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死んで償ってほしい・・かぁ・・遺族感情そのものなんですね。でもきっとココロは晴れないよね・・。
事件現場に花を供えているさつき(稲森いずみ)の姿を偶然見てしまった美帆子(川島海荷)は、秀昭(佐野史郎)と聖子(板谷由夏)にそのことを話そうとするが、事件のことから立ち直ろうとしている二人を思い、なかなか言い出せずにいた。そして家族の再生を願う美帆子は、花や供え物でいっぱいの事件現場を元の状態に戻そうと提案し、秀昭もその提案を受け入れる。しかし、供え物の中にさつきが手向けた花があることを知った聖子は、複雑な気持ちになる。

一方さつきは、富田(田中美佐子)から「償いは、扉を叩き続けることだ」と言われ、受け取ってもらえなかった謝罪の手紙を前に、和彦(山本太郎)とともに前に進むことを改めて決意する。


その後さつきは昨年の9月頃、智也(嘉数一星)が雨も降っていないのにびしょ濡れになって帰ってきたことを思い出す。それは智也の様子が変わり始めた時期と一致していた。

さつきはエリ(猫背椿)のところへ行き、娘の遥(野口真緒)にその頃智也のことで何か変わったことがなかったかとたずねると、ある時智也が奇妙な行動をとっていたことを聞かされる。その話を聞いた富田は、半年前におこったある別の事件と智也の奇妙な行動とに意外な結びつきがあることに気づく・・・


