耐震のための工夫が興味深かったです。
■8坪という狭さで、母親と娘夫婦の3人で同居できない
■風呂場が無く、ずっと銭湯通いを続けている
■台所が2畳ほどしかなく、冷蔵庫が収まらない
■トイレが便器をまたいでしか立てないほどの狭さ
■家の外の洗濯機を使うのに台所からホースで水を引いている
■物干し場へは、急勾配の階段を上り、更に70cmの段差を越える必要が



今週は8坪の家に娘さん夫婦が同居するということで親子3人の2世帯ということになりますが

築70年の古さとお風呂のない家でした。

あと2軒が繋がっている長屋作りだったのも建て直しじゃなくリフォームにしたポイントでしょうか。


先々週は6坪の家に6人家族でしたがスキップフロアーにして面積を広げたという工夫がありましたが

今週は面積はそのままです。

間取りを見ていると非常にシンプル(!)で玄関を入ると見える居間が全てという鈴木家でした。

リフォーム費用は1200万。

この課題を引き受けた匠は本間貴史さん。


いつものように全部壁から床から剥がしていきます。

まず壁を共通して二軒隣り合っているために強度のモンダイがありました。

壁に筋交いを斜めに打ち付けますが

その柱の真ん中辺りでカットしまして耐震用の金具を打ち付けたのがとっても面白かったです。

揺れを吸収し逃がすというのでしょうか。

遊び分を出しているんですね。制震金具というのかな。

そして角のところにも扇形の発砲スチロールでその揺れ分を吸収できるようにしていました。

マンションの免震構造だとゴムを入れたりする工夫がありますが

それと似ています。


床は床板一枚だったのでそこからの隙間風がとっても寒かった鈴木家でした。

この床に断熱材をしきセメントを流して基礎を作りましたが

そのコンクリの中に棒状の金具をたくさん通しています。

これは夜間電気で温めて蓄熱して家全体を温めるという方式だそうです。

床暖房とも違うのね。床下暖房だそうです。

でも床がじんわりあたたかいとぬくもりが感じられますよね。


間取りを見てみますと物置になっている箇所や玄関の広さなどがありますが、その部分を

お風呂にしています。玄関は狭くなりましたが十分です。

お風呂はユニットじゃなくてタイルを張り、作ったのですね。

2畳ほどの台所をつぶしてリビングにし、キッチンスペースをとりカウンターを作りつけ。

以前の台所の部分をお母さんの個室にしました。

1階はこれで完了。

2階は一部屋と物置でしたが広く一部屋にしまして、クローゼットの家具を移動することで

二部屋に分けられるようにしました。

将来子供ができたときのための柔軟な対応です。

あと、屋根裏をロフトスペースにしています。


洗面所がなく台所でその用を済ませていましたが

お風呂場に洗面スペースを作りました。

これがまた工夫で可動式です。

お風呂を使用するときはステンレスの四角い箱型スペースを壁にくっつけて立てておき、鏡となります。

そして洗面所として使うときはワンタッチで倒しています。

その上部にシャワーがありまして洗面として使うときは下に持ってくることもでき

柔軟にどちらにも使えるようにした工夫がすばらしい。

頭がいいですねえ~。

それまでずっと銭湯に通っておられたそうですから

お風呂ができて嬉しいでしょうね。

しかも洗面所との兼用というスペースの活用度も見事です。


*****


相変わらず狭さを強調したりとさほどでもないような気もしましたけれど

今回は蓄熱床下暖房が良かったです。

一年を通して冷房が必要なのはほんの三ヶ月程度ですが

暖房は6ヶ月は使いますからまず暖かい家が一番です。

家全体を温める蓄熱というのがとっても興味深かったです。

どの程度暖かいのかはわかりませんし他に暖房は不要なのかも説明がなかったですが

面白い仕掛けでしたね。


そしてステンレスのちりとり型が上手い!

収納式の洗面台という工夫が楽しかったです。

そういえば階段も収納にしてましたが一段ずつの引き出しという方式ではなく

下5段をひとまとめに移動させて中を収納にしていました。

収納もいろいろと工夫ですね。


今週もお見事でした!




Secret

TrackBackURL
→http://eri0309.blog98.fc2.com/tb.php/984-c337b669