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01/18/2009 銭ゲバ 第1話
おそろしく暗くて重くて見たことないくらいの世界だけど、復讐モノならひきこまれそうな予感。
蒲郡風太郎(松山ケンイチ)――彼は、幼い頃から貧乏だった。母親・桃子(奥貫薫)は病弱、父親・健蔵(椎名桔平)は放蕩三昧。教科書代に、給食費すら払えない。学校ではいじめられ、馬鹿にされた。
「でも、先生……世の中には、100円のお金もない家も
あるんです」
母の切ない訴えに、何もできぬ苛立ちを抱える風太郎。
そんな窮状の中でも、父親は悪魔だった。働きもせず、そして、暴力の嵐。でも貧しくても正直に一生懸命頑張れば、絶対幸せになれる、との母の教えを信じていた小学5年生の頃の風太郎(齋藤隆成=子役)。しかし、あまりの貧乏生活ゆえ、身体を壊してしまった母は、薬を買うお金さえなく、あっけなく逝ってしまう。
「お金がないからおかあさんは死んだんだ……」

数年後、風太郎は、社会の片隅でひっそりと暮らしていた。派遣社員として工場を渡り歩く日々。そこで金に困って苦しむ男・寺田(田口トモロヲ)と出会う。
「なんのために生きてるんだろう?」
という寺田の問いかけに対し、風太郎はただ黙って不気味な笑みを返すのみ。
その目は何を想っているのか・・・。


時を同じくしてその頃、刑事の荻野聡(宮川大輔)は、とある事件を執拗に追っていた。捜査線上に浮かぶ風太郎の名前。

一方の風太郎は派遣先の三國造船の工場で、社長・三國譲次(山本圭)と一緒に工場見学をする美しい娘・緑(ミムラ)と再会する。実はふたりには、ある過去があった。そこで風太郎はある決意を固める――。
オレは美しいものが好きズラ。美しい人の心が欲しいズラ。
真実というものがあれば、命を懸けて追い求めるズラ。
だけど、人の心は美しくないズラ。人間はみんな汚く、いやらしいもんズラ。
だから、オレが信じるのは「銭」だけズラ。「銭」があればなんでも手に入るズラ。
「銭」こそ正義ズラ。「銭」があれば寂しくないズラ。



あれがいわゆる日雇い派遣というのですね。

現在の派遣切りと話題になっているものよりもっと劣悪な労働条件で集められた日雇い労働者たち。

生産調整で簡単にクビを切られ、ちょっと失敗するとその場でクビになり・・。

圧倒されるような重苦しさがありました。


そんな工場の中で孤独に黙々と働くだけの風太郎@松山ケンイチ。

クビきりにあった人@寺田に借金を申し込まれても無視し、

「一番大切なモノは何?」と聞かれても不気味に笑うだけの風太郎。

さすがにカチンと来た寺田が、風太郎の留守を狙ってみると噂どおり金があった。

畳の下に一枚ずつ並べてありました。

ありったけ詰め込んで外に出たら風太郎が待っていたというわけ。

そして取り返され、鉄パイプで殴られるという羽目になりました。

「一番大切なものは何かって?何のために生きてるかって?・・・教えてやるよ。銭ずら」

寺田は絶命寸前ですが、もう辛いことがなくなる、ありがとうと言いながらも

風太郎のことをかわいそうな奴だと言い残しています。

ちょっとカチンと来た顔の風太郎。


ここから子供時代と現在が入れ替わったりします。

母は奥貫さんでした。美人薄命というか薄幸そうな顔がなんともピタリ賞。

貧乏というけれどあれは父ちゃん@椎名桔平がみんな飲み代に使ってるからのようです。

家の金をかき集めて風太郎の新聞配達の金まで持っていってしまった。

給食費も払えないという家庭の中はこういう構図だったのね・・。

この時の争いで父親に突き飛ばされた風太郎は目に傷を負い、左頬は傷が残りました。

風太郎の子供時代は斉藤隆成くん。これがまたすっごく上手くて泣かせます。

そして「流星の絆」を思い出させるシーンが多々あります。

貧乏といじめられても洋服の汚れは野球とウソをつき、

母も風太郎にだけご飯食べさせ薬ものんだふり。

咳き込むのが気になりますが、ママのお布団で甘える風太郎が涙を誘います。

そして新聞配達の健気さにも驚かされます。

ママは貧乏でも心は気高く、正直に生きることが大事だと常に言う人でした。


話がかなり前後しますが

この新聞配達のお兄さんが唯一風太郎を可愛がってくれた人物ですが

後に撲殺してしまうということになります。

野球のバットをくれたのにそのバットで殴るとは・・・。

母が亡くなった後だっただけに風太郎も判断力が落ちていた。

殴り殺してから我に返り大泣きしているというのが子供なんだな・・。



このお兄さんの弟が刑事になり、先の風太郎の撲殺した寺田事件にかかわりますが

風太郎の名が挙がったとたんに、強い反応を示していました。

かつての兄の事件が解決しなかったのかもしれない。

犯人は風太郎だと思いつつ、疑いのまま大人になり刑事になったのかもしれません。


話は現在に戻りますが、風太郎も派遣をクビになります。

文句も言わずにそのまま去っていくしかないようです。

私物は全部持って帰るように言われていますが、残したら100%廃棄と言っていました。

風太郎は携帯ですぐに次の派遣先を探していますが、その日は無し。

のちに連絡を入れてもらうというところのようです。


ボーっと歩いていたら突然男につかまれ店に連れてこられました。

そこは食堂?

