土日はテレビ三昧で忙しかったです。
「天地人」

戦が始まりまして、正直あんまり戦いのシーンは好きじゃなくて

しかもどっちが敵味方かもわからないので盛り上がりませんでした。すまぬ。

しかし、この中で兼続@妻夫木聡が情けをかけてしまうシーンがあり

ここから将来の姿が発露していたようです。

敵の男も落としたものが母からもらったお守り(櫛)だったので

兼続も以前の櫛を思い出したこともあり、

とどめを刺せというシーンでしたが、『見逃してくれ』と言われては刺せず、逃がしてしまいました。

これは散々腰抜け呼ばわりされてしまうのですが

本人は気にしていながらも飄々とした顔で

実はあまり気に病んでもいなかったのかもしれません。

しかし、敵の戦死者が陣地のなかで筵に寝かされていますが

地面に見覚えのある櫛が落ちていてめくってみてみたらその人がいました。

暗澹とした気持ちになります。

戦うのが当たり前だった時代なのでしょうが

せっかく助けたつもりなのに運命はこういうものでした。

相手にも家族がいる。母がいる・・そう思い始めたらやたらに戦にも入れない気持ちです。



今週のもう一つのエピですが、

影虎組の兵隊が拾った犬に「喜平次」と名づけて棒でつついてはいじめていますが

さすがにそれは兼続の上司@景勝の幼名なので怒りが沸騰してしまいます。

謝れという兼続でしたが、とうとう相手と戦ってしまいました。

本気で戦ったら実はすごい兼続でしたが、留めのひと付きをする瞬間に止めが入りました。

今回は2度も失態をおかした兼続でした。

謙信@阿部寛に呼ばれてしまいますが

そこに景勝がつきそい代わりに謝っています。

部下の不始末は自分が責任を負うという姿にますます兼続はほれ込んでいきます。

さて、兼続は新潟に帰ることになりました。

まだ気持ちの定まらぬ兼続ゆえ戦よりも国で少し考えてもいいという判断でしょうか。

謙信は兼続が味方を切りつけようとしたことが残念でたまらないというのでしたが

とにかく戦場よりも家にいた方が絶対にいいことに違いないのでした。


さて、お船はいよいよ見合い相手が決まりますが

顔が険しいままでちっとも嬉しくないようです。

だってお船は兼続が好きみたいだしね・・。

ほぼ家の勢力図を広げるための結婚みたいなものですから

恋愛結婚ができていたかちょっとわかりかねます。

そんなわけでこの先が心配です。


「警官の血」

これは2時間半ずつの連夜オンエアでとっても長かったのですが

しかし見ごたえがありました。すっごく面白かった・・・

何よりも椎名桔平さんの怪演が光ってました。

てか、裏の銭ゲバでも同じようにしょうもない父ちゃんを演じてますので

どっちもどっちでダブっていたのがもったいなかったです。



安城家の清二@江口洋介

その息子の民雄@吉岡秀隆

孫の和也@伊藤英明

3代に渡る警官の物語。


潜入捜査、スパイ、逆スパイなど、表ざたに出来ない捜査様式がテーマですか。


戦後間もない混乱期に清二は警察官募集の新聞記事で応募し見事に採用されたようですが

その時の同期が早瀬@椎名桔平でした。

早瀬こそ激戦のフィリピン、レイテ戦より生きて帰ったという強運の持ち主ですが

心が壊れたままの帰国でした。

しかしその異常性は誰にも指摘されず、

累々と警察の公安で生き延びてきています。


殺人事件が2件起きますがクビに腕を回して横にがくんと倒すようにして殺されています。

早瀬の仕業ですがうやむやになり消えていった事件でした。

事件を調べた清二も早瀬の手で殺されています。


その息子、民雄は父の跡を継ぎ、高卒で警官になったようですが

大学への潜入捜査、スパイを命じられます。

北海道大学に入学できるほどの頭脳の持ち主だった民雄ですが

そのころの学生運動の動きを逐一報告するスパイとなりました。

これにより、仕事と仲間との狭間で心が崩壊してしまいます。

結婚したものの、目が据わり始めると突然妻に暴力をふるうという苦しみのなかで生きています。

弱い心に忍び込んできたのが早瀬。

ようやく立ち直り、のどかな駐在所生活を送る民雄に学生運動のスパイのころの出来事を話します。

ある夜の一線を越えた出来事により、その相手の女性は4歳の子供を道連れに心中したとのこと。

平穏が戻ったはずの民雄でしたが、過去がフラッシュしてしまいます。

そこに入ってきた事件の情報によるとシャブ中ヤクザが4歳の子を人質にしているというもの。

「4才」に反応して飛び込んでいき、そして銃で撃たれまくり死亡。

殉職という美談になりますが、民雄自身は長い間の苦しみから解放されたようです。


その息子が和也。

上司@佐藤浩市の内部捜査を任されます。

マル暴担当の佐藤浩市はやくざに混ざると見事にヤクザに見えます。

刑事は担当する相手に似てくるといってましたがまさにその通りです。

その佐藤がヤクザ連中と癒着して自分の利益に取り込んでるという噂があり

それを内偵するのが仕事でした。

数日過ごしますが尻尾を出さない佐藤です。

でも、和也の恋人@栗山千明を寝取られて、それからの和也は変わっていきます。

そして摘発となるのですが、いつのまにか和也も同じことをしていました。

ミイラ取りがミイラというまさにその通り。


やがて大きな山をつかみ立ち向かうのですが大事の前の小事で逮捕されそうになります。

そこで早瀬の過去を暴きだし、ボイスレコーダーに録音。

この二人の対決はなかなか良かった。

早瀬は戦争に少尉として出兵していますがみんな死んでいくところで陣頭指揮も執らねばならず

プレッシャーは大変なもの。

そこで覚えた男娼の味とかいろいろありましたが、

ここで二重スパイだったその男娼の正体を知り、例の首に手を回した絞殺で殺してしまいます。

すでに人を殺すことに鈍感になっていますが積み重ねで人間の感情はなくなっています。

帰国してからも数々の殺人を続け、祖父の清二のことも話の中に出ています。

民雄の件もこともなげに話しますがここに和也の仕掛けた罠がありました。

それでも事件は既に時効であり誰にも裁けないと嘯きますが

罪は一生罪だといいおいて出て行く和也です。


そして早瀬の息子がキャリアですが、このボイスレコーダーを元に脅しをかけます。

企業の何十億の山があり、そのために小事を見逃してもらうという条件を

父親@早瀬の告発が残っている以上飲まざるを得ません。

こうして、和也は大事件を摘発。


早瀬は自分の心が壊れたことを誰にも謝罪してもらってないと叫びますが

戦争から生きて戻った人たちは本当に数少なくひっそりと口をつぐんで生きているようです。


清二が戦争に負けたのは融通の利かない上官がいたからだと叫びましたが

同じように、しごきしごかれた事実は双方決して忘れることもできず

心が崩壊していくのもやむなしだったかもしれません。


そんな重苦しい歴史を底にはべらせて

警官の血は三代、続きました。

和也の結婚相手は寺島しのぶでしたがそのあと子供が生まれたかどうかはわかりません。


とにかく見ごたえがありました。





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