあったというのが

かわいそうな結果となったのでした。

その甘さがミスを呼んだのでしょうか・・・。



黒田先生の「出会わなければ良かった」ってどういう意味でしょうか・・。

決して白石を責めたわけじゃないと思うんですけど。

それこそこんなことになってしまって悪かったと言外に言いたかったような気がしますが

言葉の表面だけだと、心底から会いたくなかったし、こんな目に遭ってしまったと聞こえるのよね。

その辺りの真意が知りたいですね。

手が動かない上に、息子の腫瘍と重なって、しかも妻からも責められ、

つい口が滑ったという程度に思うことにしましょう・・。


しかし、すごい偶然ですよね。

藍沢のおばあちゃんも近くに住んでるから運ばれて来たのでしょうし、

黒田の場合はアメリカ帰りの息子でしたが空港が近くにあった。

家族の遭遇率が高い上に、みんな重病にかかっています。

医療ドラマって家族が犠牲になる率が異常に高い・・・ワナワナ


今週も梶さんが良かった。

委員会の時も思わず立ち上がって擁護してくれた熱血漢。

あの時はちょっとまずッたけど、

藍沢とのシーンはいい男対決でしたわ~♪

まず生きててなんぼ!

本当にその通りだと思います。




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