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08/30/2008 魔王 第9話
魔王様自分の正体を明かしながらも直人を翻弄しています。直ちゃん、いきなり殴っちゃだめじゃん><
直人(生田斗真)は領(大野智)の正体が死んだはずの真中友雄で、彼こそが真犯人"雨野真実"だと遂に突き止める。その頃、直人の友人・宗田(忍成修吾)は、大隈(嶋田久作)の部下達に拉致され、暴行を受けていた。そこに葛西(田中圭)の姿を見つけ、助けを求める宗田。葛西は「最後は自分でケリをつけます」と大隈と部下達を帰らせ、宗田と2人きりになる。助けてくれと必死で懇願する宗田に葛西は典良(劇団ひとり)からの命令だと告げ、一発だけ宗田を殴りつけ「お前は今、死んだんだ。二度と俺達の前に現れるな」と見逃したのだった。なんとか命拾いしたものの、満身創痍で動けない宗田。そこに現れたのは、典良だった。典良は怯える宗田に労ることばを掛けタバコを差し出す。許されたと安堵した宗田がタバコを一口吸うと…次の瞬間、全身に麻痺を起こしてのた打ち回り、息を引き取ってしまう。典良がタバコに青酸カリを仕込み殺したのだった。「こんなバカな事するからだ…」典良は宗田の亡き骸を前に冷たい瞳でこう呟いた

その頃、領の居場所を突き止めようとしていた直人の携帯電話が鳴る。着信は、宗田からだ。直人が出るが無言のままだ。不審に思い必死で宗田の名を呼ぶが、一向に返事はない。実は殺害現場で宗田の携帯を使い、直人に電話をしたのは領だった。直人は宗田の身に何か起こったと察し、携帯電話の電波で発信エリアを調べると、現場へと急ぐ。すると…そこには変わり果てた姿の宗田が横たわっていた。亡骸にすがりつき泣き叫ぶ直人。真犯人である領への怒りが頂点に達する。

直人は領を呼び出し、「あんたの正体は死んだ英雄の兄、真中友雄だ」と殴り飛ばす。しかし領は「真犯人だという証拠を持ってきてください」と冷静に言い放つ。そして冷たく笑い「早く私を捕まえてください」と挑発するのだった。「これ以上、犠牲者は出さない・・・」直人は領を逮捕することを心に誓う。 一方、しおり(小林涼子)も領が友雄であることに気づき、苦しんでいた。「何で気付いてあげられなかったんだろう…」彼女は泣くことしか出来ない。

やがて宗田の死因が薬物による中毒死と判明。また、現場で発見された万年筆は葛西のものだったことが分かる。直人は信じられないが、葛西を任意同行し、事情を聞くしかない。「俺じゃない!」と必死で犯行を否定する葛西。連行されていく葛西の姿を見て、典良は冷たい笑いを浮かべていた。典良は宗田を殺し、その罪を葛西になすりつけるために、万年筆をわざと現場に残してきたのだった。葛西に容疑が掛かり、ショックを隠しきれない麻里(吉瀬美智子)。栄作(石坂浩二)は選挙が近いとスキャンダルを嫌い、「葛西を犯罪者にするな!」と典良に命じる。その言葉に困惑する典良。
葛西を取り調べる直人。そこに現れたのは、領。栄作から弁護を頼まれたという。領を連れ出し、弁護から身を引くよう迫る直人。犯人である領が、弁護するはずがないと。しかし、領は「目的は葛西さんの無実を証明することです」という。そして、葛西の無実を証明したければ、必死で証拠を見つけろと。直人は葛西が親友である宗田を殺すはずがないと信じ、アリバイを尋ねるが、葛西は黙ったまま何も答えようとしない。葛西が答えられないのには、理由があった。葛西は宗田の死亡推定時刻には、麻里と一緒にいたのだった。密会写真が入った赤い封筒を受け取った麻里は葛西を呼び出していたのだ。葛西のアリバイを証言できるのは麻里しかいない。しかし、それを話せば、麻里との不倫関係が知られてしまう。葛西は麻里を巻き込みたくないと話せないでいたのだった。葛藤する葛西に領は言う。「助かる方法はひとつ。真実をすべて話すことです」

