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工業デザイナーの川崎和男さんをお迎えしたカンブリア宮殿。
サラ・ペイリンの眼鏡が知的でかっこいい!

いかにもできる人を演出しています。

縁なしで四角のデザインですが、これが川崎さんのデザインでした。

ペイリン氏を見てるんじゃなくてめがねを見てるというくらいに

このめがねが注目されて売れまくったそうです。

部品を減らして軽量化に成功したのも関係しています。

川崎さんが登場したとき、デザイナーというだけあって

ダンディでかっこいいと思いましたわ。

髪もふさふさだし、イケメンだしね。今年還暦だというのが信じられなかった。

デザイナーとしての矜持が老けさせないのね。



金沢美術工芸大学を卒業後東芝に入社。

そのときはオーディオのデザインをしたのですが

形がかっこよくて若者をとらえたということです。

その後、タクシーにのってるとき酔っ払いの車に追突されて

脊椎損傷により車椅子を余儀なくされました。

医者から歩けないと宣告されても

それはそれで受け止めることができたというのがすごい人。

確固たる自分の世界、能力を持っていたから

自分に自信があったというのが大きいでしょうね。


いろんなデザインを手がけていますが

事故後に郷里での療養を勧められた川崎さんは

福井に帰ってそこで地元の伝統工芸に力を発揮しました。

それが「越前打刃物」

それまで鋼の両サイドを鉄で包み込むようにしていた包丁でしたが

ステンレスの素材で作ったり、デザインを考えたりして

廃れていた福井の金物が一気に売り上げを伸ばしたということです。


また石川県の「ナナオ」ではパソコンモニターやテレビのデザインを担当。

中小メーカーだったそうですが

150億から900億に売り上げが飛躍!すごい!!

デザインというのは大きいですね。

家具屋さんの展示場にテレビをおいてあると家具と同時にテレビも売れるという効果。

電気屋で買うんじゃなくて家具屋で買うというのが受けます。


デザイン界の喧嘩師と呼ばれているそうで

そのくらい妥協を許さない厳しい目もあります。


川崎さん自身が使用する車椅子は長い間座り続けることを考慮したデザインでしたが

ニューヨーク近代美術館に収蔵されているそうです。

村上さんが座ってみましたがクッションの部分が違うのだそうです。

見たところだと無数の突起がクッションとなっているようでした。

床ずれを作らないという人間工学なんですね。

チタンの溶接が難しくてかなり勉強したとも言っていました。


医学博士号も取得。

なんと人工心臓までデザインしてしまいました。

凄い能力の人です!!

ヤギの心臓で今、試験中ですが500日以上の生存を確認しているところです。


*****

今週のカンブリアはデザイナーですが

今までの経営者とは違う視点で見られて興味深いものがありました。


デザインは人が表れます。

デザインする対象を徹底的に調べ勉強し、そこからデザインに入る人です。

だからなのか川崎さんのデザインは「知」が満ちているところがあって

それが人の心を掴むのでしょうねえ。

ナナオのテレビが売れたと聞いてやっぱり人はデザインとか見た目とか

惹かれるというのは本当だと思いました。


しかし車椅子生活をしていて不便でしょうが

それを逆に自分のものにしているところがすばらしいです。




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