みんな風太郎と誰かを間違っているようです。似ているといわれていますが人違い。

頬の傷も海賊のようでかっこいいと言う人もいます。ここに@りょうがいました。また「流星」つながり。

何か食べていったらと言ってくれますが断り帰ろうとします。

そこでメニューに「ベラの煮付け」を見て注文しました。

ベラは母が働いていた市場で貰ってくる魚。本当に捨てられるほどの安い魚だそうです。

でもベラを食べ始めた風太郎をみんな微笑ましく見ています。妙に明るい家庭のようです。

お袋の味ってやつ・・まさにその通りで、ちゃんと代金を置いてくるところが風太郎らしい。


三國造船。これが次の派遣先。

そこで働き始め休憩していると社長の娘@緑がやってきました。

再び過去を回想です。

その娘とは強い因縁がありました。


子供の風太郎の学校帰り?に車で水しぶきをかけていったのがこの親娘。

娘の緑が出てきてあやまりすぐに風太郎を屋敷に連れて行きます。

風呂に入り、その間に服を乾かしてもらっていますが・・初対面でそこまでするのもびっくり・・

マカロンを出され、あまりのおいしさにママに持って帰ろうと思った風太郎。

ランドセルに詰めているところを見つかってしまいました。

急に態度が高圧になる緑。たかがお菓子なのに「盗もうとした」ときたもんだ・・呆れた。

そして母親まで謝りにきています。

たったのお菓子のことでそんなにも憤るものなんでしょうか・・・

「いくら貧しくても人のものを盗むのは間違ってると思います」

気持ち悪いというか・・

これは子供の言葉というよりは家庭のいや父親の考えが常にそういうところなのかもしれません。


さすがに母は悔し泣きです。

もちろん風太郎の母を思っていたこともわかっていました。

貧乏だからと蔑まれて悔しいね。人間として何も変わらないのに。悔しいね・・。

何度も何度もつぶやいていた母。


そして現在。

いつもえさを投げ与えていた猫が死んだという。仲間の猫たちが寄ってたかって殺したとか。

弱肉強食ってやつ?おばちゃんが言ってますが、風太郎は

「人間だって同じだ。弱い奴は死ぬ。俺は死なない。」

そして三國造船をみて「手に入れてやる」というのでした。

その方法とは・・・・


緑の車に体当たり・・・突然出てきた風太郎にブレーキを踏んだものの・・ぶつかった?

妹の茜も同乗してました。昔、誘ったけれど出てこなかった茜は顔に痣があります。

それを気にして人前には出たくないという様子が見て取れますが

緑はそういう気持ちを慮るような子ではないようです。

それはかつての盗み事件でもよくわかる緑の性格でした。


風太郎は夢の中で泣いていました。

母親は咳き込み死にました。医者を呼びに行ったものの間に合わなかった。

母の遺骨を前に金があれば死ななかったと結論に至ります。

養護施設から抜け出した風太郎は酔いどれのオヤジのサイフに手をつけました。

しかしそれを見ていたのが新聞のお兄さん。

返しにいこうと言ってくれますが風太郎は逆にお兄さんを持っていたバットで殴ります。

散々殴り動かなくなったお兄さん。

僕はお金が欲しいんだ。お金があればお母さん死ななかった・・・。

我に返ったように泣き出す風太郎でした。

このお兄さんの弟が刑事になったのです・・今も風太郎を追っているかもしれません。


そして目覚めた風太郎ですが、そこは緑の屋敷?

緑が謝りますが、

悪いのは僕ですから・・

爽やかに笑ってみせた風太郎。そして

「ひょっとして緑さんですか?」


**********************

母が悔しく死んでいったのは貧乏だからと結論付けた風太郎。

金持ちの象徴で最も簡単な敵はあの緑だったというわけ。

恐らく緑には罪の意識などこれっぽちもなく、風太郎の勝手な被害意識だけで

これから風太郎の復讐のターゲットになりそうです。


でも・・なぜか風太郎の気持ちに十分同化してみてしまうのです。

風太郎目線で描いてるからもちろんなのですけどね。


まずは三國造船をのっとってやる。

その手腕を見てみたいですね・・これはちょっと楽しみです。


そして手にしたあとの虚しさもきっとわかる気がします。

それでも復讐をつい応援してしまうところがあるんですわ・・・。

重苦しいと思ってましたが、これは面白そうな予感。

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