状況はさらに葛西に不利に動く。警察の交通監視システムに犯行時刻あたりに、葛西の車が現場近くを通行したことが分かった。そして、家宅捜索により、葛西の机から宗田の遺体から検出された青酸カリの成分と同じものが見つかったのだ。証拠が見つかり、被疑者として送検されることになった葛西。信じられず、動く事が出来ない直人に「諦めるんですか?このままでは無実の友人を殺人犯にしてしまいますよ」と大胆不敵に言う領。すると直人は―――「お願いします!悪いのは俺です」と領に土下座する。予想外の行動に驚く中西(三宅裕司)達だったが、葛西を助けてやりたいと言う直人に「人は大切な誰かを庇うとき、真実を隠すものです」とヒントを残し、領は去っていく。

事務所に戻った領を、しおりが待っていた。「早く気づけなくて、ごめんなさい」しおりは、領の本当の姿が分かったことを告げる。そして、「もうやめてください。あなたは、本当は優しい人です」と犯行をやめるよう説得するが、領はもう止められないんだとしおりの前から姿を消してしまう。悲しみに耐えながら、しおりは直人の元を訪れた。領の犯行を止めるために捜査を手伝いたいと。直人は宗田に届いたタロットカードを出し、サイコメトリーしてもらうことに。すると、葛西と麻里が不倫していたのではという疑念が湧き起こる。直人は留置所の葛西に「嘘だと言ってくれ!」詰め寄る。しかし、目をそらす葛西の態度で、それが事実なのだと悟る直人。「お前はあの時、義姉さんと一緒にいたんだ。だから、黙ってたんだな?お前は無実だ」直人は、葛西が麻里を庇うために嘘をついているだけで宗田を殺していないと確信する。しかし、葛西は直人が麻里に事情を聞くのではないかと恐れ、「俺が宗田を殺したんだ!あの人を巻き込まないでくれ!!」と直人にすがりつく。そんな葛西を、直人は呆然と見ることしかできない。直人の頭に領の一言が過ぎる。「楽しみですね。あなたが真実を知ったとき、どんな選択をするのか」 その頃、領は英雄と母の写真に向かって呟いていた。「もうすぐ、全て終わるよ」



連れ去られた宗田でしたが、もっと簡単にささっと何らかの方法で始末つけるのかと思いきや

原始的に殴り蹴り、棒で一発の殺害方法だったようです。

大隈は見ているだけ。手下が殴るのね。そんで葛西も見ていました。

さすがに苦しい葛西はやっぱり宗田を逃がすことにしちゃった・・。

あとで面倒なことになりますよ、と大隈は捨てぜりふですが、結局宗田は葛西の手で生かされたはず。

しかしその後の典良の登場であっということになります。

一番穏やかで一見善良のかたまりのように見えて、実はちゃ~んと葛西にも復讐しています。

ごろつきの宗田をまず始末し、そして万年筆を落としていきました。これが葛西のものだったのでした。

宗田に同情するふりをしてタバコを差し出したとき、怪しい~って思ったものですがまさかそれに青酸カリ

を仕込むとは考えたものです。父親からも無能だと思われてる典良がここまでワル知恵が働くなんて。

人間は誰でも悪魔になれるものなのです。

葛西は宗田を殴り、逃がしたつもりでそのまま、車で麻里と会っていました。

最後の最後、終わったことをつげ、「おやすみなさい、奥様」と決然と言いました。

「奥様」に全てを悟った麻里は悲しげに車を後にします。これで二人は終わったのです。

芹沢の家に押しつぶされそうだった麻里を支えてくれたのが葛西。どんな理由をつけたって不倫は不倫。

でも少なくとも二人には本気の愛が存在したようです。


さて倒れていた宗田のもとに現れたのが魔王さま@領です。万年筆を確認。

そこから直人に電話したようですが、直人はただただ叫び続けています。その携帯を床に置き、

靴音を響かせて聞かせているところがなかなかです。携帯を開いたことで発信を辿り宗田発見を早く

できたのでした。魔王さまはそこまで計算したのね。


領は赤い部屋にいますが、直人に呼び出されます。

「あなたの本当の姿がわかりました」と言ってました。

ただ成瀬憎しの顔の直人。会うなり殴りつけるのでした。

「正直に言え」あんたの正体は真中英雄の兄友雄で連続殺人の犯人、雨野真実、違うか!