富田から扉をたたき続けるのみと言われてさつきは今日も事件現場におまいりにいきますが

その様子を美帆子に見られていました。

美帆子の苦渋の顔が上手すぎ~。

二人はすれ違いますが何も知らないさつきはすら~っと通り過ぎます。

振り返る美帆子の顔が歪みました。


赤ちゃんを抱っこしたポスターに過剰反応した智也ですが、

何か関係があると調査官の二人は判断しています。


聖子はさつきの顔を知らないですが美帆子は見ているわけでどんな人だったかと聞いてしまいます。

美帆子も言いにくいわけで渋ってますがそこで我にかえる聖子。

なかなかキヨタンから離れることはできません。


手紙を付き返された野口家ですが、自分たちが逆だったら同じだったと相手に思いをはせます。

でも前に進むしかないことを二人で改めて誓います。

今やれることは償いをすること。どうすればいいのか具体的にはわかりませんが

仕事をがんばるしかないとさつきはいいました。

しかし太郎パパは会社に辞表を提出。同僚に託しますがこの同僚もあっさりしたもので

寂しさを禁じ得ません。

その後、別の会社のヘッドハンティングに応じて面談まで漕ぎ着けますが

話もせず、いきなりなかったことにされていました。


さつきはこどもたちが噴水で遊んでるところを見て、

智也がびしょぬれで帰ってきた9月のある日を思い出しました。

育児の掲示板サイトは子育てがきついさつきには息抜きだったようですが

智也の帰宅でそれが終わりになるのでややがっかりというところだそうです。

そのときに帰ってきた智也がびっしょりぬれていたので叱り飛ばして着替えさせたことがありました。


さっそく富田に報告。

さつきは自分でも花屋の友人に智也が噴水でぬれた日のことをしらないか探っていますが

娘が噴水に狂ったように入り込む智也を目撃していました。


小沢家では美帆子が再びさつきを見たこともあって

佐野パパに現場の花などの供養品を取り払ってほしいといいます。

せっかくキヨタンのことが少しずつ思い出に変っていこうという時に波風を立てられるといいます。

聖子はドア越しに聞いてすぐに現場へいきました。

花を見て相手の気持ちも少し理解しはじめています。

その人はどんな気持ちでここに・・・

美帆子は思い切り花を投げ捨てますが、佐野パパもキヨタンは自分たちの中に生きているから

前向きになろうと家族をまとめています。


9月のとある日に鐘つきばあさんというホームレスがいたことをさつきに報告する富田。

さつきは思い出しました。

そのころ、智也の手をひくさつきがいますが、

橋下にホームレスのおばあさんが子供達相手にケンカしている様子が見え

決して近付かないように指きりして約束させました。


おばあさんの読経の声が聞こえた智也は様子をうかがって笛を落としてしまいますが

その笛を直してくれたことがきっかけで、通うようになりました。


富田と面談する智也ですが去年の9月のことを聞かれています。

智也はお母さんとの約束を守らずに行ってはいけないところに行ったことが苦しみの元だったようです。

おばあちゃんは智也そっくりの息子を亡くしたそうで毎日来て欲しいと言ったそうですが

笛を直してくれたので御礼に笛を吹いてあげたり、

カブトムシなどの昆虫の話をしてあげたのですが、

途中から錯乱して自分の息子と混同して智也に抱きつき一緒に暮らそうと迫ったのでした。

さすがに智也も驚いて飛び出し、そのまま噴水に飛び込んだのでした。

しかし大泣きする智也を抱きしめて背中をさする富田が母親のようです。

さつきに一部始終を報告した富田ですがさつきは原因が自分にあったことを知り愕然とします。

頭ごなしに叱ったから・・・

さつきは智也がママの言いつけを守らなかったことに深い後悔と苦しみを感じているときかされました。

あの時、気づいてあげられなかったということをさつきも強く悔います。

富田はその日を境に智也はさつきに心を閉ざしたのかもしれないと言うのでした。

さつきは自分を責めますが富田は誰も気づけないことだと慰めています。

さつきは泣きながら智也を抱きしめたいと激しく訴えますが阻止されていました。


智也も食事の時間になっても放心したままです。

このびしょぬれの件と清貴くん殺害は関連するのかまだ不明です。


太郎とうちゃんもその報告を受けてしょんぼりしていますが

なぜそのホームレスのおばあちゃんのところに智也が通い続けたのか理由がわからないといいました。


そして現場の供養の品々が撤去されました。

皆忘れても自分たちが忘れないというママです。

キヨタン、おうちに帰ろうね・・声をかけますが泣いてしまいます。

その後も仏壇に向かって泣いているママですが、

少しずつママに戻ってもらおうというパパです。


さつきの妹は婚約者と会いますが、幸せいっぱいです。

彼は今度両親に会ってほしいと言いました。


さつきは浦和の老人ホームまでおばあちゃんに会いにきました。

あのときの智也の様子を聞きます。

あんないい子を持っているお母さんが羨ましかったと言ってくれてます。

智也がどうして通うようになったのか聞いてみると

壊れた笛を直してあげたから御礼に笛を吹いてくれたと話してくれました。

昆虫が好きだと聞いて、図鑑を見つけてきて智也の説明を聞いてあげたようです。

いつもニコニコして聞いてくれたというのが智也には嬉しかったのでした。

さつきがありがとうとお礼を言いました。

智也に優しくしてくれて・・・母親の私がやらなければいけないことだったのに・・。


おつかいに出た美帆子はあの現場に花をささげるさつきを目撃。

やめて!

犯人の親なんかに弟は会いたくないっていってるの。

はっとしたさつきは思わず手を突いて土下座です。

あの子があんなことをしてしまったのは私のせいです。

だから私が殺したようなものです。

「だったら償ってよ。あんたが死んでみれば」


*****


美帆子の憤りがさつきに向けられました。

そう言うしか気持ちの吐け口がないですもんね。

実際、さつきは死んで償おうと思ってるところもあるでしょうが

智也のためにも生き抜かないといけないと踏みとどまる部分もあるはず。

しかしこれで「死」への誘惑が湧いてきたらどうするんでしょう・・・


しかし、太郎父ちゃんの次の会社もイジワルでした・・。

社会の目は家族もみな連帯責任なのね。

こうなったらどうやって生活していいやらですよね・・・。

「補償」のことも出てきましたがこの分だと補償だってできないでしょう?


こんな展開のなかで

聖子だけがキヨタンを求め泣きながらも

さつきに対して同じ母親という共通したものを感じているようです。

一歩違えば立場も違っていたかもしれない。

そんな危うさが理解できるのは母親だからかもしれません。



智也の奇妙な行動が解明されました。

ママとの約束を破っておばあちゃんのところに通ったのは

大好きな昆虫の話を聞いてもらえたからのようです。

しかしそのことで大きく自分を苦しめていたのも子供らしい点です。

おばあちゃんもたまたま智也によく似た子を亡くしたわけで

いろんな偶然が作用しています。

でもまだ清貴くん殺害のところまではいきません。

この話もひっぱりますね。



事件を機に家族がまとまろうとしていますが

どちらも失うものが大きすぎたのが悲しいです。


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