直ちゃん・・・すっごくバカっぽい・・・がっかりだよ・・・・もっと言い方があるでしょう・・

初めて真犯人として対面したんだよ・・・

対する魔王さまは、余裕で無表情のまま返します。

「私は真中友雄で、真犯人、雨野真実です。そういえば満足ですか?」

直ちゃん、今度はつかみかかりました。

んもう・・直ちゃん・・こんなんじゃ魔王さまに太刀打ちできないよ・・・

お前が宗田を殺したんだ。熊田さんも、洋介も池畑も、宗田も・・みんなあんたが殺したんだ。

振り返った魔王さまは

「人殺しは私ではなくあなたです・・」と返しました。

真中英雄の、そして彼の家族の人生までもあなたが一瞬にして奪ったんです。

大切な人を無残に失った悲しみ、今のあなたならわかるはずです。

領は直人に11年前のあの時の家族の苦しみを訴えてますが、ひるんでしまった直人は、

だからって人を殺していいはずないだろう・・って、アンタが先に殺したんだってば!

わかってないねえ・・・

でも、俺が目的なら俺を殺せというのは、まあまあのセリフかなあ・・。

最初にこれを伝えて魔王様に謝意を出すべきなのに、いきなり殴るんだもん・・この単細胞!・・

「私が真犯人だとおっしゃるのなら確実な証拠をもってきてください」

必ずつかまえてみせる・・VS・・早く私を捕まえてください。

二人の対決は終わりました。やっぱりまだ魔王さまに分があるねえ・・しょうがないか。

家に帰った領は赤い部屋で直人の写真に向かい「やっと会えましたね」とつぶやきました。


三宅上司が「成瀬領」と「真中友雄」が入れ替わったことを上層部に訴えますが、部下の言葉を信じるの

に証拠が必要かと反論しています。証拠主義の警察の中で、物証がないけれど確信してること。

この直人の入れ替わり説を力強く支持してくれた三宅上司がステキ。


しおりは残像を見てから傘を差し出してもらった11年前のあの日の道に立ってみました。

領が真犯人だということを少しずつ理解していきます。

なんで気づいてあげられなかったんだろう・・。



宗田の死因がわかりました。薬物によるもの。青酸カリの可能性。そして現場に落ちていた万年筆。

てっきり典良だと思っていたら葛西の名が彫られてあったのでした。

怪訝な顔をする葛西ですが、連行されて事情聴取と相成ります。

典良がしてやったりの顔。わざと万年筆をおとしていくシーンが挿入されました。

しかし芹沢は葛西を犯罪者にするなと厳命。選挙があるから身内から犯罪者がでてはまずいとのこと。

でも状況は葛西に不利。近所でも騒動の様子が筒抜けだったようですし、アリバイといったら、車の中で

麻里と話していたことですが、麻里を巻き込むわけにもいかず、誰も証言者はいないと言います。

そこに領が葛西の弁護士として登場。


直人はただ領に噛み付くだけ・・もっと言い方があるでしょうが・・・

あんたが葛西に罪をなすりつけたんだろ。何が目的だ。

言え、宗田を殺した犯人は誰だ?

「それを探すのはあなたの仕事です。葛西さんの無実を証明したければ必死で証拠を見つけてください」

うっすらと笑う領は確かに直人を挑発し逆なでするものがあります。

だからといっていきり立つだけじゃダメでしょ、直ちゃん・・・


典良に電話して領をはずしてくれと頼みますが芹沢父が決めたことだから自分で言えといわれてます。

そして葛西は無実を訴えてますが「真実を話すことだけが助かる道」だと領に諭されています。

それはそっくり直人の11年前に通じる言葉なのです。

そこに三宅上司がNシステムに車が映ったとやってきました。葛西の車だそうです。動かぬ証拠。

このままじゃ起訴されてしまう。直人は焦っていますが、葛西は何も語りません。


領は芹沢に出向いて葛西の状況を説明しています。自分は何もやってないと言ってると報告。

犯人はほかにいる。ちらっと典良を見ました。「真実は明らかになるはずです。」

ここでも皮肉を利かせていますがもちろん芹沢も典良もその意味を深く考えません。


葛西の携帯の受発信を調査。兄にかけてみると出たのは麻里。

麻里は葛西は運転手だからと説明しています。ここで麻里と葛西に結びつくなら凄いことですが・・。

そして家宅捜索。

宗田のカバンの中に麻里と典良の仲良しな写真が入っていました。典良に聞いてみますが、まずは

普通の写真だからほっとしてますが、なぜ宗田がこれを持っていたかは不明だといいます。

直人は父親から家族の縁を切り、友達との縁も切れたときつく言われてます。

上原美佐が息子さんは葛西の無実を証明したくて・・と説明しても「息子じゃない」って冷たい父親。

しかし願いも虚しく葛西の机から「青酸カリ」が出てきちゃいました。

犯人なら机に残しておくわけないでしょうにね・・。

葛西ははめられたと叫ぶ直人に三宅上司は証拠が出たからとそのまま捜査体制です。

そこにいきなり現れた領。

諦めるのですか?

葛西は黙秘中。このままだと無実の友人を殺人犯にしてしまいますよ・・。

直人は激したあまりまた殴るのか・・・というtころでしたがようやく頭を下げました。

悪いのは俺です。全部俺が悪いのです。俺以外の人間を苦しめないでください。土下座しました。

直ちゃん・・最初からこうしていれば良かったのに・・・。

領もやや軟化のように見えます。

いいんですか?真実があなたの胸を貫くことになっても。

(言い回しが古典の舞台っぽくておかしいよね・・・)

もちろん直人は二つ返事。

「人は大切な誰かをかばうとき、真実を隠すものです。それを一番わかっているのはあなたのはずでは?

あなたが真実を知ったとき、どんな選択をするのか楽しみです」


領が事務所に帰るとそこにはしおりが待っていたのでした。

あの時の傘を貸してくれた男の子が成瀬さんだとわかったという。

あなたは本当は優しい人です。

もうやめてください、友雄さん!

もちろん領はシラをきりとおします。何のことですか?と。

でもあの頃の僕はもういないんだ。もう止められないんだ・・と苦しそうな顔。


直人のところにやってきたしおり。

犯人を止めたいから手伝えることがあれば手伝うという。残像を見てみると

男女の写真があると言います。麻里と葛西が一緒の写真だと分かりました。

直人は葛西と麻里の不倫を確信。いきなり走り出すのよね・・・これさえなければ><

さて、葛西を問い詰める直人。兄貴を裏切ってないと言ってくれよ・・お前は無実だ。

お前は宗田が殺された時間、麻里さんと一緒にいたんだ・・。

もちろん葛西は否定しました。

あの人を巻き込まないでくれ。犯人は俺だ・・。頼む信じてくれ。


その頃、典良と大隈が連絡をとっています。

典良は宗田が殺された時間は九州にいることになってるからアリバイは完璧だという。

でも、山野がシャッターから出てくる典良を写真に撮っていました。


領は写真を見ています。

オーバーザレインボウが流れる部屋。

もうすぐすべてが終わるよ。

******************

魔王様と直人の対決をずっと楽しみにしていたのに大人と子供みたいな対面でがっかりでした><

まだまだ、直ちゃんは魔王さまに太刀打ちできませぬ。

初めから魔王さまは犯人とわかって見ている視聴者からしてみれば

手かせ足かせの多い直人は不利なのは百も承知ですが

それにしたって、もっと賢い話をしてほしかったなあ・・・。

でもようやく謝罪もしたし核心に迫ってきた。

犯人もわかってる。

あとは証拠。


でも本当は証拠なんてどうでもいいのです。

魔王さまも復讐することが目的じゃなくて

あの時、自分たちに落ちてきたものを同じように感じさせることに意味を持ってるのですから。

直人はそれがよくわかってるからこそ土下座もできた。

諸悪の根源はやはり芹沢父だよねえ・・・。


もう少しで終わるという領。

自分と同じ境遇においてこそ復讐完了ですが、

そのあと魔王さまはどうするでしょう?

とても生きてはいないような気がするんですけど・・・




このドラマが終わったら韓国版も見てみたいです。

本当に久しぶりの韓ドラになるわ・・

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